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「あかつき」安心PR 県、放射性物質を集中検査へ

スーパーに並ぶ県産桃を手にする女性=福島市・イトーヨーカドー福島店

 福島県を代表する果物・桃の主力品種「あかつき」の出荷が最盛期を迎えるのを前に、県や関係団体は消費者の安全・安心対策を強化する。県は28日、県内各地からサンプルを集め、放射性物質の集中検査を実施する。わせ種の検査で安全性が確認されたが、生産者から消費者の反応を懸念する声が上がっているためだ。県くだもの消費拡大委員会(事務局・福島市)は佐藤雄平知事の"お墨付き"入りチラシを提示し、市場関係者に安全性をアピールする。
 28日に行う県の集中モニタリング検査は、県北地方を中心とした桃産地の共選場単位、栽培面積約20ヘクタール単位で約40点の畑を選び、サンプルを採取する。郡山市の県農業総合センターで放射性物質を含んでいないかを検査する。結果は29日に公表する。
 県は毎週月、水、木曜日に最盛期を前にした果物や野菜などの農作物のモニタリング調査をしている。全国2位の収穫量を誇る県産桃の安全性について全国の市場・流通関係者の注目度が高く、集中的に調べることにした。県園芸課は「しっかりしたデータを取って全国に安全性をアピールしたい」と話している。
 県くだもの消費拡大委員会も、全国各地で展開しているPR活動を、例年より最大20日ほど早めて実施している。最盛期前に風評被害を払拭(ふっしょく)し、市場や消費者にスムーズに受け入れてもらうのが狙いだ。
 8月3日からは東京荒川区や川崎市などで瀬戸孝則委員長(福島市長)によるトップセールスや販売会を実施する。その際、「福島は安全で新鮮な農産物をお届けします」との佐藤雄平知事のメッセージと署名が入った県のチラシも掲示し、来場者にアピールする。
 伊達、桑折、国見の3市町の首長らとJA伊達みらいの幹部は24日から26日まで北海道を訪問し、桃のトップセールスを行っている。市場や行政機関を訪れ県産桃の魅力とともに、県のモニタリング検査態勢についても説明している。

カテゴリー:福島第一原発事故

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