東日本大震災

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「滝桜」観光対応を中止 三春町、観桜料徴収など取りやめ

地震後、遊歩道整備がストップしている三春滝桜周辺=26日午後5時30分ごろ

 東日本大震災を受け三春町は26日までに、今春の国指定天然記念物「三春滝桜」の観光への対応を中止することを決めた。周辺に関所は設けず、観桜はできるが、観桜料の徴収などは取りやめる。
 町観光協会によると、地震による「三春滝桜」への直接的な被害はなかったが、原発トラブルの長期化や観光シーズン中の東北新幹線再開の見込みが立たないこと、町内の避難者対応などのため町の受け入れ態勢が整わないことなどから、観光対応を行わないという。
 中止するのは、滝桜観桜客一人当たり300円の観桜料徴収の他、JR三春駅から滝桜や町内の桜の名所などを巡る臨時バス滝桜号と無料シャトルバスの運行、夜間ライトアップなど。
 町は滝桜周囲の遊歩道を整備していたが、震災後工事はストップしている。今後も工事完成の見通しが立たないため、路面が一部不良のままになる。シーズン中は、周辺に注意を呼び掛ける看板などを設置する予定。仮設トイレは最小限に設置し、周辺駐車場は利用できる。幕田勝寿町観光協会長は「受け入れ態勢は十分にできないが、観桜はできる。樹齢千年以上の滝桜でも今回ほどの震災は体験したことはないと思うが、見事なシダレザクラを開花させてほしい」と話している。

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