東日本大震災

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田村の避難所で集団食中毒 69人が下痢

 東日本大震災の避難所となっている福島県田村市船引町の旧春山小で、炊き出しを食べた住民ら69人が下痢などの食中毒症状を訴えていたことが15日までに分かった。
 県によると、このうち9人の便と炊き出しの鶏肉料理からウェルシュ菌が検出された。震災以降、県内の避難所で食中毒が起きたのは初めて。
 県や市によると、4日の夕食に出された鶏肉の煮込み料理を食べた118人のうち、19~90歳の男女が5日夕方までに下痢や腹痛を訴えた。1人が市内の病院に通院し、残る68人は薬を飲むなどして5日までに回復した。
 鶏肉料理はエジプト大使館が都内の施設で調理し、避難所で振る舞った。県によると、ウェルシュ菌は熱に強い性質を持ち、摂取すると下痢や腹痛の症状が出るという。調理から食べるまでに時間を要したため菌が増えたとみている。県は事態を把握していたが、当初公表していなかった。理由として調理や衛生管理の方法に問題はなく、菌が料理に付着した過程が不明なことなどを挙げた。
 市は6日以降、再発防止のため、炊き出しの提供者に避難所の調理場での調理や手洗いなど衛生管理の徹底を指示している。

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