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放射性ヨウ素、いわきにも拡散 6、7月調査、土壌濃度は大幅減

 文部科学省は21日、東京電力福島第一原発事故で拡散した放射性ヨウ素の土壌中の濃度を示したマップを公表した。原発から100キロ圏内の約2200地点を調査し、約400地点でヨウ素が検出されたが、同省は調査した6、7月から現在までに濃度は大幅に減少しているとみている。
 ヨウ素の土壌中の濃度はこれまでまとめた空間線量やセシウムの土壌中の濃度マップと同じく、福島第一原発周辺や北西方向で高い地点が目立った。さらに、いわき市など南方向でも比較的高濃度だった。全て同じ時期に採取したと仮定した際、濃度が最も高かったのは富岡町の1地点で、1平方メートル当たり5万5391ベクレルだった。
 調査は6月6日から7月8日にかけて県内の土壌を採取し、ゲルマニウム半導体検出器を用いて核種分析した。
 土壌に含まれるヨウ素の濃度は、原発北方ではセシウム137の約170分の1。南方の沿岸部では約40分の1で、セシウムに対する比率に大きな地域差がある。
 大気中に放出された放射性物質は、雲状の固まりの「放射性雲」を形成。文科省は、南に流れた放射性雲に多くのヨウ素が含まれていた可能性があり、気候条件などと相まって濃度分布に影響したと分析している。

カテゴリー:福島第一原発事故

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