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農業と放射性物質解説 「データ明確に示す必要」 福島

 県の「放射性物質と農業に関する講演会」は24日、福島市のホテル辰巳屋で開かれた。県のアドバイザーを務める学習院大理学部の村松康行教授が、今後の農作業の留意点などについて説明した。

 村松教授は、地球環境微量元素や放射性同位元素分析研究の第一人者。講演では、県の土壌調査の結果について「一部で大きな数値が出たが、セシウムが残っていると作物を作れないという訳ではない。時間がたつとセシウムは土に吸着するので、土壌の放射性物質が作物へ移行する割合が低くなる可能性がある」と指摘。野菜への影響にも触れ、「土壌の濃度がどの程度だと野菜の放射線量が基準値を超えるのか、過去のデータには幅がある。国際的権威の研究者も言えないと思う。農作物の放射線量を細かく測定し、データを明確に示すなど、生産者も消費者も安心できる体制づくりが必要」と語った。

 農業関係者や自治体職員ら約400人が参加した。桑折町の農家の女性(65)は「来週にはキュウリの種まきを予定しているが、耕していいのかどうか悩む。これでは生活できない」と頭を抱えていた。

カテゴリー:福島第一原発事故

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