東日本大震災

「連載・今を生きる」アーカイブ

  • Check

今を生きる 支援ツアー大盛況 表郷まつり千葉から530人

森さんを歓迎し握手を交わす鈴木さん(左)

■JA東西しらかわ鈴木組合長 風評一掃へ橋渡し
 白河市表郷の「表郷まつり」の会場に25日午後、大型バス11台が次々と到着した。一行は千葉県船橋市の習志野台・西習志野地区自治会連合協議会が企画した買い物ツアーの約530人。震災後、市内を訪れた最大の観光ツアーで、橋渡しをしたJA東西しらかわ組合長の鈴木昭雄さん(64)はツアー実行委員長の森紳浩さん(53)とがっちり握手し「よく来てくれました」と感無量の表情で出迎えた。
 2人は森さんの住む町の町内会が同JAを招いて4月に開いた「支援の集い」以来の付き合い。船橋市に避難した県人の子どもが「放射能がうつる」と言われた事件に衝撃を受けたこともあり、森さんらは「支援のため買い物ツアーを送り込む」と約束していた。
 一行は市内の名所を見学した後、まつり会場に入った。食事もそこそこに会場内の模擬店で農産物や加工食品、清酒などを買い求めた。コメやトマト、ナスなどを袋いっぱい買った小幡芳子さん(60)は「放射線を心配する人もいるが、白河の農家を信頼している。力になりたい」と笑顔で話した。
 森さんは「船橋市民は募金だけの支援にまだまだ物足りなさを感じている」とし、第2弾、第3弾のツアー実現に自信を深める。「次は1泊旅行で来たいね」と語った。
 鈴木さんは震災以降、風評一掃のキャンペーンのため48回も県外に出張している。その精力的な活動が1つの形になった。「まだまだ十分ではないが、やればこれだけのことができる」と胸を張り、風評被害克服へ手応えを感じていた。

カテゴリー:連載・今を生きる

「連載・今を生きる」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧