東日本大震災

2011年5月アーカイブ

計画的避難で事業者から不満相次ぐ 飯舘で政府対策室が説明会

飯舘村の事業者向け説明会で発言する出席者=2日午後2時55分ごろ
 「補償金の仮払いはないのか」「廃業するしかない」。東京電力福島第一原発事故の影響で計画的避難区域となった福島県飯舘村で2日、村と現地政府対策室の事業者向け説明会が開かれ、出席者から不満が続出した。今月下旬をめどに避難を求められているが、補償金額は一...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

緊急提言に原発対策盛り込む考え 本県視察の復興会議議長

相馬原釜漁港周辺の被災現場を視察する復興構想会議の五百旗頭議長(左から2人目)と御厨議長代理(右)ら=2日午後1時45分ごろ
 政府の東日本大震災「復興構想会議」の五百旗頭(いおきべ)真議長は2日、福島市で記者会見し、今月中旬に取りまとめる緊急提言に、福島第一原発事故の早期収束に向けた対策の実施を盛り込む考えを明らかにした。さらに、「(原発事故は)第三者機関や国際レベルで検...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県教委 4130人の通学費補助 避難の高校生ら支援

 福島県教委は東日本大震災や東京電力福島第一原発事故を受け、サテライト校に通学、他の高校に転入学する相双地区の県立学校の生徒らのため、公共交通機関を利用した場合の通学費などを補助する。2日の県災害対策本部会議で明らかにした。県教委は17日に開会予定の...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

今を生きる 踏みだす一歩(13) 牛は暮らしの全て

村の畜産業を守ろうと牛の世話に励む志賀さん
 トウ、トウ、トウ。川内村の畜産農家志賀亀松さん(79)が畜舎で合図を送る。母牛3頭と子牛3頭がゆっくりと近づく。「元気で良かったな」。愛(いと)おしそうに体をなで、心でわびた。「毎日来られなくてごめんな」     ◇   ◇   自宅は福島第一原発...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

今を生きる 踏みだす一歩(12) 震える足 刻む明日

避難所の駐車場で仕事への復帰を目指してリハビリを続ける川端さん
 人けのない昼下がり、駐車場の片隅でつえを支えに歩を進める。震える両脚に全神経を集中させる。額に汗がにじむ。「絶対に自力で歩いてみせる」。郡山市のビッグパレットふくしまに避難する富岡町の川端英二さん(32)は、つえをぐっと握った。     ◇   ...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

一時帰宅、1世帯2人まで容認 実施は準備整った市町村から

 東京電力福島第一原発から半径20キロ圏内の「警戒区域」への一時帰宅に向け、政府の原子力災害現地対策本部は1日、一時帰宅の人数を原則1世帯1人としながらも、首長の判断で2人まで認めることを関係9市町村に示した。市町村を3つにグループ分けして一時帰宅さ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

下水汚泥から放射性物質 郡山の県中浄化センター

高濃度の放射性物質が検出された溶融スラグのストックヤード=郡山市日和田町・県中浄化センター
 郡山市の県中浄化センターで処理した下水汚泥から高濃度の1キロ当たり2万6400ベクレル、汚泥を高温で処理してできた溶融スラグから33万4000ベクレルの放射性セシウムがそれぞれ検出された。県が1日、発表した。下水汚泥は県外のセメント会社で再利用され...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

福島の県教育センターへ 相馬農高飯舘校の学校機能

 県教委は1日、計画的避難区域に指定された飯舘村にある相馬農高飯舘校の学校機能を福島市瀬上町の県教育センターに当面移転すると発表した。  教職員が常駐し、5月16日から授業を行う。全校生徒81人のうち、同センターに通学する生徒数はまだ決まっていない...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

避難先の希望調査開始 川俣・山木屋であすまで住民説明会

川俣町山木屋地区で避難先の説明に聞き入る地区民
 政府に5月末までの避難を求められている川俣町山木屋地区で1日から、町の一時避難などに関する行政区ごとの住民説明会が始まり、避難先に関する住民の希望を確認するアンケート調査書が配られた。町は一時避難先として町内や隣接する福島市、二本松市の15カ所に約...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

土壌処理費用支援など要請 福島市長ら文科相に

高木文科相(右)に要望書を手渡す瀬戸市長(左隣)
 放射線量測定値の高かった校庭などの土壌対策に取り組む福島、郡山、二本松、伊達、本宮、大玉の5市1村は1日、高木義明文部科学相に土壌処理方法などの基準を示し、費用を支援するよう求めた。  子どもと保護者の不安解消のための専門家派遣、各学校への放射線...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

野馬追の馬、区域外に 26頭、農水省が許可

 県は1日、南相馬市の警戒区域に残されている個人所有の馬26頭について、国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」に出場させるため、区域外に移動させる、と発表した。  市が先月25日に農林水産省に要望し、28日、伝統行事の相馬野馬追を継続させるため、特...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

飯舘での酪農断念 11戸、全乳牛処分へ

 東京電力福島第一原発事故の影響で全域が計画的避難区域となっている飯舘村の県酪農業協同組合飯舘支部は1日までに、村内で酪農を休止することを決めた。乳牛は近く全て処分する。  同支部は酪農家11戸で構成。原発事故に伴い、村内の乳牛の原乳は出荷制限が続...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県民励ます手紙、千羽鶴 米の高校から県警に

県民を励ます手紙を整理する職員
 米国カリフォルニア州サンディエゴにあるモース高校の生徒からこのほど、県民を励ますたくさんの手紙と千羽鶴が県警本部に届いた。福島署にある災害警備本部に掲示する。  手紙は同高の日本語クラスに通う生徒が書いた89通で、松本光弘県警本部長宛てに届いた。...[記事全文

楢葉町民に感謝の手紙 JFAアカデミー女子選手

 「大好きな楢葉町の皆さんへ」。JFAアカデミー福島の女子選手たちが、楢葉町の復興や町民に対する感謝の思いをしたためた手紙と支援物資を携え1日、会津美里町本郷庁舎にある楢葉町災害対策本部を訪れた。  同アカデミーは現在、静岡県御殿場市のスポーツセン...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

みんな「金」の笑顔 高橋尚子さんら被災地でスポーツ交流

子どもたちとゲームを楽しむ高橋さん(手前)=いわき市・泉北小
 シドニー五輪女子マラソンの金メダリスト高橋尚子さんらアスリートによる復興支援プロジェクト「TEAM NIPPON」のメンバーが1日、いわき市の泉北小を訪れ、子どもたちとスポーツを通して交流した。  「スポーツの力で被災者を元気づけよう」と結成され...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

今を生きる 踏みだす一歩(11) 安心の車待つ人に

新天地で生きることを決意し、中古車の手入れに励む志賀さん
 相馬市馬場野の六号国道沿いにプレハブの小さな事務所がある。50台余りの中古車が敷地に並ぶ。南相馬市小高区から移った志賀正幸さん(68)は車体を磨き、客を待つ。事務所を構えて1カ月。ここに根を張る覚悟を決めた。    ◇    ◇  震災が起きるまで...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

飯舘村民ら一時帰郷 栃木県鹿沼市から

鹿沼市の避難所から飯舘村に戻り、荷物を整理する村民=30日午後6時5分ごろ
 栃木県鹿沼市の鹿沼フォレストアリーナに避難していた飯舘村などの70人は30日、今月末をめどとした全村避難を前に、村のバスで避難所から自宅に帰った。  大谷春吉さん(88)は小宮地区の自宅に帰った。「村に帰って懐かしい思いがするが、またすぐどこに避難...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

仮置き除去土に凝固剤 郡山市が薫小など5カ所で

除去され校庭の一角に仮置きされた表土に凝固剤をまく作業員=郡山市・郡山一中
 福島県郡山市は30日、放射線量が高かった校庭から除去した表土を凝固剤で固める作業を始めた。初日は薫小や郡山一中など5カ所で行った。  郡山一中では作業員6人が校庭に仮置きしている除去表土に樹脂と泥、水を混ぜた凝固剤をポンプ車で吹き付け、ブルーシート...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

風評被害に全国から支援 福島県産農産物ネット販売人気

インターネット注文が相次いでいる野菜などの特別パックを詰めるJA新ふくしまの職員
 東京電力福島第一原発の事故の影響で、県内の農産物が深刻な風評被害を受けている中、インターネットを通じて全国の消費者が直接購入したり、首都圏でイベントが開催されるなど、支援の輪も広がっている。  福島市のJA新ふくしまがインターネット限定で販売してい...[記事全文

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近畿大が放射線測定調査 川俣町

川俣町の山木屋中で土壌の表面を削った状態で放射線量を測定する伊藤所長(左)ら=30日午後5時ごろ
 近畿大原子力研究所(大阪府東大阪市)の放射線測定調査が30日、福島県川俣町で始まった。伊藤哲夫所長や政府の原子力災害対策本部放射線アドバイザーの杉浦紳之同研究所教授ら8人が同町を訪れ、1日まで数カ所で空気中や土壌の放射線量などを測定する他、植物や土...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

東電の回答に怒号 飯舘村での住民説明会

飯舘村の飯舘中体育館で開かれた説明会で謝罪する皷東電副社長(手前右から2人目)ら=30日午後7時5分ごろ
 東京電力の福島県飯舘村民への謝罪・住民説明会は30日、飯舘中体育館で開かれ、「持ち帰って検討する」「国の方針に従って」など東電の歯切れの悪い回答に怒号が飛び交った。  皷(つづみ)紀男副社長が約1300人の村民に対し「収束に向けた道筋を目標に、一刻...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

風評被害、県が独自算定 原発賠償で

 原子力損害賠償紛争審査会が示した東京電力福島第一原発事故の賠償一次指針で、風評被害への判断が先送りされたことに対し、福島県は30日までに独自に被害額を算定する方針を固めた。審査会が7月に損害賠償範囲の全体像を示す中間指針を策定するため、その前に各業...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故