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白米は未検出、出荷へ 県内早場米、一部玄米で微量セシウム

 県内の早場米の放射性物質検査で、県は26日、二本松市(旧大平村)で収穫された玄米から食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を大幅に下回る22ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。県産米からの検出は初めて。ただ、白米にした検査では、放射性セシウムは検出されなかった。県はこの日検査した4地域のうち、旧大平村を含む3地域の早場米の出荷を認めた。
 県は郡山市の県農業総合センターで旧大平村の1検体の他、郡山市(旧喜久田村)の2検体と本宮市(旧和木沢村・本宮町)、同(旧荒井村)の各1検体の玄米を分析した。放射性セシウムは旧大平村の22ベクレル以外は検出されなかった。
 早場米の出荷が可能になった旧市町村単位の3地域は、この日の検査で地域内の検査が終了した。県は各市と関係団体に出荷が可能と伝えた。旧荒井村は残る3カ所の検体を調べる。県は、放射性セシウムが検出された玄米については白米の状態でも検査し、消費者が食べる段階の安全性を確認することにしている。旧大平村の場合、白米にした検査で、放射性セシウムは検出されなかった。
 県の作付け前の農地土壌調査では、二本松市や本宮市で土1キロ当たり4000ベクレル程度が測定されていた。鈴木義仁県農林水産部長は「環境放射線量も他の地域より高く、放射性セシウムの検出を想定していた。消費者が安心して食べられる結果となり安堵(あんど)している」と述べた。
 県は次回の早場米検査を29日に行う。福島市(旧大久保村)、二本松市(旧石井村、旧渋川村)、本宮市(旧荒井村、旧岩根村)、会津坂下町(旧若宮村)、柳津町(旧柳津村)、三島町(旧宮下村)の計15検体を調べる。暫定基準値を超えた場合、旧市町村単位で今年産米の出荷が停止される。

カテゴリー:福島第一原発事故

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