東日本大震災アーカイブ

来月から「震災関連死」認定 双葉郡8町村、審査会設置

 双葉郡8町村は9月から東日本大震災発生後に被災者が避難生活による持病の悪化などで亡くなる「震災関連死」の認定に乗り出す。12日に合同で県内初の審査会を設置した。一定の基準に基づき、地震や津波だけでなく東京電力福島第一原発事故による避難後の関連死なども認める方針で、間接的原因で亡くなった犠牲者の遺族への災害弔慰金の支給が進むと期待される。
 審査会の初会合は12日に郡山市で開かれ、震災と死亡との因果関係を判断するため医師3人と弁護士2人、民生委員、保護司各1人の計7人を委員とすることを決めた。認定基準を設定、来月上旬から毎月2回程度審査会を開き、各町村に申請のあった関連死が疑われる事例を審査する。震災と死亡の因果関係が認められれば、町村が災害弔慰金として死亡者が生計維持者の場合は500万円、その他は250万円を遺族に支給する。
 原発事故の関連死については、精神疾患を発症して自殺したケースなどを認めるかなど認定範囲が課題になるとみられる。双葉地方町村会によると、複数の避難所生活で体調が悪化したり、病院からの急な転院を余儀なくされたりして亡くなったのは少なくとも400人に上るとみられる。

カテゴリー:福島第一原発事故