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海水浴場に人影なく 勿来の旅館「生活成り立たない」

 18日は「海の日」。いわき市の海水浴場は例年ならこの時期、色鮮やかなパラソルが浜辺を覆い、大勢の海水浴客でにぎわっているが、今年はどこも人影がなく、潮騒だけがむなしく響き渡っている。
 市内の海水浴場の昨年の入り込み数は約80万人。このうち約18万人が訪れた市南部の勿来海水浴場は17日、昨年までのにぎわいがうそのようにひっそりと静まりかえっていた。海水浴場の入り口には「遊泳禁止」などの立て札が設置されている。
 地元の勿来旅館組合長で、県旅館ホテル生活衛生同業組合常務理事の稲田幹夫さん(52)=旅館浦島=は「書き入れ時の海水浴シーズンにお客さんが来ないと今後の生活が成り立たない。旅館関係者はみんな困っている」と組合員の声を代弁し、「勿来海水浴場は震災被害がほとんどなく、6月の国の放射線量調査でも問題ないとされたが、市が5月に開設見送りを決めていたため、どうすることもできないのが歯がゆい。隣接する茨城県では海水浴場がオープンしているのに」と無念さをにじませた。

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【写真】快晴にもかかわらず海水浴客がいない浜辺=いわき市勿来町の勿来海水浴場、17日午前11時45分ごろ

カテゴリー:福島第一原発事故

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