東日本大震災

「福島第一原発事故」アーカイブ

  • Check

地元のように会える場所 仮設に富岡町こおりやま児童クラブ 

子どもたちと一緒に遊ぶ滝沢さん(右)と石井さん(右から3人目)

 郡山市南一丁目の仮設住宅集会所に子どもたちの声が響く。平日の午後、20畳ほどのスペースに小学1~4年生の児童が集まる。「富岡町こおりやま児童クラブ」は7月下旬に始まった。「先生、もっと銀行ゲームしよう。帰りたくないよ」。東日本大震災を経験した子どもたちの安心の場になっている。
 クラブは保護者の要望に応じて、町が開設した。現在、市内などに避難した永盛、安積一、三春小の児童約20人が集まる。林真理さん(43)は永盛小三年の長女佳那子さん(8つ)を預ける。「親の世話などで忙しい日もあるので助かっている」と喜ぶ。
 地元の児童館に勤務していた滝沢キイさん(59)、石井美智子さん(58)ら5人が世話をしている。主任の滝沢さんは「通う学校が離れ離れになった子どもが会える場所」と話す。避難所だったビッグパレットふくしまのキッズコーナーから移したマンガやおもちゃをそろえ、迎えを待つ子どもとゲームやおやつの時間を一緒に過ごす。その様子は地元にいたころと変わらない。
 滝沢さんと石井さんは児童館に勤めて30年以上になる。子どもたちとは原発事故以前から顔なじみだ。「やっぱり、子どもとの触れ合いは楽しい」とほほ笑む。
 「次は、また明日ね」。帰りを嫌がる子どもに笑顔で語り掛けた。

カテゴリー:福島第一原発事故

「福島第一原発事故」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧