東日本大震災

2011年8月アーカイブ

絆探して(20) 地域再生へ苦心 楢葉町民いわきに転居加速

いわき市にある楢葉町いわき出張所。お盆期間中も町民が相談や手続きに訪れている
 いわき市のいわき明星大・大学会館にある楢葉町いわき出張所には、お盆にも多くの町民が訪れている。町職員は仮設住宅の鍵や支援物資の引き渡し、借り上げ住宅の相談などの幅広い行政サービスに当たっている。  町内のほぼ全域が立ち入り禁止の警戒区域に指定され、...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

【県内避難所月末終了】 退去後の不安広がる 自立支援など課題多く

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴い開設された県内の一次、二次避難所は今月末で受け入れを原則的に終了し、10月末には全面閉鎖される。受け入れ終了期限が2週間後に迫り、避難者に退去後の生活や住居確保などへの不安が広がっている。 ■自己負担  ...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

生活情報、頑張る被災者紹介 白河のNPOカルチャーネットワーク 情報紙「みなもんだより」発行

仮設住宅入居者にアンケート用紙を配布する(右から)田浦さん、矢上さん
 白河市のNPO法人カルチャーネットワーク(安田好伸理事長)は東日本大震災で白河地方に避難している人を対象にした情報紙「みなもんだより」を15日に発行する。身近な生活情報や地域のイベント情報を掲載するだけでなく、困難な生活環境の中で頑張る被災者の横顔...[記事全文

県内1次避難所1000人切る

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴い県内に開設されている体育館などの一次避難所の避難者は13日現在で964人となり、1000人を下回ったことが県の調べで分かった。  一次避難所は福島、郡山、会津若松、いわきなど15市町村に26カ所あり、この...[記事全文

楢葉の物故者 いわきで供養

 楢葉町の新盆供養会は13日、同町の二次避難所になっている、いわき市のホテル中の湯で開かれ、物故者の霊を慰めた。  警戒区域と緊急時避難準備区域のある同町で新盆の供養が行えないため、避難所の住民でつくる「中の湯」有志の会が企画。今回は東日本大震災以降...[記事全文

盆の迎え火ゆらめく 新地

新地町の仮設住宅で幻想的にともされたお盆の迎え火
 東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた新地町で13日夜、震災犠牲者や先祖の精霊を家へと導く盆の迎え火がたかれた。  第七行政区(新地)、第九行政区(釣師)などで行われた。釣師地区住民が数多く入居する町総合公園内の小川仮設住宅では、合同供養で僧侶が読...[記事全文

大半0.1ミリシーベルト以下 50年換算1ミリシーベルト超は1人 南相馬市民899人内部被ばく検査

 南相馬市は13日、小中学生を含む市民899人の内部被ばく検査で、体内に取り込まれた放射性セシウムによる被ばく線量が今後50年間の換算で一ミリシーベルトを超えた人が1人いたものの、ほとんどが0・1ミリシーベルト以下だったと発表した。  桜井勝延市長、...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

双葉町8月26日と9月1日 大熊町は9月1日から 3キロ圏内一時帰宅の日程打診

 東京電力福島第一原発から半径3キロ圏内の一時帰宅で、双葉町は26日、大熊町は9月1日から実施することが13日分かった。12日、政府の原子力災害現地対策本部と関係市町村との打ち合わせで、両町に初めて日程が打診された。両町とも対象住民の意向調査を始めて...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

今を生きる 鎮魂の夏(31) 勇敢な息子 悼む舞

盛人君の遺影を手にじゃんがら念仏踊りを見守る弥生さんと夫の功さん(中央)
 炎天下、鉦(かね)や太鼓を打ち鳴らす姿が息子と重なった。いわき市平豊間の自宅を震災で失い、今は市内小名浜で暮らす工藤弥生さん(47)。13日、いわき海星高の生徒が踊る「じゃんがら念仏踊り」を夫の功さん(51)と静かに見守った。「あの子が生きていたら...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

絆探して(19) 帰る日へ心結ぶ 避難先に大熊町民憩いの場

大熊町民の憩いの場所となっている「ゆっくりすっぺ」=会津若松市
 全域が立ち入り禁止の警戒区域に指定されている大熊町の中で、東京電力福島第一原発から半径3キロ圏内には、夫沢地区を中心に約310世帯、約850人が暮らしていた。住民は震災と原発事故によって3月11日夜から1度も戻っていない。  国は大熊、双葉両町の...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

小麦と夏ソバ基準値下回る 放射性物質検査

 県は13日、小麦と夏ソバの穀類の放射性物質の検査結果を公表した。いずれも食品衛生法の暫定基準値(一キロ当たり放射性セシウム500ベクレル)を下回った。  3日から11日にかけて採取した9市町村14点の小麦と6市町6点の夏ソバを調べた。結果は【表】...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

3.11大震災・断面 揺れる家族の心情 もしかしたら…、申請ためらいも

 1面から続く  死亡認定や遺族年金支給の申請状況から揺れる家族の心情が浮かび上がる。 ■決断に時間  東日本大震災後の心のケアを支える会「希望のいぶき」代表で精神科医の小川恵淑徳大総合福祉学部教授は「遺族年金などの金銭を受けることで、命と引き換え...[記事全文

【行方不明者の家族】 お盆、死亡手続き急増 遺族年金申請は低迷

 県内で東日本大震災による行方不明者を震災当日に死亡したと認定する手続きが急増している。お盆に供養したいという家族の思いが背景にあるとみられる。半面、手続き後に家族が遺族年金を申請するケースは同じ被災県の岩手、宮城に比べて少ない。東京電力福島第一原発...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

本県など被災商店主に軽トラを貸与 全国商工会連合会

 全国商工会連合会は、東日本大震災で店舗を失った商店主に軽トラックの無償貸与を盆明けから始める。店舗再開までの間、仮設住宅への訪問販売などに活用してもらう。街から遠く買い物に不便な仮設の暮らしをサポートする狙いもある。  レンタカー会社から車を借り上...[記事全文

絆探して(18) 避難者の健康守る 大玉に「富岡町仮診療所」

富岡町の仮設住宅集会所に設けられた仮診療所で診察する堀川さん(右)=大玉村
 大玉村にある富岡町の仮設住宅。その一角の集会所を使う仮診療所が1日、開所した。双葉郡医師会長の井坂晶さん(富岡中央医院院長)と堀川章仁さん(夜の森中央医院院長)が週3日ほど交代で診察している。  「日中は無理して仕事をしないこと」「水分をしっかりと...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

国に原発早期収束を要望 被災市町村議会の連絡協

 福島第一原発事故被災市町村議会連絡協議会は12日、国に事故の早期収束や徹底した除染対策の実施などを求めた。  9日に田村市で開いた総決起大会の決議を受けて要望した。災害復興や被災者救済のための特別法制定、県内全域を対象とした損害賠償の取り組みなど...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

怒り限界、2500人総決起 県内農林漁業者が原発賠償で東京総決起大会

 JAグループ福島と県森林組合連合会、県漁業協同組合連合会による県農林漁業者総決起大会は12日、東京の日比谷公園で開かれた。2500人を超える農林漁業者が集結し、東京電力福島第一原発事故の損害賠償金の早期全額支払いなどに向けて気勢を上げた。  主催...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

来月から「震災関連死」認定 双葉郡8町村、審査会設置

 双葉郡8町村は9月から東日本大震災発生後に被災者が避難生活による持病の悪化などで亡くなる「震災関連死」の認定に乗り出す。12日に合同で県内初の審査会を設置した。一定の基準に基づき、地震や津波だけでなく東京電力福島第一原発事故による避難後の関連死など...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

絆探して(17) 帰郷まで歴史つなぐ 富岡の4小中校、三春に開設

富岡町の小中学校開設の説明を聞く保護者=郡山市・ビッグパレットふくしま
 児童、生徒の保護者200人余りで埋まった会場は期待と不安が交錯した。10日に郡山市で開かれた富岡町の小中学校開設の説明会。富岡町の庄野冨士男教育長は、夏休み明けから三春町に設ける新しい学校のいきさつを語り、保護者の疑問に答えた。富岡一小、二小、一中...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

絆探して(16) 政府は除染徹底を 広野町民「区域解除」に悩む

来店者が求める商品を探すユワさん(右)。広野町の渡辺金物店では工事関係者や町民らが資材や道具を求める
 「放射線のモニタリングと除染を徹底してもらいたい」。政府が9日、決定した緊急時避難準備区域の解除方針に対して、広野町の山田基星町長は注文を付ける。山田町長は6日、郡山市で開かれた細野豪志原発事故担当相と市町村長との意見交換でも強く求めていた。  準...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

【県議選など年内実施】 自治体に困惑 「適正な選挙できない」

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で延期されている県議選と地方選が、年内実施に向け、急きょ動きだした。延期期限を12月末と定めた特例改正法の成立を受け、県選管委は双葉郡内など関係市町村に選挙事務の準備を要請。突然の申し出に、自治体側には「有権者...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

救援物資基地を開設 うつくしまネットワーク 相馬

 相馬市のアルプス電気相馬工場に民間救援物資の調達・配送拠点「相馬基地」が開設され11日、報道陣に公開された。  うつくしまNPOネットワークが運営主体。アルプス電気が施設を無償貸与し、セカンドハーベスト・ジャパン(東京)が支援物資を提供する。東日...[記事全文

仮設住宅142戸 3市村に新設へ

 県は11日、郡山、いわき、大玉の3市村の計4地区に仮設住宅合わせて142戸を整備することを決めた。  郡山市富田町に80戸、いわき市の南台に9戸、好間工業団地に35戸、大玉村玉井に18戸。着工決定分を含めて累計戸数は1万4342戸となった。...[記事全文

17日から県内全域線量調査 3335地点で測定

 県は17日、警戒、計画的避難両区域を除く県内全域で、主に生活道路を対象とした放射線モニタリング・メッシュ調査を開始する。4月に次いで2回目。4カ月後の線量の推移を把握して公表する。  前回は四キロ圏内で2〜3地点を抽出したが、今回は範囲を2キロに...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

一時帰宅 マイカー使用検討 来月にも 政府、避難者希望受け

 政府の原子力災害現地対策本部は自家用車による一時帰宅を実施する検討を始めた。県や関係市町村との調整が付けば来月にも実施するとみられる。  一時帰宅は現在、住民が中継基地に集合してバスで往復している。これでは持ち帰るのが小さい物に限られるため、自家...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

土壌の放射性物質除去実験 県建設業協 新開発凝集剤を使用 川俣

 県建設業協会は11日、川俣町の富田小で土壌から放射性物質を取り除く実証実験を行った。秋田県横手市のクマケン工業と金沢大の太田富久教授が共同開発した「スーパーソリウェルパウダー(SSP)」というセシウムなどの凝集剤を使用。放射性物質を除去した後の土を...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

凝集剤使った除染実験開始 川俣

洗浄廃液から放射性物質を取り除く関係者
 横浜市の洗剤・ワックス製造販売業・ディバーシーと秋田県横手市の土木建築・環境資材製造販売業・クマケン工業は10日、川俣町でセシウムなどを吸着する性質を持つ凝集剤を使用し、建物などの洗浄廃液から放射性物質を取り除く実験を始めた。実験はディバーシーの取...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

サテライト校入学希望者 2000人中421人のみ 相双の中3生

 相双地区の中学3年生2千人のうち、サテライト校を実施している高校への進学希望者は421人だった。県教委が10日までに調査の速報値をまとめた。対象校の今春の入試の募集定員は合計1120人。県教委は仮設校舎や寄宿舎などを整備し、来春からサテライト校をそ...[記事全文

10月1日に一部再開 スパリゾートハワイアンズ 

記者会見後、フラガールと一緒に再開をPRする斎藤社長(中央)
 東日本大震災の影響で休館しているいわき市常磐のスパリゾートハワイアンズは、10月1日に施設の一部をオープンし営業を再開する。プールなどを含めたグランドオープンは来年1月を予定している。建設中の新ホテル「モノリス・タワー」も1月にオープンする。施設を...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

秋の味覚求め出港 小名浜のサンマ漁船、北海道へ 

家族らに見送られ小名浜漁港を出港する第23長久丸
 大型船のサンマ棒受け網漁が15日に解禁されるのを前に、いわき市のサンマ漁船が10日、小名浜漁港から前線基地の北海道釧路漁港に向かい出港した。  漁船は大勢の家族が見送る中、大漁旗をはためかせながら船首をを沖に向けた。12日に釧路漁港に到着し、15日...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

イメージ・フクシマ始まる フォーラム福島 玄侑さん対談

映画上映後、対談する玄侑さん(右)と大宮監督
 ドキュメンタリー映画とゲストトークを通して福島について考える企画「Image.Fukushima(イメージ・フクシマ)」の第一弾が10日、福島市のフォーラム福島で始まった。14日まで原子力発電や核兵器の問題をテーマとしたドキュメンタリー映画8本を上...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

原発賠償、独自に請求 いわき・ラトブ8200万円 

原発事故後、客足が減ったいわき駅前再開発ビル・ラトブ
 東京電力福島第一原発事故を受け、県内の事業所などが東電に対して独自に損害賠償を請求する動きが出てきた。文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会が示した中間指針の賠償対象があいまいなためだ。いわき市のいわき駅前再開発ビル・ラトブの運営会社は10日、テナン...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

大震災きょう5カ月

 東日本大震災は発生から11日で5カ月を迎える。県内の死者は10日現在、1787人に上り、いまだ250人の行方が分かっていない。  東京電力福島第一原発事故による住民の避難生活は長期化している。県内の一次、二次避難所で暮らす避難者は7日現在、9623...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

震災の絆 復興の糧 いわきと長崎の中学生 原爆資料館で交流会

交流を誓い合ったいわき市(青いシャツ)と長崎市(白いシャツ)の中学生ら
 いわき市と長崎市の中学生が参加する「生徒会リーダー交流会」は10日、長崎市原爆資料館で開かれ、いわき市の生徒が東日本大震災や東京電力福島第一原発事故の影響などを発表した。両市の生徒は震災の中で生まれた絆を復興の糧にすることを誓い合った。  いわき市...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

放射性物質 最新情報を紹介 質疑応答 子どもが下痢や鼻血 低線量で影響、あり得ない 避難を、どう考えるべきか 効果、不利益総合的判断を

 講演終了後、登壇者への質疑応答の時間が設けられた。 ■子どもが下痢や鼻血 低線量で影響、あり得ない  子どもたちが下痢をしたり、鼻血を出したりすることと放射線との関係についての質問が出た。神谷氏は「下痢や鼻血が放射線の影響で生じるとすれば、非常に...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

放射性物質 最新情報を紹介 他要因よりリスク低い 「放射線の発がん リスクを科学する」 祖父江友孝氏

 ▼国立がん研究センターがん対策情報センターがん情報・統計部長  がんの疫学研究の観点から、放射線の発がんリスクについて説明した。  高線量のレベルでは、放射線被ばく量が増えるにつれ、発がんリスクが高まると言える。しかし、100ミリシーベルト以下の...[記事全文

放射性物質 最新情報を紹介 50年代全米が被ばく 「私が被ばく体験した 米国核実験の影響」 ケネス・ノレット氏

 ▼福島医大医学部輸血・移植免疫学講座特任教授=米国出身=  自ら体験した米国の核実験による被ばくについて報告した。  1950年代、米ネバダの核実験で大量の放射性物質が放出された。50年代に全米国人約1億6千万人が甲状腺に吸収した放射線量は平均で...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

放射性物質 最新情報を紹介 量について議論が必要 「微量放射線の健康影響と 生体防御機構」 神谷研二氏

 ▼広島大原爆放射線医科学研究所ゲノム障害制御研究部門教授(福島医大副学長)  低い放射線量の影響などについて解説した。  放射線は、原発事故とは無関係に身の回りに存在し、宇宙からの放射線やラドンなどで世界平均で年間2・42ミリシーベルトの被ばくを...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

放射性物質 最新情報を紹介 白血病増加認められず 「チェルノブイリの教訓」 高村昇氏

 ▼長崎大大学院医歯薬学総合研究科付属原爆後障害医療研究施設教授  チェルノブイリ原発事故による住民の被ばく状況や健康影響を報告した。原発事故で放出された放射性物質のうち、ヨウ素による甲状腺がんの発症例の増加は確認できるが、それ以外のセシウムなどの...[記事全文

放射性物質 最新情報を紹介 保険補償制度など重要 「風評被害の社会心理」 関谷直也氏

 ▼東洋大社会学部メディアコミュニケーション学科准教授  本県が農業や観光などで受けている風評被害の実態を解き明かした。  これまで国内外で発生したさまざまな風評被害の形態を具体的に示した上で、安全が関わる社会問題が大々的に報道されることで、本来は...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

証拠に基づき評価を 拡散、地形や天候影響 「放射線レベル分布マップに基づく県内の現状報告」 山口克彦氏

 ▼福島大共生システム理工学類教授  放射線レベル分布マップに基づく県内の放射線の現状などを報告した。  山口氏らは県と協力し、県内の放射線量をGPSを使って位置を確認しながら二キロメッシュで測定した。  測定結果と地形図を重ね合わせると、放射性物...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

福島医学会緊急シンポジウム 証拠に基づき評価を 空気中ラドン二次宇宙線事故後変化なし 「福島医大構内測定」 小林恒夫氏

 ▼福島医大医学部自然科学講座(物理学)教授  自然放射線の研究をしてきた立場から、同大構内で行ってきたさまざまな放射線量測定活動を報告した。  震災直後から教員有志と共に測定を始めた。屋外空気中と病棟内の放射線量の調査で、現在も継続。結果は学内に...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

福島医学会緊急シンポジウム 証拠に基づき評価を セシウム土壌に保持される 「環境中の放射性物質と 健康との接点」 松田尚樹氏

 ▼長崎大先導生命科学研究支援センター教授  現在、県内の環境に存在する放射性物質や、それらが健康に与える影響についてエビデンス(医学的証拠)に基づいて解説した。  事故で放出した放射性物質の中でヨウ素の半減期は8・02日で、今はほとんど検出されるこ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

証拠に基づき評価を 福島医学会緊急シンポジウム

 「放射性物質の環境と健康への影響をエビデンス(医学的証拠)に基づいて評価する」をテーマにした緊急シンポジウムが7月18日、福島市のコラッセふくしまで開かれた。福島医大を中心とした県内外の医師らでつくる福島医学会主催、県医師会、福島民報社、ラジオ福...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

福島医学会緊急シンポジウム 証拠に基づき評価を どこまで安全か話を聞き理解を 大戸医学部長があいさつ

◆シンポジウム座長▼福島医大医学部長・大戸斉氏▼同大学院医学研究科長・和田郁夫氏▼同医学部乳腺内分泌甲状腺外科学講座教授・鈴木真一氏  冒頭で大戸氏が主催者を代表してあいさつし、「これまでに何が分かっているのか。どこまで安全で、どこから危険なのか。...[記事全文

役場機能ごと埼玉に900人避難 双葉

 双葉町は埼玉県加須市の旧県立騎西高に役場機能ごと集団避難しており、町民約900人が生活している。  県内で避難者が多いのは猪苗代町のホテルの約700人で、住民グループが町役場機能の県内再移転を求め署名活動をしている。...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

震災から5カ月 県外避難4万8903人状況の把握進む

 県によると、県外への避難者は先月28日現在、4万8903人に上る。避難先は46都道府県全てに及んでいる。  隣県への避難が目立ち、山形県が最も多くて7712人、次いで新潟県の6738人。東京都の5640人と続く。  避難形態の内訳では公営、民間な...[記事全文

震災から5カ月 双葉郡からいわきに避難 2万人超える勢い 「古里の近くに住みたい」

 双葉郡からいわき市に避難している住民は10日までに約1万4千人、約5500世帯に上っている。今後、市内に避難したいと考えている住民は八町村が把握しているだけで少なくとも約6千人おり、2万人を超える勢いだ。  今月1日、市の呼び掛けで市長と8町村の...[記事全文

震災から5カ月 県内7カ所転々... ようやく借り上げ住宅へ 南相馬・小高の加藤ヤイ子さん

 福島市飯坂町の福住旅館に避難している南相馬市小高区の無職加藤ヤイ子さん(82)は今月下旬に同市原町区の借り上げ住宅に引っ越す。  自宅は東京電力福島第一原発から半径20キロ圏内の警戒区域にあり、震災直後の3月12日から避難生活を続ける。地元の中学...[記事全文

震災から5カ月 入居者の健康守れ 富岡町大玉に仮診療所

 仮設住宅の入居者の健康を守るための試みも始まっている。  富岡町は1日、630戸ある大玉村の同町仮設住宅の集会所に仮診療所を開所した。内科医と歯科医が週に2、3回程度訪れ、入居している町民を診察している。町民が被災証明や罹災(りさい)証明を持参す...[記事全文

震災から5カ月 木のぬくもりに安心 伊達にログハウス風住居

 伊達市の伊達東グラウンドには先月末、ログハウス風の仮設住宅が完成し、計画的避難区域の飯舘村の住民の入居が始まった。  同グラウンドには126戸建てられ、このうち102戸はログハウス風で、日本ログハウス協会が施工した。残り24戸は県建設業協会が担当...[記事全文

震災から5カ月 住民が暑さ対策 緑のカーテン

 猛暑が続く中、県内の仮設住宅の住民は、つる性の植物などを使った「緑のカーテン」で暑さを和らげている。  郡山市のビッグパレットふくしまに近い仮設住宅には、緑のつるをはわせたプランターが並ぶ。NPO法人が6月に316戸にゴーヤーや朝顔などの植物を植...[記事全文

震災から5カ月 仮設住宅1万2801戸完成 県目標来月末まで1万60000戸

■入居は6割  県は4日現在で1万3793戸の応急仮設住宅の着工を決定している。このうち1万2801戸が完成した。ただ、入居したのは7562戸で、入居率は6割となっている。  県建築住宅課は「入居者は増えている一方、完成戸数も増加しているため、入居率...[記事全文

震災から5カ月 避難勧奨地点が拡大 南相馬122、伊達104、川内1地点

 東京電力福島第一原発事故で、政府の原子力災害現地対策本部は3日、局地的に放射線量が高く、住民に自主的な避難を促す特定避難勧奨地点に、新たに南相馬市の65地点(72世帯)と川内村の一地点(一世帯)を追加指定した。南相馬市は先月21日に指定された57...[記事全文

■大震災ドキュメント■(7月9日-8月8日)

 ■7月9日  ・東京電力福島第一原発事故が収束後、使用済み燃料プールの燃料を3年後から取り出し、原子炉の燃料は10年後から取り出すとの仮目標を設定するなど、廃炉を終えるまでの中長期にわたる工程表の考え方を、内閣府原子力委員会が中心となり検討してい...[記事全文

震災から5カ月 避難所10月全面閉鎖 借り上げ、希望どこまで 2次避難8489人

 東日本大震災は発生から五カ月。被災者の避難所から仮設住宅などへの転居が本格化している。初盆を前に、肉親を失った人々は悲しみを新たにしている。一方、東京電力福島第一原発事故による特定避難勧奨地点は伊達市に加え、南相馬市と川内村にも拡大した。古里に帰...[記事全文

本県の学芸員ら震災報告 20日、葛飾の博物館

 県内在住、出身の学芸員らが東日本大震災の被災状況などを都民に伝える緊急報告会は20日午後1時から東京都葛飾区の郷土と天文の博物館で開かれる。  東日本大震災を教訓に、いつ被災するか分からない自分たちの生活を見つめ直そうと企画した。  報告では、同...[記事全文

3次助成11団体1342万円 うつくしま基金災害支援

 県の公益信託うつくしま基金は10日、災害救援緊急支援コースの第三次助成団体を発表した。11団体に計1342万円を助成する。  東日本大震災を受け、県内のボランティアセンターや災害救援活動を行う団体・グループを募集した。運営委員が事業の公益性や事業...[記事全文

風評払拭へラッピングバスで全国キャラバン 美里

 会津美里町は福島第一原発事故による観光業の風評被害を払拭(ふっしょく)しようと、19日からラッピングバスで全国を回る「復興PR全国キャラバン事業」を実施する。  来年3月までの約7カ月間、首都圏や関西、九州などのイベント会場を巡り、町特産の高田梅...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

原子力損害賠償紛争審中間指針で県が説明会 各団体から厳しい意見相次ぐ

 原子力損害賠償紛争審査会が示した中間指針に対する県の説明会は10日、福島市のコラッセふくしまで開かれ、各団体の代表がそれぞれ中間指針に盛り込まれた内容について厳しい意見を寄せた。(31面に関連記事)  県原子力損害対策協議会に加入する196団体の...[記事全文

復興基本方針の取り組み示す 県内の関係省庁

 政府の東日本大震災復興対策本部福島現地対策本部の第二回会合は10日、福島市の自治会館で開かれ、政府が復興基本方針を決定したのを受け、県内に出先機関を置く関係省庁が対応方針や現在の取り組みを示した。  会合後、福島現地対策本部長を務める吉田泉財務政...[記事全文

円滑復旧へ県支援 除染方法など助言、指導 避難準備区域解除の5市町村

 県は東京電力福島第一原発事故に伴う緊急時避難準備区域の一括解除に向け、区域内の五市町村が復旧計画を円滑にまとめるための支援チームを11日に庁内に設ける。10日の県災害対策本部会議で明らかにした。  県災害対策本部の住民避難安全班・一時帰宅支援担当...[記事全文

■大震災ドキュメント■(7月9日以降)

 ■4日  ・原子力安全委員会は原発事故の収束作業を踏まえ、主に半径20~30キロの範囲にある緊急時避難準備区域の解除条件の一つに「再度の不測事故の確率低下」を挙げ「現時点で満たしている」との見解を示す  ・会津若松市の會津風雅堂でふくしま総文の総合...[記事全文

復興プラン庁内検討委が初会合 飯舘村

菅野村長からアドバイザーの委嘱を受ける赤坂氏(左)
 全村が計画的避難区域に指定された飯舘村の「いいたてまでいな復興プラン」庁内検討委員会の初会合が9日、福島市飯野学習センターで開かれた。  委員会は政府の復興構想会議委員で県立博物館長の赤坂憲雄氏、古殿町出身の建築家で飯舘村づくりアドバイザーの佐川旭...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

9カ所、20ミリシーベルトの可能性 年間積算線量

 内閣府と文部科学省は9日、7月に実施した緊急時避難準備区域の5市町村で実施した放射線量調査の結果を発表した。避難の目安となる年間の積算線量20ミリシーベルトに達する可能性が高い毎時3・0マイクロシーベルト(高さ1メートル)を超えた宅地は田村市と川内...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

9月上旬に解除 緊急時避難準備区域

 東京電力福島第一原発事故から半径20キロ圏外の緊急時避難準備区域の一括解除は、9月上旬にも行われる見通しとなった。  関係5市町村が除染作業やインフラ復旧などの方針を盛り込んだ「復旧計画」を策定することが条件。政府の原子力災害対策本部が9日、解除の...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

絆探して(15) 望郷胸に盆踊り 浪江の有志 けいこに励む

おはやしの練習に励む浪江町の有志。盆踊りで絆を確かめ合う
 古里を離れた地で奏でられる盆踊りのおはやしは懐かしさや切なさを誘う。7日、二本松市のあだたら商工会本所の一室で浪江町民十数人が太鼓や笛、歌を響かせた。東日本大震災から5カ月目に当たる11日夜、市内の中心街で開かれる浪江町新町商店会の盆踊りに向けて、...[記事全文

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夏休み1081人が県外へ 県内小中学生の転校、事故後8753人

 夏休み中に県外の学校に転校を申し出ている県内の公立小中学校の児童生徒は1081人に上ることが8日、県教委のまとめで分かった。東京電力福島第一原発事故の発生後から7月15日までに転校した小中学生は7672人で、これを合わせると県外への転校は8753人...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

供給予備率一時3%切る 東北電、9日の東電からの融通最大枠

 東北電力管内は8日、ピークの消費電力が東日本大震災後最大を記録した。気温上昇に伴い、冷房使用が増えるなどして電力需要が増加した。供給不足が懸念される事態となり、東京電力から受ける電力融通を当初予定の30万キロワットから110万キロワットに大幅に引き...[記事全文

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桑折で献上桃の選果式

形や色をチェックし献上する桃を選ぶ職員ら
 皇室に献上する桃の選果式が7日、桑折町のJA伊達みらい桑折総合支店で行われた。  平成6年から18年連続で同町の桃が献上桃に選ばれている。会場には、午前中に町内から収穫した約20万個の主力品種「あかつき」の中から、光センサーで一次選果された糖度12...[記事全文

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絆探して(14) 川内の誇り 盆野球 「伝統守る」開成山で開催へ

64回目の盆野球に向け、大会運営などを打ち合わせる実行委員=郡山市・ビッグパレットふくしま
 川内村の少年は毎年8月に村内で開かれる夏季野球大会「盆野球」に憧れる。高校、大学、社会人へと続く"野球人生"のステップとした村民も多い。  今年の実行委員長を務める遠藤拓郎さん(35)は中学時代からほぼ毎年、盆野球に参加し、平成6年の夏の甲子園に...[記事全文

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南相馬、楢葉、富岡で一時帰宅 

 東京電力福島第一原発から半径20キロ圏内の警戒区域への一時帰宅は7日、南相馬、楢葉、富岡の3市町で行われ、計372世帯631人が参加した。  南相馬市は143世帯250人、楢葉町は71世帯123人、富岡町は158世帯258人が参加した。南相馬市は馬...[記事全文

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疑問や不安が相次ぐ 南相馬で避難勧奨追加指定 

 特定避難勧奨地点に追加指定された南相馬市の65地点72世帯を含む追加モニタリングを行った681地点698世帯への説明会は7日、鹿島中体育館でスタートした。初日は鹿島区上栃窪の84地点88世帯と同橲原(じさばら)の44地点46世帯が対象で、60世帯の...[記事全文

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原発事故を受け、ヒマワリを栽培 原町 

ヒマワリの豊作を喜ぶ 菅頭さん(右端)と仲間
 脱サラして農業法人あおば農縁(のうえん)を立ち上げた南相馬市原町区の菅頭秀行さん(32)は、原発事故を受けて畑1ヘクタールで油をとるヒマワリを有機栽培している。3日は友人5人が訪れ、順調な生育具合を確かめた。お盆過ぎから9月初めにかけて種を収穫する...[記事全文

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ドイツ研修を未来に生かそう 飯舘の中学生結団式 

誓いの言葉を述べる高橋君(中央)、左は菅野村長
 飯舘村の中学生が8日から16日までドイツの環境都市・フライブルクなどを訪れる「未来への翼」プロジェクトの結団式が7日、福島市の飯舘村役場飯野出張所で行われた。  事業は震災後に盛和塾東京やドイツのキール市にあるシュレスビヒ・ホルシュタイン独日協会な...[記事全文

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若い力で震災克服 県内の自然、歴史叙情豊かに 

「花見山」で書道吟を行う生徒
 7日に閉幕した第35回全国高校総合文化祭(ふくしま総文)では、参加者が全国の同世代の仲間と交流できたことを喜ぶとともに、「震災で準備に苦労したが、実施できてうれしい」「参加できて本当に良かった」など感動の声を上げた。6部門で閉会式などを行い、本県生...[記事全文

絆探して(13) いつまでも監督で 来年、35周年大会開きたい...

4カ月ぶりに選手に語り掛ける斎藤さん(右)。一人一人をじっと見詰めた
 「3月11日」が普段通りに過ぎていれば、双葉町スポーツ少年野球クラブは、翌日から楢葉町で開かれる南双葉学童野球選手権大会に出場していたはずだった。  震災と原発事故から間もなく5カ月がたつ。「離れ離れになったメンバー33人や、保護者を片時も忘れたこ...[記事全文

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3キロ圏内、一時帰宅検討 お盆過ぎにも、原発相

 東京電力福島第一原発から半径20キロ圏内の警戒区域で、これまで認められていなかった半径3キロ圏内の大熊、双葉両町への一時帰宅がお盆過ぎにも実施される見通しとなった。細野豪志原発事故担当相は6日、佐藤雄平知事との会談で、3キロ圏内の一時帰宅を検討する...[記事全文

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避難準備区域解除、一斉に 原発相、関係首長に意向

12市町村との意見交換会であいさつする細野原発事故担当相
 細野豪志原発事故担当相は6日、郡山市で原発周辺の12市町村長らと意見交換し、放射性物質の除染計画などを策定した上で、原発から20キロ圏外の緊急時避難準備区域を一斉に解除したいとの考えを伝えた。出席した首長が明らかにした。  意見交換会では緊急時避難...[記事全文

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線量測定、除染を 12市町村長ら原発相に要求

 郡山市で6日に開かれた細野豪志原発事故担当相と警戒区域、計画的避難区域、緊急時避難準備区域の12市町村の首長らとの意見交換会は、避難区域解除に向けた意見が相次いだ。首長らは住民の1日も早い帰郷に向け、徹底した放射線量測定や除染を国が責任を持って実施...[記事全文

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最終損失は5億1420万円 相馬双葉漁協

議事に先立ち震災犠牲者に黙とうをささげる漁協関係者
 相馬双葉漁協の総代会は6日、相馬市コミュニティセンターで開かれ、昨年度の収支決算などを含む事業報告を承認した。  東日本大震災の津波被害による資産損失、東京電力福島第一原発事故の影響による出漁自粛などに伴い最終損益は約5億1420万円の損失となった...[記事全文

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大熊、双葉町長は明言避ける 第一原発への放射性廃棄物一時保管

 東京電力福島第一原発事故で発生した高濃度の放射性物質が付着した汚泥やがれきなどの廃棄物の処理問題で、政府内で同原発敷地内に搬入し一時保管することを検討していることについて、第一原発が立地する大熊、双葉両町長は6日、「政府から直接聞いていない」などと...[記事全文

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新たに111農家使用判明 セシウム含む稲わら

 高濃度の放射性セシウムを含む稲わらが肉牛に与えられていた問題で、新たに111戸の肉牛繁殖農家が汚染された稲わらを使い、このうち8戸から肉牛13頭が出荷されていたことが県の6日までの調査で分かった。  県は7月18日から今月6日にかけて警戒、計画的避...[記事全文

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綿羊・ヤギ競り中止 全農本部が24日に予定

 全農県本部は6日までに、本宮市の県家畜市場で毎年8月に開いている綿羊・ヤギの競り市を今年は開催しないことを決めた。  全農県本部畜産部によると、東京電力福島第一原発事故による放射性物質の影響について、綿羊・ヤギには明確な指針が示されてないという。生...[記事全文

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藤沼湖復旧に国の支援 須賀川、復興相が視察

 平野達男復興対策担当相は6日、東日本大震災で決壊した須賀川市の農業用ダム・藤沼湖を視察した。報道陣に対し、藤沼湖の復旧には国の支援が必要になるとの認識を示した。  平野担当相は「地震そのものの被害の大きさをあらためて認識した」とした。決壊によって作...[記事全文

原発賠償 10月中に本払い開始 紛争審中間指針 風評被害幅広く認定

 文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会は5日、東京電力福島第1原発事故の賠償範囲の全体像を示す中間指針を取りまとめた。焦点となった観光や牛肉などの風評被害を中心に自治体、品目ごとに賠償対象を認定。東電は9月中に賠償請求の受け付けを始め、10月中の本払...[記事全文

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土壌からのセシウム吸収率 県農業総合センターが調査

 福島県農業総合センターは5日までに、コマツナ、キュウリが土壌の放射性セシウムを吸収する割合についての研究成果をまとめた。土壌に含まれる放射性セシウム量に対し、コマツナに吸収されるのは0・22%以下、キュウリは0・5%以下と確認した。  土質や放射性...[記事全文

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コメのセシウム調査 説明会 県「収穫しても出荷しないで」

 4日に発表した今年産米の放射性セシウム検査の方法や早期出荷米の調査法などについて、福島県は5日、市町村やJA関係者、集荷業者などを対象に説明会を開いた。  約160人が参加した。菅野和彦県水産畑作課長があいさつし「検査が終わるまで刈り取っても出荷は...[記事全文

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絆探して(12) 一瞬の夏涙の別れ 少年野球、いつかまた双葉で

4カ月ぶりに再会して試合に向かうメンバー=会津若松市
 双葉町スポーツ少年野球クラブ監督、斎藤恒光さん(60)が避難している福島市のアパートに1通の手紙が届いた。  震災と原発事故で離れ離れになった選手は斎藤さんの呼び掛けでチームを再編成し、会津若松市で先月、開かれた少年野球大会に出場した。手紙の差出人...[記事全文

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野菜、果実など基準値下回る

◆野菜、果実の放射性物質の検査結果 市町村種 類測 定 結 果 ヨウ素131セシウム134セシウム137 郡山キャベツ--- 郡山ミョウガ--- 須賀川キュウリ--- 須賀川キュウリ--- 須賀川サヤインゲン--- 須賀川サヤインゲン--- 喜多方...[記事全文

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絆探して(11) 役場どこに置く 県内移転で揺れる双葉町

 「いわき市に転入を希望する町民が増える可能性がある」。双葉町の井戸川克隆町長は1日、いわき市と双葉郡の首長との懇談会で、避難した町民の教育や医療、雇用への協力を市に要請した。  双葉町は原発事故によって立ち入り禁止の警戒区域に指定された。全町民約7...[記事全文

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浪江一時帰宅ルポ 変わらぬ町並み閑散

車の往来がなくさみしさが漂う浪江町の6号国道
 警戒区域に指定されている浪江町に4日、一時帰宅した。3月11日に被災するまで、平成20年4月から3年間、浪江支局で過ごした。一見するといつもと変わらない町並みは、道路にまで雑草が生え、人けのないさみしさが漂っていた。  参加した町民は、わが家に戻れ...[記事全文

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土壌洗浄を実験 福島市と造園建設業協 渡利

児童遊園の表土を手作業ではぎ取る参加者
 福島市と県造園建設業協会福島支部は4日、市内の渡利七社宮児童遊園で市放射能対策アドバイザーの石井慶造東北大大学院教授が提唱する「土壌洗浄」方式の実用化実験を始めた。  石井教授は、放射性セシウムが粘土に吸着する性質に着目し、セシウムが付着した土に水...[記事全文

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土壌洗浄を実験 郡山で芝の「深刈り」

近藤教授(左)の指示を受けながら芝を刈る作業員=郡山
 芝生の放射線量低減のため県が採用する方針の「深刈り工法」の手順と効果を確認する実証実験が4日、郡山市の逢瀬公園で行われた。実験の結果、芝剥ぎ機を使った表土は平均毎時0・47マイクロシーベルトから0・09マイクロシーベルトに下がったため、県は同公園の...[記事全文

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期待と不安入り交じる 関係自治体首長と住民 第一原発事故確率低下

 原子力安全・保安院が東京電力福島第一原発1~4号機の安全確保状況について「水素爆発が生じる可能性は低い」と評価した4日、関係自治体の首長からは住民の帰宅に向け期待の声が上がった。ただ、避難中の住民にとっては土壌汚染などへの懸念が残り、心境は複雑だ。...[記事全文

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高木文科相、県内を視察

 高木義明文部科学相は4日、西郷村の熊倉小を訪れ、放射線量を下げるため同校校庭で行われている表土除去作業を視察した。報道陣の質問に答え、除去した土の最終処分法について、できるだけ速やかに結論を出したいと述べた。暫定基準を今月中に見直し、屋外活動制限の...[記事全文

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南相馬72世帯、川内は初1世帯 避難勧奨地点に追加

 東京電力福島第一原発事故で、政府の原子力災害現地対策本部は3日、局地的に放射線量が高く、住民に自主的な避難を促す特定避難勧奨地点に、新たに南相馬市の65地点(72世帯)と川内村の1地点(1世帯)を指定した。南相馬市は7月21日に57地点(59世帯)...[記事全文

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被災病院など財政支援 県が補修費など独自に

 県は東日本大震災で被害を受けた医療施設のうち、補修の経費が国の補助の対象外の病院や歯科診療所、薬局などを補助したり、震災で減少した医師や看護師を確保したりする新事業に取り組む。9月定例県議会に関連の補正予算案を提出する方針。2日に県庁で開いた県地域...[記事全文

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一律でなく1頭ごと価格算定 県、肉牛買い上げで

 政府の肉牛出荷停止指示を受けて県が独自に行う、出荷適期を過ぎた肉牛の全頭買い上げで、県は買い上げ価格(支援交付金)を1頭ごとに算定する方式を導入する。当初は市場価格を基にした一律の価格設定を検討していたが、畜産団体から不公平感があると反発を受けた。...[記事全文

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野菜、果実の放射性物質 ミョウガとリンゴ暫定基準値下回る

 県は2日、15市町村で採取した野菜16品目33点と2市町で採取した果実2品目3点の放射性物質の検査結果を発表した。いずれも食品衛生法の暫定基準値を下回った。結果は【表】の通り。  南相馬市で1日に採取したミョウガ、三春町で1日に採取したリンゴから...[記事全文

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