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今を生きる 古里に明るい話題を 山口国体活躍誓う

山田町長から激励金を受ける(右から)千尋さんと伸彦さん

■広野町空手道スポ少出身 猪狩伸彦さん 猪狩千尋さん
 東日本大震災の津波で実家が全壊した広野町空手道スポ少出身の猪狩伸彦さん(21)=東北学院大3年・成年男子重量級組手=と猪狩千尋さん(17)=勿来工高3年・少年女子組手=は10月1日開幕の山口国体に初出場する。地域に支えられ心身共に全国レベルに成長した2人は「古里に明るい話題を届けたい」と必勝を誓う。
 2人は広野小1年の時から空手を始めた。町体協空手道部の指導を受け、めきめきと力を付けた。伸彦さんは広野中から高校空手の強豪、学法福島高に進み3年連続で全国高校総体に出場した。千尋さんは広野中、勿来工高と空手一筋で、中学1年の時に全国3位に入った実績を持つ。
 2人は22日、いわき市の町役場湯本支所を訪れ、山田基星町長に国体出場を報告した。山田町長は「自信を持って臨んでほしい」とエールを送り、激励金を手渡した。
 伸彦さんは「自分の活躍で少しでも地元に元気が届けられたらうれしい。ベスト8が目標」と話す。現在は仙台で1人暮らしだが、卒業後は大好きな地元に戻る考えで「広野の復旧、復興に携わりたい」と話す。
 千尋さんは卒業後、看護師を目指すため第一線の大会は国体が最後になるという。「初めての国体は結果にとらわれず今までお世話になった町民に自分の姿を見てもらいたい」と抱負を語った。

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