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出荷自粛外の本県農産物 東京で引き受け 石原都知事

県災害対策本部を訪れ、佐藤知事の出迎えを受ける石原都知事=24日午後1時18分ごろ

 福島第一原発事故で本県の野菜が摂取制限や出荷停止の指示を受けた問題で、東京都は出荷自粛の対象外となっている農産物については県とJAと調整の上、東京都の市場で引き受けることにした。25日、福島市の県災害対策本部を訪れた東京都の石原慎太郎知事が佐藤雄平知事に約束した。
 石原氏は佐藤知事との会談後、報道陣の質問に答えた。本県をはじめ、群馬、栃木、茨城四県の農産物の一部が出荷を控えるよう政府から指示があったことについて「政府のやり方は乱暴」と指摘。対象となっていないネギやトマト、キュウリなどの農産物を各県知事の判断で出荷すれば「責任を持って引き受ける」と述べた。
 佐藤知事は東京都が本県産農産物を引き受けることについて、「正確な情報を提供し、出荷する態勢を取っていく」との考えを示した。
 石原氏は今回の福島第一原発の事故について「私は原発推進論者」として「資源のない日本で原発を閉ざしてしまったら日本の経済は成り立たない。十メートルの津波やマグニチュード9など誰も想像できなかった。原発を冷静にとらえるべき」と述べた。
 一方で、東京電力の対応については「(後のことを考えて真水を注入するのではなく)はじめから海水を注入すべきだった」と批判した。
 さらに、「(原発先進国は)政府が原発を直轄するシステムを取っている」と国が管理すべきと主張した。

■「福島には恩がある」
 東日本大震災を「天罰だ」とした発言についての質問に対し、石原氏は「文章の前後を切り取って使うべきではない。福島に罪はない」と説明した。さらに「福島には大きな恩がある。東京の経済や生活は福島の電力で成り立っている。震災、原発と多くのものを背負わされた県は他にない。できるだけのことをやる」と強調した。

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