東日本大震災

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31日閉鎖を正式決定 郡山・ビッグパレットふくしまの避難所

 東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の発生後、県内で最多の避難者が身を寄せた郡山市のビッグパレットふくしまの避難所を31日に閉鎖することについて県は正式決定した。避難者の仮設住宅などへの入居の見通しが立ったためで、18日までに避難者に通知した。他の避難所も順次、閉鎖する。18日の県災害対策本部会議で示した。

 ビッグパレットふくしまは17日現在、富岡町や川内村などから避難した152人が生活している。避難所の閉鎖に合わせ、自衛隊が実施している入浴サービスも終了する。同施設は3月には約2500人が避難していた。

 県内の一次避難所は17日現在、ビッグパレットふくしまの他、福島市のあづま総合体育館など22カ所あり、906人が避難生活を送っている。旅館、ホテルなどの二次避難所は387カ所で、7059人。県は避難者の仮設住宅への入居状況を踏まえ、10月末までに全ての避難所を閉鎖する方針。

 ビッグパレットふくしまでは、生活スペースを仕切る段ボールもまばらになり、配膳待ちの長い行列ができることもなくなった。富岡町の農業渡辺正二さん(65)は「テレビのチャンネルでケンカしていた時が懐かしいよ。閉鎖になれば、もう出るしかない」と話した。避難所暮らしも約5カ月間が過ぎ、友人もできた。一人暮らしのため、いわき市の借り上げ住宅での新たな生活に不安を感じている。「仲間とも離れるし、金銭面も困る。みんな移っているから仕方がない...」と、不安を訴えた。

.【写真】入居数が少なくなったビッグパレットふくしま=18日

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