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郡山で井戸水調査できず

 郡山市で井戸水や湧き水を水道水として利用している市民から放射性物質に対する不安の声が上がっている。21日現在、市には水中の放射線濃度を計測する機器がなく、モニタリング調査ができない状況だ。市は6月定例議会に測定機購入に向けた予算案を提出したが、測定開始は早くても8月末になる見通し。
 井戸水や湧き水を使用しているのは市内逢瀬町や西田町などの山間部の市民合わせて約1万1千人。市総人口の約3%に当たる。このうち、市内逢瀬町河内字滝地区では「滝の弘法清水」などを15世帯が利用している。近くの農業古川大さん(58)は、市から「土壌を通した井戸水などから高い線量が計測される可能性は低い」と説明を受けたが、1歳の孫への健康を考慮して孫の飲み水はミネラルウオーターを使っている。古川さんは「せめて1回計ってもらいたい」と訴える。
 市によると、市内の4浄水場と4簡易水道は県を介して測定を依頼している。市は「湧き水なども頼みたいが、測定機関には多くの自治体からの依頼が集中しており対応は難しい」という。市保健所によると、「機器を購入次第、調査するが、それまでは有料の民間の分析施設を紹介するくらいしか対応できない」としている。

カテゴリー:福島第一原発事故

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