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新型防護服で課題改善 黒い袋でプライバシー確保

上下別々のタイプの防護服を着る田村市都路町の住民=22日午前10時ごろ、田村市・古道体育館

 福島県田村市都路町の住民を対象に22日に実施された一時帰宅は、76世帯130人が参加した。これまで2回の一時帰宅で課題とされた防護服の暑さ対策で、これまでの「つなぎ」から上下別々のタイプに変更された。初めての本格的な雨が降り、雨がっぱを着用した。
 この日は肌寒さを感じるほどの気温だったが、つなぎの防護服も着たことがある会社員森谷市男さん(62)は「(つなぎより)通気性はいいと思う」と話すなど、参加者にはおおむね好評だった。内閣府の上田英志審議官は「気温が高い日に使用し効果を見たい」と述べた。初めての雨具使用についてはバスの乗降時の着用で「一定の対策ができた」とした。
 この他、持ち帰り品を入れる袋はプライバシーに配慮し、黒色に変更された。手袋はこれまでのゴム製2枚の内側に布製の1枚を加え、発汗による不快感が軽減された。
 この日は同市都路町にある古道体育館を中継基地に、参加者がバス8台に分乗し、時間差をつけて出発。各個人が身に着けた線量計の累積放射線量は0~1マイクロシーベルト。スクリーニングは過去2回より3ライン増の8ラインで対応し、待ち時間の短縮を図った。除染が必要な人や品物はなかった。女性1人が体調不良を訴えたが、回復した。
 25日は南相馬市と富岡町、26日は浪江、双葉両町、29日は大熊、楢葉両町で第一陣が一時帰宅する予定。

カテゴリー:福島第一原発事故

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