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震災の被災地に台風の影響 仮設住宅から避難

 震災後初めて本県を直撃した台風15号は21日、県内に大雨をもたらし、河川の氾濫の恐れや土砂崩れなどにより須賀川市や西郷村など各地で多くの住民が避難を余儀なくされた。大震災の記憶が癒えない県民は再び自然災害の猛威におびえた。交通網も東北新幹線や在来線、高速道路などがストップし、まひ状態に。帰宅を急ぐサラリーマンや学生らは、いら立ちを募らせた。
 須賀川市の上北町の仮設住宅は近くを流れる須賀川(通称・下の川)が氾濫し、床上浸水した。避難勧告対象になった流域には東日本大震災の被災者のための仮設住宅2カ所が含まれていた。住民は市職員の指示を受け、近くの須賀川二小に次々と避難。ストーブの前でぬれた体を温めたり、支給された毛布にくるまったりしていた。
 住民の高橋邦男さん(68)は「仮設住宅前の駐車場は30センチ以上浸水していた。自然災害だから仕方がないが、今年は災害が多すぎる...」と話した。
 釈迦堂川沿いの卸町は胸に水が漬かるほど水位が上昇。多くの事業所が浸水した。改築されたばかりの市役所仮庁舎内部に水が流れ込み、パソコンや書類が被害を受けた。仮庁舎内にある市観光交流課の職員は「市庁舎が被災し、新しくスタートしたばかりだったのに」と肩を落とした。
 西郷村羽太字柿ノ木下では午後零時55分ごろ、大雨による土砂崩れが発生。土砂は、県道白河羽鳥線を約10メートルにわたってふさいだ。白河署によると、近くを走っていた村内の女性(59)の乗用車が土砂に巻き込まれ、水田に転落した。女性は自力で脱出した。けがはないという。
 同村の羽太地区では下羽太地区集落センターが避難所となり、避難して来た住民が不安な一夜を過ごした。
 白河市みさか一丁目では午後零時50分ごろ、公園ののり面が崩れ、土砂が古高山地区の民家付近に流れ込んだ。

カテゴリー:福島第一原発事故

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