東日本大震災

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藤倉ゴムが船引の仮工場で操業へ

 福島第一原発事故による警戒区域内の福島県南相馬市小高区に小高工場を置く藤倉ゴム工業は田村市船引町のデンソー東日本の工場を借り受け、仮工場として操業する。期間は5月下旬から1年程度の見通し。両社が28日に発表した。
 藤倉ゴム工業の小高工場は自動車エンジンや配管などの住宅設備に使う工業用ゴムを製造していた。原発から約11キロにあり、避難指示区域に入った3月12日以降は立ち入れなくなっていた。代替工場を確保するまで一時的に田村市の工場を借り、小高工場で扱っていたゴム練り、加硫などの工程を移す。
 仮工場には小高工場の従業員約110人の一部や、閉鎖予定の大宮工場の人員など約100人を配置する。
 デンソー東日本は操業開始時期を5月上旬としていたが、震災の影響で延期。従業員約90人は現在、愛知県の工場に勤めている。
 藤倉ゴム工業は「自動車メーカーや仮設住宅関連企業の要望に応えるための措置」、デンソーは「被災地の産業復興に貢献したい。デンソー東日本は国内の重要生産拠点との位置づけは変わらず、カーエアコンの生産時期は早急に検討する」としている。

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