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住民から不安の声 飯舘で計画的避難説明会

計画避難説明会で質問する住民=29日午前10時ごろ、飯舘村・小宮コミュニティセンター

 5月下旬をめどに避難を求められている川俣、飯舘の2町村は29日、住民への説明会を開いた。住民からは避難先の家賃やペット、家畜に関する質問が相次いだ。
 「避難は仕方ないが、補償はどうなるんだ」。飯舘村の全20行政区ごとに開かれた説明会では、村民から不安の声が上がった。
 住民約100人が出席した小宮地区の説明会で、菅野典雄村長が(1)乳幼児・妊産婦がいる世帯(約80世帯)(2)18歳未満の子どもがいる世帯(約400世帯)(3)放射線量が高い地区(比曽、長泥、蕨平の約220世帯)を優先することを説明した。
 さまざまな事情を抱える村民からは「農機具などの盗難が心配」「犬を連れて行きたい」「猫に餌を与えに来ていいか」「牛の移動はどうする」「国営プロジェクトで仕事をつくってほしい」など多くの質問が出された。
 菅野村長は家畜について「村から避難させてほしい。県外や福島市の吾妻高原牧場も候補」と述べ、関係機関に協力を求めることを強調した。さらに「国が補償金額を提示しないのは無責任」と国を批判した。村民からは「頑張れ」と支援の声が上がった。
 菅野村長は福島市や二本松市にアパート、旅館・ホテル、公的施設合わせて約2700人の避難先を確保したこと、28日に県に約500戸の仮設住宅建設を要望したことも説明した。避難時期については「連休中にも猪苗代町のホテルなどに避難できる体制を整えたが、村民が仕事を続けられるかが心配だ」と話した。終了後は、村民1人3万円の村独自の見舞金を手渡した。

カテゴリー:福島第一原発事故

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