東日本大震災

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新地で合同慰霊祭

次々に献花する遺族ら=新地町

 東日本大震災で亡くなった福島県新地町民94人をしのぶ町主催の合同慰霊祭は19日、町総合体育館でしめやかに行われた。遺族、町民ら約1,200人が参列した。
 白い菊の花で飾られた祭壇に94の遺影が並んだ。黙とうの後、加藤憲郎町長が「町民が力を合わせ、自然の実りと笑顔を取り戻すことを誓う」と式辞を述べ、斎藤賢一町議会議長、後藤一茂町消防団長が追悼の言葉を送った。遺族代表が「心を強く持ち、明るく、少しでも前に進むよう努力したい」と決意を披露した。
 遺族のほか参列者と、不明者捜索やがれき撤去に協力した自衛隊、警察、消防署代表が献花した。陸上自衛隊東北方面音楽隊の約30人が演奏で協力した。
 引き続き町曹洞宗三寺院主催の物故者諸精霊合同慰霊祭も行われ、僧侶20人が読経し、ご詠歌、法話で犠牲者をしのんだ。
 祖父を亡くし、祖母が行方不明の釣師地区の女性は「家は津波で流されたが、まだあるような気がしている」と話した。
 町内では埒浜、釣師、大戸浜など海岸沿いの集落が壊滅的な被害を受けた。18日現在、16人の行方が分かっていない。

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