東日本大震災

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両陛下お見舞い 「励みに」「元気いただいた」 本県の避難者感動

避難所の東京武道館で被災者を励まされる天皇、皇后両陛下=30日午後、東京都足立区(代表撮影)

 30日に東京都足立区の東京武道館で天皇、皇后両陛下のお見舞いを受けた本県の避難者は「励みになった」「元気をいただいた」と話し、避難所生活の疲れが癒やされたようだった。
 いわき市の無職岡崎三男さん(80)は皇后さまと握手し、涙を抑えることができなかった。「自分のために膝をつき、『お変わりはないですか』と声を掛けていただいた。前向きな気持ちになれた」と感激していた。
 夫が仕事でいわき市に残り、子ども二人と避難しているパート社員金丸直美さん(43)は天皇陛下に「頑張ってくださいね」と励まされた。「返事をしようとしたが、緊張のために言葉が出なかった」と振り返り、「今後の励みになりました」と子どもに視線を向けた。一緒にいた同市のパート社員遠藤牧子さん(45)も「優しい言葉をいただき、元気をもらった」と話したが、近くのテレビで原発事故のニュースが流れると「できれば避難所以外の場所でお会いしたかった」とつぶやいた。
 皇后さまは、移動中の廊下で生後十カ月の赤ちゃんを抱いていた広野町の主婦(56)を見掛けると、歩み寄って「ミルクや水は間に合っていますか」と親身になって心配されたという。この主婦は「孫が泣かないように大部屋の外にいましたが、私たちにも気遣ってくださり感動しました」と笑みを浮かべていた。
 東京武道館には30日午後3時現在で121世帯の282人が避難している。このうち9割の約260人が本県の避難者で、市町村別はいわき市が約140人、双葉郡が約60人、南相馬市が約30人などとなっている。

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