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内部被ばく 3町村122人影響なし 放医研先行調査で検査結果説明会 

内部被ばく検査を受けた浪江町民への結果説明会=二本松市

 県民健康管理調査の先行調査として福島県浪江町など3町村の住民を対象に行った内部被ばく検査で、参加した122人全員の年間の内部被ばく量の推計は、一ミリシーベルト以下で健康に影響を与える線量ではなかった。23日に二本松市の県男女共生センターで開いた検査結果の説明会で放射線医学総合研究所(放医研)が示した。

 放医研の明石真言理事によると、浪江町、飯舘村、川俣町山木屋地区の一部住民を対象に千葉市の放医研でホールボディーカウンターによる測定などをした結果、少量の内部被ばくは確認されたが、健康被害を受ける値の人はいなかったという。国際放射線防護委員会(ICRP)が示した原発事故などが起きた際の年間被ばく限度量である「1~20ミリシーベルト」の下限の一ミリシーベルトをさらに下回った。

 説明会には6月27日から同30日まで放医研で検査を受けた浪江町の38人のうち、23人が出席。放医研の担当者らが内部被ばくの原因や放射線量の計算法、検査結果の見方を説明した。質疑応答の後、希望者の個別相談に応じた。

 東京電力福島第一原発事故発生後の3月13、14日に原発から20キロ以上離れた浪江町下津島地区で仕事をしていたという郡山市に住む60代の女性は「後から空間放射線量が高い地域だったと言われ、検査の結果が出るまで不安で仕方なかった。今は少しホッとしている」と語った。

カテゴリー:福島第一原発事故

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