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渡利で除染実験 来月上旬にも福島市全域計画策定

 福島市全域の除染計画の策定に向けた初の除染実験は24日、市内で高い放射線量が測定されている渡利地区で行われた。地区住民約3400人、市職員約260人が参加し大規模に実施した結果、除染には多くの人員が必要になるとの課題が浮かび上がった。市は単独での実施は難しいとし、全国から除染ボランティアを募る方針。
 渡利小と南向台小の通学路合わせて1.5キロの範囲を中心に実施した。参加者が手作業で歩道周辺の草を刈り取ったり、側溝にたまった土を取り除いたりし高圧洗浄機やデッキブラシで洗い流した。土は麻袋に詰め水分を抜いた後、撤去する。
 除染マニュアルの策定のため一般家庭で屋根や生け垣の洗浄、庭の表土を削る実験も行った。土は厚さ2センチを剥ぎ取り、敷地内に掘った深さ80センチの穴の中に埋めた。
 市は今月下旬に放射線量を測定し、効果を検証する。今回の教訓も踏まえて8月上旬に除染計画をまとめる。大波地区などでも順次除染を進める。
 午前6時から参加した渡利地区の主婦平子夕佳里さん(51)は「早く家庭用の除染マニュアルを作ってほしい。安心のために自分でも線量を下げる努力をしたい」と話していた。

【写真】側溝のふたに詰まった土砂を回収する参加者

カテゴリー:福島第一原発事故

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