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指定から外れても不安は消えない 南相馬で説明会

政府の対応の遅さへのいらだちが噴出した説明会

 特定避難勧奨地点に指定された南相馬市原町区と鹿島区の四地区59世帯への指定通知を兼ねた、住民説明会は22日、原町区の石神二小体育館で開かれた。指定から漏れた住民からは「指定から外れても不安は消えない」「(調査を受けた)全世帯に避難支援をしてほしい」といった不満が相次いだ。
 説明会は政府と市が開き、先月27日にモニタリング調査が実施された原町区と鹿島区の七地区111地点から指定に漏れた世帯も含めて約80世帯が参加した。
 市災害対策本部長の桜井勝延市長や政府の担当者は、放射線量が地上1メートルで毎時3・2マイクロシーベルトが計測された世帯と隣接する世帯、妊婦と高校生以下の子どもがいる世帯については地上50センチで毎時2・0マイクロシーベルトを指定基準としたと説明した。
 質疑応答では、「子どもだけを避難させることはできるのか」「避難した場合、仮設住宅にはいつ入れるのか」などといった質問が続出した。
 指定されなかった鹿島区橲原の無職女性(73)は「玄関から15メートル先の道路で市が行っているモニタリング調査では平均して毎時3・2マイクロシーベルトが測定されている。指定の仕方には矛盾を感じる」と憤りをあらわにした。
 別の男性は井戸水を調査してほしいと、普段飲んでいる水を会場に持参。求めに応じて桜井市長らが飲む一幕もあった。
 市は指定を受けた世帯に対し、避難を選択するかどうかの意向調査票を8月5日消印有効で返送するよう求めた。

カテゴリー:福島第一原発事故

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