東日本大震災

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国の初動態勢、後手に 県原子力発電所所在町協議会長 遠藤勝也富岡町長に聞く

原発事故の一刻も早い終息を求める遠藤町長

 県原子力発電所所在町協議会長の遠藤勝也富岡町長は28日、東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故や町民への思いなどついて語った。
 −原発事故の対応をどう思うか。
 「原発の安全確保は国に全責任があり、諸外国では国が集中管理していることが多い。だが、日本では企業に依存する部分が多かった。このような土壌で、今回の事故に対する初動態勢が後手後手に回った印象は否めない」  −今後に関する要望は。
 「原発に関しては想定外のことも想定すべきであり、今回の津波への対策もあるべきだった。避難の際も、国の迅速で適切な指示はなく、原子力防災訓練もまったく生かされなかった。あまりにも大きな犠牲だが、これらを教訓に一刻も早く事故が終息に向かうよう、国に対応してもらいたい」  −情報提供に関する不満は大きい。
 「事業者と国の連携が機能しておらず情報が十分に伝わっていない。もっと分かりやすく正確にスピーディーにしてほしい。本県産農作物の風評被害を食い止めるよう、政治家の会見やコメントも慎重にしてもらいたい」  −避難生活も20日近くなった。
 「教育や医療、雇用など町民からさまざまな不安の声が上がっている。農家や商工業者に対するものを含め、国には補償を明確に示してほしい。帰宅できない間の町の治安維持もお願いしたい」  −町民へのメッセージを。
 「全町民に今後の対応策などを、ホームページを通じて知らせるように努める。最終目標はできるだけ早く富岡に帰り、町を再建すること。希望を持って頑張りましょう」

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