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校庭の芝生をやむなく除去 桑折の伊達崎小

校庭の芝生の除去作業が本格的に始まった伊達崎小=桑折町

 芝生化した校庭の放射線量低減策として福島県桑折町の伊達崎小で16日から、芝生をはがす作業が本格化した。昨年から県の「うつくしまグリーンプロジェクト事業」を活用し、住民を挙げて整備してきたが、同校は「児童の安全児童の健康や安全を第一に考えた。また芝生化できる日を期待したい」(高橋徹校長)としている。
 芝生は昨年6月に児童と保護者や教職員、住民約300人が一体となって植え付けた。以降も学校と住民が協力して育ててきた。
 しかし、震災、原発事故を受け、同校の校庭も放射線量が上昇。伸びた芝生を刈り取ったり、水で洗浄したり、土をかぶせたりしたが、効果がなかった。せっかく育てた芝生だったが、はぎ取ることとした。
 作業は13日からスタート。校庭など約75アールのうち、花壇や木々は植えてある周辺部から除去し始めた。
 16日は芝生化された約60アールの広さのうち、中央部を除去し始めた。青々とした芝生が次々とはがされていった。
 この日、児童らは宮城県七ケ宿町へ遠足へ出発。安全に作業を進めるとともに、青空の下でのびのびと遊ばせる目的があった。七ケ宿町と桑折町は旧街道のつながりなどから交流があり、受け入れを歓迎。町教委もバス代を支援するなどした。
 5月には芝の校庭で初めての運動会が開催予定だったが、秋に延期。児童の一人は「芝生の上で記録が伸びていたのに残念」と話した。

カテゴリー:福島第一原発事故

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