東日本大震災アーカイブ

怒り限界、2500人総決起 県内農林漁業者が原発賠償で東京総決起大会

 JAグループ福島と県森林組合連合会、県漁業協同組合連合会による県農林漁業者総決起大会は12日、東京の日比谷公園で開かれた。2500人を超える農林漁業者が集結し、東京電力福島第一原発事故の損害賠償金の早期全額支払いなどに向けて気勢を上げた。
 主催者を代表してJA福島五連の庄條徳一会長が「県民の怒りは限界に達している。被害をもたらした東電にこん身の力を込めて抗議する」とあいさつ。JAグループ福島肉牛振興協議会の鈴木広直会長、JA県青年連盟の遠藤友彦委員長、田村森林組合の菅野孝加工課長、相馬双葉漁協の叶谷守久請戸支所長が決意を表明した。
 佐藤雄平知事、佐藤憲保県議会議長、県選出国会議員らがあいさつした後、「本県農林水産業を必ず復興させ、誇りと希望を持って次世代に引き継ぐため総力を挙げる」とする決議を採択。参加者全員で「がんばろう」を三唱した。
 会場を埋めた県内の農林漁業者はバス約50台に分乗し駆け付けた。「国は責任を取れ」「緑豊かな本当の福島を返せ」などと記したむしろ旗を掲げ、各団体代表者の決意表明に拍手を送った。国会議員らにやじを飛ばし、やり場のない怒りをぶつける場面もあった。
 終了後は日比谷公園を出発し、東電本店経由でJR東京駅近くまでをデモ行進した。のぼり旗や大漁旗などを振りかざし、「福島の農村漁業を守れ」「福島は負けない」などと連呼した。
 庄條会長らは東電と政府に対し、効果的で大規模な除染事業の実施などを求めた。官邸で要望書を受けた菅直人首相は、全力で対応することを約束した。

カテゴリー:福島第一原発事故