東日本大震災

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土砂崩れ部分、開通は12月 県道白河羽鳥線の西郷区間

県道白河羽鳥線の開通見通しを説明する県県南建設事務所職員

 東日本大震災による土砂崩れなどで大半が通行止めになっている県道白河羽鳥線(延長26キロ)の復旧工事で、西郷村羽太の土砂崩れ区間の開通は12月下旬となり、今夏の行楽シーズンには間に合わない見通しとなった。開通時は片側一車線の交互通行で、二車線での開通は来年7月になる見込み。一方、羽鳥ダムの堤体に亀裂が入って通行止めになっている天栄村の羽鳥湖区間は年越しとなる。県県南建設事務所と東北農政局が16日に開かれた天栄村観光協会の理事会で明らかにした。

 西郷村側の区間は6月に補修工事を開始する。道路の舗装とともに崩れたガードレールや森林の補修も進める。復旧箇所は約1・2キロに及ぶ。県南建設事務所の安部芳則事業部長は「観光への影響を極力抑えるため、通常は1年半かかる工事を半年で進めたい」としている。

 天栄村側は、大きな亀裂が堤体の3カ所で確認され、安全確保のため今年度中は通行止めとなる。今秋に補修工事を始める予定だが、冬場は作業が進まないことから現時点で開通の見通しは立っていない。

 県道白河羽鳥線は東北新幹線新白河駅(西郷村)と天栄村の観光の中核を担う羽鳥湖高原を結び、1年間の観光客約50万人の大半が利用している。新白河駅から羽鳥湖高原へは294号国道などの迂回(うかい)路がある。ただ、移動には県道白河羽鳥線のほぼ2倍の1時間余りかかる。

 村観光協会副会長の田中幹康レジーナの森社長は「観光客が集中する今夏に開通が間に合わない影響は大きい」としている。

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