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「複合型大規模農場経営研」発足  南相馬沿岸部復興へ 雇用創出、所得向上目指す 

 津波で大きな被害を受けた福島県南相馬市沿岸部の復興、生活再建を目指す複合型大規模農場経営研究会は二十九日、同市の市民文化会館で設立総会を開き活動をスタートさせた。施設園芸や畜産の複合型農業、食品生産、太陽光発電、バイオ燃料製造などの総合エネルギー企業として大規模農場を設け、雇用創出と所得向上を目指す。津波被災地利用の研究会設立は県内で初めて。
 県相双農林事務所、市農業委員会など農業団体・機関、農業者、土地改良区代表ら約四十人が出席した。市内では約二千六百ヘクタールの農地が津波の被害を受け、そのうち約一割の農地が陥没している。家、農機、農業施設も流され、農地買い上げの希望が多いという。二百ヘクタールから五百ヘクタール規模を想定している。
 参加者から三千万円から五千万円の出資を募り、がれき撤去後に動きだす土地利用に備え、各部門の調査研究、販路確保、人材育成などを図る。
 南相馬・鹿島町土地改良区の渡辺一成理事長が「地域ぐるみで復興組合を作り、それぞれの実情に見合う方法を考えたい」とあいさつした。規約を承認し、会長に渡辺氏を選出した。
 役員会で検討を重ね、随時会議、講演会を開く。活動の第一弾として地元農家の意向を調査する。
 役員は次の通り。
 ▽会長=渡辺一成(南相馬・鹿島町土地改良区)▽副会長=佐藤良一(小高区南部)西一信(鹿島区上真野)宝玉義則(原町区南部)会田征男(JAそうま)▽会計=堀川由也(認定農業者)▽監事=但野幸一(八沢干拓土地改良区)鶴蒔清一(市農業委員会)▽事務局長=遠藤貢市(学識経験者)

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