東日本大震災アーカイブ

被災病院など財政支援 県が補修費など独自に

 県は東日本大震災で被害を受けた医療施設のうち、補修の経費が国の補助の対象外の病院や歯科診療所、薬局などを補助したり、震災で減少した医師や看護師を確保したりする新事業に取り組む。9月定例県議会に関連の補正予算案を提出する方針。2日に県庁で開いた県地域医療対策協議会で示した。
 新たな補修費用の補助は、国から補助を受けられる公的病院など以外で被災した病院や診療所を県独自に財政支援することを想定している。現在国の補助制度が設けられていない歯科診療所や薬局も含める考え。補助率、上限額などは今後決める。医療関係者への放射線・放射能の知識普及なども始める。
 県によると、県内の医療機関の震災による被害総額は2日までに114億7千万円に上っている。補修経費が国庫補助の対象外の施設は、少なくとも832施設に上る見込み。県は国から交付される地域医療再生基金を活用し、独自の本県医療の復興事業に取り組むこととした。
 11月を目標に策定する予定の全県版の地域医療再生計画は、あらためて関係団体や自治体から要望を募り、10月中旬までに素案をまとめる。

カテゴリー:福島第一原発事故