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飯舘村長、川俣町長インタビュー 短期で実施、困難 菅野飯舘村長 古川川俣町長

 計画的避難区域の指定を受け、村全域が指定された飯舘村の菅野典雄村長と、山木屋地区が対象となった川俣町の古川道郎町長は22日、福島民報社のインタビューに応じ、現状や今後の対応などを語った。

■菅野飯舘村長村民を守りたい
 −計画的避難区域に指定された。

 「いよいよという思いだ。村は避難について多くの提言を政府にしているが、答えが発表内容に入らなかったのが残念だ。今後の対応を求めたい」
 −一カ月程度という期間をどう思うか。

 「村内には牛などの家畜がたくさんいるため、一カ月では避難は難しい。実態に即した対応が必要だ」
 −村民の避難先確保は進んでいるのか。

 「先行して他の自治体の住民が避難しているため、避難所が残っていない。確保のめどが全く立たないのが実情だ」
 −「日本で最も美しい村」を目指したが。

 「『までいの心』で村を必死に育ててきた。それが一瞬の原発事故で崩れていく。ただただ、悔しくてならない」
 −今後の決意を。

 「村を再生させなければならない。ギブアップはしない。村民の協力を信じている。国にも、生命を守ることはもちろん、暮らしを支えられる心の通った政治を求めていく」

■古川川俣町長政府対応求める
 −震災後一カ月余りで計画的避難区域に指定された。

 「山木屋地区の放射線量は日々減少している。こうした状況での指定に対し、やりきれない思いはある」
 −現在までの町の対応は。

 「山木屋地区の子どもは町内の別な地区の学校に通学させ、町合宿所を宿泊に使ってもらっている。妊婦や乳幼児がいる家庭には町営住宅などをあっせんし、高齢者を受け入れる介護施設などの準備も整えた。来週は地区内で住民説明会を開き、要望などを聞く」
 −どのような形で避難を進めるのか。

 「町内の仮設住宅やアパートなどに避難してもらう。しかし、町内に空き部屋は少なく、要望している400戸の仮設住宅は着工にも至っていない」
 −期間内に避難できるのか。

 「一カ月程度では難しい。政府には町の実情に即したきめ細やかな対応を求めている。政府と協議しながら避難計画をつくる必要がある」

カテゴリー:福島第一原発事故

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