東日本大震災

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小名浜漁港にカツオ 震災後初水揚げ

震災後、初めて小名浜港に水揚げされたカツオ

 いわき市小名浜の小名浜漁港に29日早朝、東日本大震災後初めてとなるカツオが水揚げされた。
 県旋網(まきあみ)漁協の「第22寿和丸」が27日に東京電力福島第一原発から半径30キロ圏外の宮城県気仙沼沖の海域で漁獲した約18トンを運び込んだ。重さは2・5~4キロ程度の中型サイズ。魚体を銀色に輝かせながら漁船からベルトコンベヤーで魚市場に運び込まれ、大きさごとに選別された。
 底引き網漁の延期が決まる中、旋網漁協は風評被害への懸念から、これまで県外の港に水揚げしていたが、「復興への第一歩」として地元の小名浜漁港を選んだ。
 事前のモニタリング検査でカツオから放射性物質は未検出で、29日から県内のスーパーなどで販売されている。「福島産」の表示の他、約900キロ沖の漁獲場所を掲示し、安全性をアピールしている。
 寿和丸の船主である酢屋商店の野崎太取締役(28)は「今は水揚げできたことが素直にうれしい。消費者の反応を見て、今後も水揚げを行いたい」と話す。

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