東日本大震災

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紛争審で松本副知事、本県状況を説明

 原子力損害賠償紛争審査会では、松本友作副知事が福島県の状況を委員に説明した。損害は原発周辺地域に限らず広範囲で生じていることを強調し、実態に応じた賠償を早急に実施すべきと訴えた。
 住民の避難状況や農林水産物の出荷制限による影響などを報告した。その中で「農家は避難しても自分の田畑を耕したいと思っている」などと避難者の気持ちを代弁。人的な風評被害の問題も取り上げ、「精神的苦痛という災害もある」と現状を伝えた。
 児童、生徒の学校生活を萎縮させるなど、災害が多岐にわたる点にも言及。土壌汚染など解決に時間を要する問題とともに「現状だけで補償範囲を決めず、長期的な視点も勘案してほしい」と述べた。最後に補償のスケジュールを早急に示すよう要望した。
 委員から「段階的に補償する場合、何を優先すべきか」と尋ねられ、「第一義的には避難所にいる人。農林水産業も生活に困っている。商工業も同様だ」と答えた。

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