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リヤカーで食材巡回販売 仮設住宅の障害者、高齢者支援

仮設住宅のコミュニティーづくりも期待される支援員=相馬市・刈敷田第一仮設住宅

 東日本大震災に伴い設けられた仮設住宅をリヤカーを引いて回り、食材や生活品を販売しながら身体障害者、高齢者らの「買い物弱者」を支援するユニークな取り組みが19日、福島県相馬市でスタートした。
 県の「絆づくり応援事業」を活用した市のアイデア事業。住民に声を掛けながら訪問することで仮設住宅でのコミュニティーづくりを期待している。市が販売兼生活支援員として震災や津波で被災した地元の主婦ら16人を臨時雇用した。相馬はらがま朝市クラブが運営に協力する。
 支援員は毎週月~金曜日の午前中、アルミ製の折り畳み式リヤカーを引いて仮設住宅を回り、野菜などの食材や生活用品を販売する。肉や魚などの生鮮食料品は注文を受けた後に同クラブが車で届ける手法を考えている。午後からは仮設住宅に入居している身体障害者の生活支援に当たる。身障者宅を回り、掃除、洗濯を手伝ったり、話し相手をしたりする。
 初日は市内尾浜の細田公会堂で事業説明・研修会が開かれた後、刈敷田第一仮設住宅で試験的にリヤカー販売を行った。
 リーダーの高橋圭子さん(49)は自らも津波被害で家を失い市内大野台の仮設住宅で生活している。「仮設住宅での生活が本格化し、課題が出てくる時期。被災者同士、助け合いの精神で頑張りたい」と意気込みを語った。

カテゴリー:福島第一原発事故

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