東日本大震災

2011年10月アーカイブ

苦悩する自治体/双葉町(25) 迫られる重い決断 町民の不満どう受け止める

町職員と打ち合わせする井戸川町長。町の将来像提示が求められている
   どこかぶぜんとした表情で報道陣に囲まれていた。  政府が29日、市町村を対象に県庁で開いた除染に伴う汚染廃棄物の中間貯蔵施設設置などに関する説明会に、東京電力福島第一原発が立地する双葉町の井戸川克隆町長(65)も出席していた。感想を聞かれ、「町...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

【タバコ農家4割強廃作】原発危惧苦渋の選択 収量減、事故追い打ち

 かつて全国有数の葉タバコ産地だった本県は、日本たばこ産業の廃作募集に栽培農家の4割強が応じたことで産地衰退が加速する懸念がでている。耕作を断念した農家は、東京電力福島第一原発事故の影響を危惧して苦渋の選択をしたケースも少なくない。栽培を継続する農家...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 富岡町民歌忘れない 8カ月ぶり古里思い涙

なじみ深い富岡町民歌を熱唱する伊藤さん(右から4人目)。思いがあふれ涙する人もいた
■伊藤ヒデさんら6人 郡山の「祭り」で披露  「ああー、富岡に、わがまちに、朝の陽(ひ)が大きく昇る―」。30日、郡山市の太田デイサービスセンターで催された秋祭りで伊藤ヒデさん(75)ら富岡町の住民6人の歌声が響いた。町の昼下がりに毎日流れていたいつ...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

知事「地元意向重視を」 中間貯蔵施設工程表 細野環境相 最大限尊重を約束

 29日に県庁を訪れた細野豪志環境相兼原発事故担当相は終始硬い表情を浮かべ、佐藤雄平知事に中間貯蔵施設建設までの工程表を手渡した。「県、市町村の意向を反映してほしい」と求める佐藤知事の訴えに、細野氏は最大限尊重することを約束した。  県庁特別室に入っ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

中間貯蔵施設 来年度内に場所選定 工程表 30年以内に県外最終処分 

 東京電力福島第一原発事故で、環境省は29日、除染で出る土壌などの汚染廃棄物を保管する中間貯蔵施設を今後3年程度を目標に県内に整備し、廃棄物は貯蔵開始から30年以内に県外で最終処分するとした工程表を発表した。中間貯蔵施設の設置場所は平成24年度内に決...[記事全文

苦悩する自治体/双葉町(24) 組織の力低下懸念 「町に帰る」意識薄れないか

 旧騎西高校内の埼玉支所。組織が分かれ、残る職員にとっても負担は増す感覚になる
   役場が2つになると組織力が落ちるのではないか。  双葉町役場内には、地元を離れて「仮住まい」という厳しい状況に置かれた自治体が、組織と人員を2つに分けたら、さらに行政運営で困難が増すと心配する見方がある。埼玉支所で業務全般を統括する武内裕美総務...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

【中間貯蔵施設工程表】安心と懸念交錯 早期の除染期待

工程表の説明に聞き入る市町村長ら
■最終処分場に警戒感 市町村長説明会  東京電力福島第一原発事故に伴う除染で発生した汚染廃棄物の中間貯蔵施設建設と最終処分までの工程表が示された29日、県内の首長に評価と懸念の声が交錯した。スケジュールがある程度見えたことに「仮置き場の設置が進む」と...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる までいにランチ までいに食べて 食を通して 古里活性化願う

料理内容を紹介する鈴木さん(左)
■相馬の「割烹やました」 バイキング形式で提供  相馬市中村字大手先の「割烹(かっぽう)やました」は相馬地方に伝わる「までい」の心を込めたバイキング形式のランチを始めた。おかみの鈴木智子さん(53)は「家族や友人とおいしいものを食べながら、気さくに会...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

絆探して(23) 支所設置に賛否両論 職員も家族と離れ離れ

福島支所の開所式に臨む職員。大橋課長(前列左)も家族と離れた生活が続く=28日
 すぐ戻れる―と思って古里を離れて200日以上。緊急時避難準備区域が解除されるなど自治体の置かれた状況は少しずつ変化している。一方で仮設住宅などでの不自由な住民生活は固定しつつある。避難自治体で唯一、県外の埼玉県に役場機能を置いた双葉町が28日、郡山...[記事全文

カテゴリー:連載・原発大難

今を生きる 「大堀相馬焼かわいがって...」 思いや魅力語る若松

大堀相馬焼への思いを語る長橋さん
■伝統工芸士会長・長橋さん(浪江)  「焼き物を窯出しする時、ピーン、ピーンと、窯全体が鳴り響くんです。あの音はいい」-。大堀相馬焼の伝統工芸士会長を務める長橋明孝さん(72)=浪江町=は、焼き物に細かいひびが入る「貫入(かんにゅう)」の音を思い出し...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

会津復旧期"幕開け" 官民25年度までPR展開

本県観光の復興に向けて気勢を上げる関係者
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で深刻なダメージを受けている福島県観光の復興に官民を挙げて取り組むキャンペーンが28日からスタートした。平成25年度までを「観光復旧期」として国内外で大規模なPR活動を展開する。  郡山市のホテル華の湯で開幕...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県外避難者に投票啓発 東京

県議選の投票を呼び掛ける(左から)石本、宗形、井出さん=総務省
 福島県選管委は28日、総務省で記者会見し、県外に避難している県民に県議選の投票を呼び掛けた。  在京の新聞、通信社とテレビ局など計15社を前に宗形明子県選管委員がメッセージを発表した。「災害からの復興・再生を担う代表者を選ぶ大事な選挙である」と意...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

大熊の避難者「いつ帰れる」 若松で町政懇談会

住民の質問に答える渡辺町長(右)
 福島県大熊町の町政懇談会は28日、役場機能を移転している会津若松市文化センターで開かれた。渡辺利綱町長や町議会議員に対し、「いつ大熊に戻れるんだ」など、避難住民から厳しい意見が投げ掛けられた。  同市に避難する町民ら約170人が参加。町の担当者か...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

避難生活支援に全力 双葉町福島支所郡山で開所式

看板を掲げる井戸川町長(右から2人目)ら
 福島県双葉町が県内の拠点として郡山市に整備した町福島支所の開所式は28日行われ、関係者が県内に避難する町民への行政サービス向上に全力を挙げることを誓った。  町職員、町議らが出席。井戸川克隆町長が「町民の要望に応えられるよう頑張ってほしい」とあい...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県、ビジョン見直し 再生可能エネルギー推進

 福島県復興ビジョンに再生可能エネルギーの推進を掲げる県は、東日本大震災前の平成22年度に策定した「再生可能エネルギー推進ビジョン」を今年度内に見直す。現行のビジョンは10年後の目標値を掲げているが、今後の本県復興における導入促進などを踏まえて20年...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【西郷、下郷の産業集積構想】「特区」見えず正念場 意欲企業足踏み 国に早期決定望む声

工場内で育つレタスを見守るスプレッドの稲田社長=21日、京都府亀岡市
 西郷村と下郷町で計画されている植物工場や福祉施設、観光産業などの産業集積構想は足踏み状態が続き、正念場を迎えている。被災地の復興を支援する国の復興特区制度や、初期投資の負担軽減のための公的助成の詳細な中身がいまだ示されていないためだ。現時点で20数...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 塩屋埼灯台に託す「光」 全国絵画コンテスト県内唯一の銅賞 古里復旧思い描く

クラスメートから祝福を受ける鈴木君(前列中央)
■避難し隣接校で学習 鈴木修人君(いわき・豊間小3年)  「塩屋埼灯台に、またみんなで行きたい」。東日本大震災で避難生活を余儀なくされているいわき市の豊間小3年、鈴木修人君(9つ)は「全国灯台絵画コンテスト」で県内で唯一、銅賞に入った。母校の豊間小...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

研修医充足率、全国最低 県内16病院、震災・原発事故響く

 来年度から県内16の指定病院で臨床研修を受ける新人医師の内定者数は募集定員146人に対し61人にとどまり、研修制度導入前の内定が始まった平成15年度以降、最も少ないことが27日、厚生労働省のまとめで分かった。募集定員に対する充足率は41・8%で全国...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

「世界は福島を見続けていく」 ベンダース監督が来県

舞台あいさつで福島への思いを語ったビム・ベンダース監督
 ドイツの映画監督ビム・ベンダースさんは27日、福島市のフォーラム福島を訪れ、最新作「Pina ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち」の試写会で舞台あいさつした。  舞台あいさつで「この作品を上映するためにヨーロッパ各地を回ったが、どこにいても福島のこと...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

直売所の風評被害打破を 郡山で産直サミット開幕

 農産物直売所の運営組織が集う「全国農産物直売サミット」が27日、郡山市などで始まった。初日は市内のホテル華の湯で討論会を行い、本県関係者は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に伴う影響を訴えた上で、風評被害の打破に向け、一層の理解を求めた。28日...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

アロハ訪問団本県入り いわきで被災者激励へ

渡辺市長(中央)らと懇談した高見山さん(前列右)ら訪問団
 米の民間支援プロジェクト・アロハ親善訪問団が27日から11月1日にかけて大震災で被災した、いわき市と宮城県を訪れ、被災者と交流する。いわき市には27日から29日まで滞在し小中学校を訪問するほか、スパリゾートハワイアンズに被災者らを招く。  訪問団は...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県、中止求め勧告 計画的避難区域でコメ作付けの農家に

 国がコメの作付け制限区域に指定している計画的避難区域にもかかわらず、コメを作付けした農家一戸について、県は食糧法に基づき、作付けと流通の中止を求める勧告を出すことが27日、分かった。制限区域指定後、勧告が出されるのは初めて。県によると、この農家は販...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

今を生きる 愛用ブレザーで交通整理 自宅から持ち出し 帰郷信じ、避難者に元気

一時帰宅で持ち出した自慢のブレザーを着て仕事に励む赤井さん(右)。来訪者を優しいまなざしで出迎える
■大熊から若松に避難 赤井光清さん  自慢の紺色のブレザーを羽織り、威勢のいい声で来訪者を出迎える。「顔色良さそうで何より。気を付けて帰るんだぞ」。大熊町の無職赤井光清さん(75)は、避難先の会津若松市の町役場会津若松出張所で4月上旬から交通整理のボ...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

各国外交官が県内の復興状況を視察

アクアマリンふくしまを視察する外交官ら
 日本駐在の各国大使館の外交官は26、27の両日、県内を視察している。  東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の本県への影響と復興状況を理解してもらうのが狙い。アメリカ、アンゴラ、エジプト、オーストラリア、カナダ、クロアチア、ナミビア、フィンランド...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

山口の萩市長が観光支援で若松訪問

白虎隊士の墓前に献花する萩市の野村市長
 山口県萩市の野村興児市長と、萩市ゆかりの地を巡る旅行企画「市民号」の一行55人は26日、会津若松市の飯盛山などを訪れた。両市は戊辰戦争で会津藩、長州藩として戦った関係にあり、萩市の市民号が会津若松市を訪れるのは初めてという。  東京電力福島第一原発...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

7カ月ぶり原町高で授業

自校での授業が再開され同級生と笑顔を見せる生徒=南相馬市・原町高
 東京電力福島第一原発事故の影響でサテライト方式で授業を続けてきた南相馬市原町区の原町高は26日、緊急時避難準備区域の解除に伴って7カ月ぶりに自校での授業を再開した。サテライト方式を採る浜通りの県立高10校のうち、自校で再開したのは初めて。  原町高...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

「原発被害弁護団」発足 11月20日、相談会

 東京電力福島第一原発事故の被害者救済を目的とした「福島原発被害弁護団」が25日までに発足した。県内外の弁護士が、東京電力や国に対する賠償請求などについての相談を請け負う。11月20日、いわき市の東日本国際大で大規模相談会を開く。  弁護団は現時点で...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【共生の功罪10】発展 支えた自負 立地地域 苦悩続く

 地震から一夜明けた3月12日午前6時前。町役場で朝を迎えた大熊町長、渡辺利綱(64)に電話が入った。声の主は首相補佐官の細野豪志(現原発事故担当相)。原発から半径10キロ圏内の住民に対する避難指示が出された。  町民約1万1千人は、バスや自家用車で...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【県内大学生就職戦線】 内定もらえない 震災、原発事故で出遅れ、教員採用中止響く

就職ガイダンスで企業面談に臨む大学生(右)。企業の担当者の話に真剣な表情で耳を傾ける=21日、福島市
 就職を希望する県内大学生の内定率が低迷している。東日本大震災や東京電力福島第一原発事故で、就職活動の出足が遅れたり、県内で来春の小中学校教員の採用が見送られたりしたことなどが影響しているとみられる。福島大は10月の下旬になっても内定率が5割に届かず...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

震災復旧や医師確保支援 県が地域医療再生全県版計画で骨子

 県が策定を進めている全県版の地域医療再生計画は「東日本大震災からの復旧」「地域医療を担う人材の確保」「救急医療提供体制の強化」「周産期医療提供体制の強化」の4項目が柱となる。25日に県庁で開いた県地域医療対策協議会で計画の骨子を示した。東日本大震災...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

知事、来月から県外セールス 本県観光復興、風評払拭へ

 佐藤雄平知事は東京電力福島第一原発事故による本県観光や農業への風評被害の払拭(ふっしょく)に向け、28日に設ける県観光復興キャンペーン委員会などと協力しながら県外でのトップセールスを展開する。25日の定例記者会見で示した。  28日には郡山市のホテ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

独大統領いわき訪問 津波被害の現状理解

津波被害を受けたいわき市平豊間を視察するウルフ大統領(中央)
 ドイツのウルフ大統領は25日、東日本大震災の被災地視察のため、いわき市を訪問した。原発事故の影響で市内の仮設住宅などに避難している楢葉、広野両町民と懇談したほか、津波被害を受けた沿岸部を訪れ、被災地の現状を理解した。  市内中央台の仮設住宅で山田基...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

民家や仮置き場調査 伊達市、宅地除染本格始動へ

除染する対象の民家や仮置き場を調査する担当業者ら=伊達市霊山町下小国地区
 市内全域の除染を掲げる伊達市は26日から宅地除染の本格的作業をスタートさせる。25日は対象世帯や仮置き場などの現地調査を行った。  今回対象となるのはホットスポットと呼ばれる局所的に放射線量が高く、一部が特定避難勧奨地点に指定された市内霊山町下小国...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

環境省方針聞き判断 中間貯蔵施設受け入れ是非で知事

 佐藤雄平知事は25日の定例記者会見で、東京電力福島第一原発事故により放射性物質の付着した廃棄物の中間貯蔵施設について、保管期間などについての環境省の方針を聞いた上で、受け入れに関する態度を明らかにする考えを示した。  佐藤知事はこれまで、最終処分場...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県内から移転せず6割未満 福島経済研究所が県内企業の拠点調査

 福島経済研究所の県内企業調査で、本社や工場、営業所などの拠点を「県内から移転しない」と回答した企業は206社で、全体の55・8%にとどまった。「今のところ分からない」との回答は63社で、17・1%に上った。研究所が25日、発表した。  調査は7月か...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

外交団26、27日に本県視察 玄葉外相「観光地や食、温かさ感じて」

 玄葉光一郎外相(衆院本県3区)は25日の記者会見で、26、27の両日に本県を訪れる駐日各国外交団の視察概要を発表した。  11カ国とEU代表部の16人が参加する。初日はいわき市のアクアマリンふくしまを視察した後、郡山市の安積黎明高で生徒と交流する。...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

今を生きる 未来に残す写真、証言集 生還、出産、避難つづる

発刊した冊子「HOPE2」を手にする小林さん
■いわきのサーファー有志 市海岸保全を考える会  いわき市のサーファーらでつくる「市海岸保全を考える会」は25日までに、東日本大震災の写真と被災者らの証言を集めた冊子「HOPE(ホープ)2」を発刊した。代表の小林祐一朗さん(49)は証言集を手に「被災...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【予算切れで中断】いわき市漁協がれき撤去 漁業者、収入源失う 集う場消え、転職懸念も

漁船から漂流物を運び出す組合員=7月6日午前11時ごろ、いわき市久之浜漁港
 国などの補助を受けていわき市漁協が漁業者の雇用対策などで実施してきた漁場のがれき撤去作業は24日で予算が底を突き、中断された。国は3次補正で引き続き予算化する方針だが、現段階で漁業者に具体的な事業内容は示されておらず、中断がいつまで続くかは不透明。...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【共生の功罪9】機能不全に無力感 早期の収束誓う

 3月11日の地震発生から約9時間後。時計の針は12日午前0時に近づいていた。  県原子力安全対策課長、小山吉弘(59)は自ら車を運転し、真夜中の大熊町に到着した。東京電力福島第一原発から5キロほど離れた国のオフサイトセンター。建物の中は真っ暗だった...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 避難の苦境克服 全国民謡優秀賞 「優勝するまで」修業復活を決意

民謡民舞全国大会で優秀賞に輝いた新妻里美さん
■青年部旗の部 原町の新妻さん(横浜在住)堂々熱唱  原発事故で南相馬市原町区から横浜市に避難している新妻里美さん(17)=横浜市・松陽高2年=は16日、東京の両国国技館で開かれた日本民謡協会民謡民舞全国大会の民謡青年部旗の部で、避難のブランクを乗り...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

産総研の研究施設、県内に新設 郡山が有力

 産業技術開発を担う国内最大級の独立行政法人「産業技術総合研究所(産総研)」は来年度、県内に再生可能エネルギーに特化した研究施設を新設する。立地場所は郡山市内が有力で、産学官が連携し太陽光発電、風力発電など6分野の実用化研究を進める。東京電力福島第一...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

国に早期帰還の環境づくりを要望 双葉地方電源地域協

 双葉地方電源地域政策協議会は国に対し、住民の早期帰還に向けた環境づくりのために復興特区の指定や万全な健康対策などを求めた。会長の遠藤勝也富岡町長をはじめ、各町村の首長、議会議長が21日に関係省庁を訪れ、損害賠償の迅速な実施や除染方法の明示、産業拠点...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

町内の仮置きの汚泥、早く搬出を 国見町議会が県に要望

原部長に要望書を手渡す八島議長(左から2人目)
 国見町議会は24日、町内の県県北浄化センターに仮置きされている汚泥について、一刻も早い搬出を求める要望書を県に提出した。  八島博正議長らが県庁を訪れ、原利弘土木部長に要望書を手渡した。原部長は「全庁的に取り組み、早く解決策を見いだしたい」と述べた...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県が東電に質問書を提出 全ての損害賠償が大原則

 東京電力福島第一原発事故の損害賠償の全面支払い実現に向けた公開質問の内容を検討していた県は24日、質問書を東電に正式に提出した。国の原子力損害賠償紛争審査会の指針に含まれていない損害などへの考え方に対して初めて文書で明確な回答を求めた。11月4日ま...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

専門家バンクを設置 県、局所的除染などで助言

 除染の作業の担い手を登録する「除染人材バンク」の設置を検討していた県は24日、町内会などの除染作業にアドバイスする専門ボランティアの人材バンクを先行して設けた。同日の県災害対策本部会議で示した。  専門家による人材バンクは学識経験者や日本原子力研究...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

賠償連絡会議を新設 疑問、要望を集約

 東京電力福島第一原発事故を受け、国と県、原子力損害賠償支援機構は損害賠償に関する相談や要望について個人や事業者に代わって東電に対して内容を確認、要請できる態勢を整える。24日、機構と資源エネルギー庁、県原子力損害対策協議会で県原子力損害賠償連絡会議...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

高校就職面接会が始まる 来月まで県内各地

企業担当者に説明を受ける高校生
 福島労働局などの主催の「新規高卒者就職面接会」は24日、県内のトップを切り福島市のウェディングエルティで開かれた。  ハローワーク福島、二本松の両管内から昨年度より4社多い30社が参加した。来春卒業予定の就職を希望する生徒約200人が各企業のブース...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

買い物弱者支援へ移動販売車 ファミリーマート

「ファミマ号」で買い物を楽しむ施設利用者
 社会福祉施設を利用する要介護者など"買い物弱者"を支援しようと大手コンビニエンスストアのファミリーマートは24日、移動販売車「ファミマ号」の営業を会津美里町にある医療法人社団平成会介護老人保健施設グリーンケアハイツで開始した。  日用品などの常温商...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

70歳以上は入場無料 ハワイアンズ、11、12月

 いわき市の「スパリゾートハワイアンズ」を運営する常磐興産は24日、70歳以上の入場料を11、12月の2カ月間、無料にすると発表した。同社は「営業再開の感謝の意を込めた。たくさんの方に来てほしい」としている。  東日本大震災の影響で休業していたハワイ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

放射線の心配を解消 県ハイテクプラザなど

工業製品の放射線測定などの結果を示した研究結果発表会
 県ハイテクプラザなどで行っている県内企業の工業製品の放射線測定件数は、4月から9月までの半年間で3137件となった。同プラザの研究成果発表会が17日、郡山市の同プラザで開かれ示された。  工業製品の放射線測定と相談は、県外や海外の企業などからの要望...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

あんぽ柿、原料柿も賠償対象

生産者に対し謝罪する東電社員
 生産自粛となった伊達地方のあんぽ柿生産者が東京電力に対し損害賠償を求める集会が24日、伊達市で開かれた。東京電力はあんぽ柿や原料柿の売り上げについて損害賠償請求に応じていく方針を伝えた。東電の説明に対し、生産者らからは「請求手法が多岐にわたり分かり...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

新血液検査を開始 本県の肉牛

 県は24日、東京電力福島第一原発事故による放射性物質が付着した稲わらを食べた疑いのある肉牛の血液検査を県農業総合センター畜産研究所で開始した。  血液検査は解体前に肉の放射性物質濃度を推定でき、牛の血液中の放射性セシウム濃度が1キロ当たり10ベクレ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

ワカサギ釣り1日に解禁 桧原漁協

 北塩原村の桧原漁協は24日までに理事会を開き、今年のワカサギ釣りの解禁日を例年通り11月1日とすることを決めた。東京電力福島第一原発事故の影響で、桧原湖のワカサギから一時、食品衛生法の暫定基準値を上回る放射性セシウムが検出されたが、8月中旬以降は下...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【相馬・宇多川やな漁開始】サケ漁存続に危機感 放射性物質は未検出 風評拭えぬ不安

宇多川下流に設けられたやな場で始まったサケ漁=相馬市
 県内浜通りの各河川でサケ漁が始まり、相馬市の宇多川鮭増殖組合は23日、やな漁をスタートさせた。ただし今年は、東京電力福島第一原発事故による避難区域の設定などで、サケ漁と採卵・放流事業が実施できるのは県内10組合のうち5組合だけしかない。県内では沿岸...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【共生の功罪8】恩恵 町民に還元 除染、雇用を懸念

 震災と原発事故で大熊町民の4割弱に当たる約4300人が会津若松市周辺で暮らす。「これ、間違ってるよ」。仮設住宅に入った町民が上下水道の請求書を見て、慌てて検針員を追い掛けた。町内の自宅で支払っていた金額に比べ倍以上だった。検針員にミスはない。理由は...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【共生の功罪7】地域の変貌に喜び 古里の将来見えず

 前大熊町長の志賀秀朗(80)は今月9日、傘寿を迎えた。避難先のいわき市のアパートには、県内外から息子・娘夫婦と孫の合わせて30人近くが顔をそろえた。  町を離れて7カ月余り。あらん限りの情熱で発展へと導いた古里の行く先は、いまだに見えない。「政府の...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【防災林損壊】津波の威力抑制 「減災」効果示す

いわき市平藤間地区から南北に延びる海岸線沿いの防災林。津波の威力を抑える効果があったとされる=14日、かんぽの宿いわきの屋上から
 東日本大震災による大津波で、本県沿岸部の防災林に津波の威力を抑える「減災」効果があったことが分かってきた。一方で、多くの樹木が根こそぎ流されたケースもあり、民有林の損壊は約7割に上る。防災林はどのような役割を果たしたのか。津波に強い防災林をどう再生...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・検証

今を生きる 11店 喜びの再開業 南相馬市鹿島区 西町仮設店舗

仮設店舗開店を祝いテープカットする関係者
 南相馬市鹿島区で23日、西町仮設店舗がオープンした。かつての常連客らが詰め掛け、大にぎわい。避難先から戻って開店にこぎ着けた経営者もいる。代表の高橋秀典さん(40)=さくら はる食堂=は「夜遅くまで準備してきた。個性ある11店舗がそろって開店できた...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

復興の祈り乗せみこし威勢よく もとみや秋祭り

威勢よく市内を練り歩く東日本大震災復興祈念みこし
 本宮市の秋を彩る伝統行事・安達太良神社祭礼「もとみや秋祭り」は最終日の23日、東日本大震災復興祈念みこしが登場し、市内を練り歩いた。  同市の祭り・みこし愛好団体「本宮粋真会」が「震災に負けずに、みこしで元気を発信したい」と県内外の愛好団体に呼び掛...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

今を生きる 被災児童預かり 強まる絆

一緒に夕食を作る明日香さん(左)と斎藤さん
■喜多方・在宅歯科衛生士 斎藤久美子さん  「久美子さん、ケチャップ入れていい?」「ちゃんとかき混ぜてからね」。香ばしい匂いに包まれた台所で会話が弾む。いたずらっぽい笑顔と優しいまなざし。2人で夕飯を作る時間が何より楽しい。喜多方市の在宅歯科衛生士斎...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

きょうまで県産品販売 福島中心部で福大生ら

県内産の野菜などが豊富に並んでいる「復興マルシェ」
 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故を乗り越え、県産品の魅力をアピールするイベント「復興マルシェ」は22、23の両日、福島市の街なか広場などで開かれている。  福島大の学生でつくる福大まちづくり株式会社マルシェFなどの主催。原発事故の風評被害な...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

きょうまでドッグフェス 天栄・レジーナの森

愛犬家らがイベントを楽しんでいるドッグフェスティバル
 「福島応援!レジーナの森ドッグフェスティバル」は22、23の両日、天栄村の羽鳥湖高原レジーナの森で開かれている。  愛犬家タレントとして知られる松本秀樹さんをゲストにトークショーやコミュニケーション教室、チャリティーオークションなどが繰り広げられ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

猪苗代湖で清掃奉仕 県、町など環境放射線量も測定

雨の中、湖岸を清掃する参加者
 猪苗代湖・裏磐梯湖沼水環境保全対策推進協議会の猪苗代湖ボランティア清掃は22日、猪苗代町堅田の湖岸で行われた。  県や猪苗代町、各種団体やボランティアら約150人が参加し、北岸から湖に注ぐ小黒川河口付近の湖岸でごみ拾いなどを実施した。枯れると水質...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

きょうまでごっつおまつり 金山 料理、花火で元気出そう

まつりを盛り上げたそばの早食い大会
 金山町の「奥会津ごっつおまつり」は22、23の両日、同町中川の町民体育館周辺で催されている。  東京電力福島第一原発事故の風評被害を一掃し、震災や新潟・福島豪雨からの復興を図ろうと例年より多彩な企画を繰り広げている。町特産の野菜やヒメマス、天然炭...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

郡山で復興林業祭 木材産業PR

親子連れでにぎわった県林業祭
 第36回県林業祭は22日、郡山市の県林業研究センターなどで開かれた。「林業復興応援イベント」と銘打ち、林業の重要性や魅力を訴えた。  実行委員会の主催。木材産業をPRしようと毎年開いている。屋内外に木工工作の体験コーナーや林業関連企業の機材展示な...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

郡山で全国伝統花火サミット開催 復興願う光の芸術

全国伝統花火サミットで観客を沸かせた静岡県の遠州新居手筒花火保存会
 第12回全国伝統花火サミットin郡山は22日、郡山市の開成山陸上競技場などで開かれ、本県はじめ全国の12団体の伝統花火が披露された。会場には郡山市に避難している富岡町や川内村の住民が招待され、早期復興の願いを込めた光の芸術が商都の夜を彩った。  ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【共生の功罪6】税金、交付金で潤う 現実前にして困惑

 「町職員としての最初と最後を比べたら、天と地の差がある」。元大熊町職員、黒木和美(76)は人生を顧みる。2つの村が合併した大熊町の誕生間もない昭和31年から40年近くにわたり町政に関わった。  入庁時、役場庁舎は木造2階建てだった。職員はわずか17...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【共生の功罪5】受け入れ準備奔走 用地交渉難航せず

 昭和37年に大熊町長に就いた志賀秀正は、町内への原子力発電所の立地が最終決定すると、受け入れ準備に奔走した。  東京電力の社宅用地買収の際の出来事だ。夜が明けて間もなく、地権者が部屋のカーテンを開けると、外にがっちりとした体格の男が立っている。「町...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【いわれなき偏見】風評県民の傷深く 「感じ方」対策困難 県外避難者、工業製品...

福島市内に設置されている国の電話相談窓口。風評被害に関する県民の訴えも寄せられている
 東京電力福島第一原発事故に伴う風評被害は県産の農作物にとどまらず、工業製品や県外避難した県民も巻き込み続けている。風評被害はなぜ後を絶たないのか。国が明確な安全基準を示さない実情や、安全と主張し切れない県外自治体の苦悩が浮かび上がる。 ■心ない言...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

いわき市が復旧計画発表 25年度末で99・9%

 いわき市は21日、市内の公共施設や社会基盤の復旧計画を発表した。復旧の進捗(しんちょく)見込み(事業費ベース)は今年度末が約62%、平成24年度末が約82・5%となっており、25年度末が約99・9%。現時点の概算事業費の合計は3年間で約610億円を...[記事全文

仮設に共同スーパーあす開店 楢葉の鮮魚店経営2人、いわきで

開店の準備を進める三本木さん夫妻(左)と吉田さん夫妻
 警戒区域の楢葉町でそれぞれ鮮魚店を経営していた2人の男性が23日、避難先のいわき市に共同経営のミニスーパーをオープンさせる。気軽に足を運んでもらいたいとの願いを込め店名を「くんちぇ広場」に決めた。多くの支援を受けた船出に「恩返しがしたい」と笑顔を見...[記事全文

県警察官350人増員 被災地など配置、12月県議会に改正案

 警察庁は21日、東日本大震災で被害が甚大な本県の警察官を350人増員する方針を固め、平成23度の第3次補正予算案に必要経費を盛り込んだ。全国の県警などからの出向を受け入れる計画で、県警は準備を本格化する。12月定例県議会に定数条例の改正案を提出し、...[記事全文

「脱原発」方針に盛り込まず 連合福島が定期大会

 連合福島の第23回定期大会は21日、福島市で開かれた。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の対応など災害対策を決めたが、脱原発や廃炉といった今後の原発の在り方については踏み込まなかった。  影山道幸会長はあいさつで「脱原発、原発推進という対立する...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

10万世帯に太陽光パネル 県が設置構想

 県は再生可能エネルギー導入に向け、太陽光パネルを県内10万世帯に設置する構想を打ち出した。住宅の屋根などに無償で設置し、売電により設置費用を回収する。21日に開かれた県再生可能エネルギー導入推進連絡会の導入推進に関する専門部会で示した。  構想は、...[記事全文

今を生きる 食品分野に再起託す ジャムと漬物 見本市初出品

初出展に向けて急ピッチで作業を進めるキミ子夫人(左)とさかえさん
■郡山で建設資材など販売 東栄産業の安藤社長  建設・土木資材や太陽光発電設備の販売などを手掛ける東栄産業(本社・郡山市)は東日本大震災、台風15号の水害を乗り越えて食品分野に参入する。社長の安藤東栄さん(69)は夢だった新分野参入の実現直前、震災で...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【県議選投開票】投票所分散、長距離移動 自治体、準備手探り「想定通り進むのか」

 東京電力福島第一原発事故で避難区域になっている町村は、県議選の投開票で投票所が避難先の複数の自治体にまたがったり、遠く離れた開票所に票を運び、職員も移動させるなど異例の態勢を敷く。ただ、いくら万全を期しても「想定通り進むのか」との不安は消えず、11...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 避難先絆つなぐ 郵送で巡回6冊目 リレー震災回想記・小高区

小高区の住民がそれぞれの思いを記したノート
 南相馬市小高区の住民が震災時の様子や避難生活の現状をつづったノート「リレー震災回想記・小高区」が避難先を回っている。1人が率直な思いを書き、次の人に郵送する方式をとり、現在計6冊が県内外に避難した住民の元を巡回している。原発の事故で離れ離れになった...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

全原発廃炉の請願採択 さよなら県議会、県は復興計画に反映

県内全原発廃炉を求める請願の採択に賛成で起立する議員
 9月定例県議会は20日、最終本会議を開き、東京電力福島第二原発を含む県内10基全ての廃炉を求める請願を出席者全員の賛成で採択した。佐藤雄平知事は「(請願採択は)本当に重いものと受け止める」と述べ、全基廃炉を県土再建の土台として今後10年間の復興計画...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県議選、双葉郡の当落は未明 県選管委が開票終了時刻を公表

 11月10日告示、同20日投票の県議選で、各市町村の開票終了予定時刻が判明した。東京電力福島第一原発事故で警戒区域となり行政機能を移転している双葉町は平成19年の前回に比べ3時間5分遅くなり、県内で最も遅い24時ごろになる見通し。この他、広野、富岡...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

UPZ、新たに8市町村対象 原子力委員会が防災域見直し案

 原発事故に備えて防災対策を重点的に取る地域が30キロ圏に拡大することで、福島第一原発に関しては、葛尾、川内、田村、楢葉、南相馬、いわき、広野、飯舘の8市町村が新たに対象地域となる。福島第二原発については、いわき、浪江、川内、双葉、葛尾、田村、小野、...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【共生の功罪4】建設、運転で町発展 雇用、経済依存増す

 昭和38年、東京電力は大熊町の常磐線大野駅前の民家に仮事務所を設けた。原子力発電所建設に向けた土木調査などが目的で、東電社員ら十数人が詰めた。  「部屋に上がって一緒に飲もう」。商店街で魚屋を営む川井利治(77)が晩酌用の刺し身を届けると声が掛かっ...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【共生の功罪3】強い期待 誘致実現

 「長者が原」と呼ばれる原野に足を踏み入れると、人の背丈よりも高い草木に囲まれ、しばしば方角が分からなくなった。昭和30年代半ば、大熊町職員だった山岸三夫(74)は、うっそうとした松林の中を手探りで測量に当たった。「何のための仕事だろうか」  町土木...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【共生の功罪2】出稼ぎ脱却したい 求めた豊かな古里

 大熊町教育長の武内敏英(67)は、子どものころを思い出すたびに切なくなる。「毎年秋になると寂しかったな」  昭和30年前後。中学校や高校を卒業した若者が町内で選べる就職先は役場、農協、郵便局などに限られていた。  農家の働き手は冬から翌年の春にかけ...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【共生の功罪1】地域の「夢」破れる 運転40年 自立を模索中

 「政府の動きはとにかく遅い。これじゃ、いつまでたっても町に帰れねえよ」  15日、千葉市民会館で開かれた大熊町の町政懇談会。町長の渡辺利綱(64)は、焦りやいら立ちの声をじっと聞くしかなかった。 ■4割が県外避難  東京電力福島第一原発事故で県外に...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 古里の民謡歌い継ぐ 埼玉で10周年記念発表会 妹2人駆け付け踊り披露

ミツイさん(後方右)の歌で「相馬流れ山」を踊る孝子さん(左)と啓子さん
■浪江出身の藤柳会会主・加藤ミツイさん  姉が歌って妹2人が舞う「相馬流れ山」に会場の拍手は鳴りやまなかった。浪江町出身の民謡藤柳会会主・藤本秀花満さんこと加藤ミツイさん(68)=埼玉県桶川市=と、妹で浪江町の松本孝子さん(65)、大熊町の木幡啓子さ...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

除染推進へ人材バンク 県全国の専門家、担い手集積

 東京電力福島第一原発事故による放射性物質の除染を推進するため、県は来年1月にも全国の専門家や作業の担い手を登録する「除染人材バンク」を創設する。除染に取り組む自治体に有効な手法が十分、伝わらず、作業の人手不足を懸念する声が出ていることへの対応。環境...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【県産原木出荷自粛】シイタケ作れない 農家、確保に苦慮

風評被害に加え、原木の確保にも悩まされる安津畑さん=19日、塙町
 東京電力福島第一原発事故による県産原木の出荷自粛の影響で、県内のシイタケ農家は菌の植え付け時期を前に原木確保に苦慮している。本県は全国有数の原木出荷県で、販売業者はシイタケ農家と原木生産者のはざまで「いつになったら出荷できるのか」と困惑する。一方、...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

除染後の廃棄物国有林仮置き、反対意見相次ぐ 川俣の山木屋住民説明会

 計画的避難区域の川俣町山木屋地区で国が実施する除染モデル事業の住民説明会は19日、川俣町中央公民館で開かれ、除染で出る廃棄物の仮置き場を同地区の国有林に設置する方針に対して住民から反対意見が相次いだ。政府の中間貯蔵施設に関するロードマップの発表を待...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

6%「PTSD」か 福大調査震災影響で症状 県内特別支援学校

 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故の影響で、県内の特別支援学校の小中学生1176人の6%に心的外傷後ストレス障害(PTSD)を示唆する症状がみられることが19日、福島大人間発達文化学類の松崎博文教授(障害児教育)の調査で分かった。  松崎教授の...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県民の思い世界へ NYとワシントン2月に音楽祭、飯舘村長講演も

音楽祭の概要を説明する(右から)三浦、糠沢、菅野、嶋津の各氏
 日本の音楽を米国に紹介しているミュージック・フロム・ジャパン(MFJ)の2012年音楽祭は来年2月にニューヨークとワシントンで催される。飯舘村の菅野典雄村長による講演もあり、音楽とともに東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に見舞われた本県の現状と...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

NYで会津絵ろうそく 県商工会議所青年部連合会、12月に復興の光

 県商工会議所青年部連合会は12月上旬に米国のニューヨークで「Blue Sky Project」と題した復興事業を実施する。会津絵ろうそくの明かりをともす「キャンドルナイト」などのイベントを通じて本県の復興に向けた姿を世界にアピールする。  ニューヨ...[記事全文

二本松産米の安全PR 東京市長らキャンペーン

二本松市産米の安全性をアピールする三保市長(中央)ら
 県の本調査で安全性が確認された二本松市産米の消費拡大キャンペーンは19日、東京・八重洲の県八重洲観光交流館で催された。  18日に初出荷したことを受け、三保恵一市長らが首都圏の消費者に安全性と美味をアピールした。「二本松の菊人形」の案内を印刷した小...[記事全文

親善大使にフラガール 5月沖縄開催太平洋・島サミット

 外務省はいわき市のスパリゾートハワイアンズ・ダンシングチームを来年5月25、26の両日に沖縄県で開催される「第6回太平洋・島サミット」(PALM6)の親善大使に委嘱する。沖縄県を訪問中の玄葉光一郎外相(衆院本県3区)が19日、現地で発表した。  親...[記事全文

復興へ村民会議発足 飯舘12月めどに具体策答申

復興計画の策定に向けて意見を交わした会議
 東京電力福島第一原発事故の計画的避難区域に指定され、全村避難が続く飯舘村の復興計画を検討する「いいたて復興計画村民会議」は19日、発足した。福島市の飯野学習センターで初会議が開かれた。  菅野啓一行政区長会長を委員長、佐野ハツノ松川第一仮設管理人を...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

ビジョン策定へ 浪江町検討委が初会議

復興ビジョン策定へ活動を始めた浪江町復興検討委
 浪江町の復興ビジョン策定に向け、町民や有識者らが意見を交わす浪江町復興検討委員会の初会議は19日、二本松市の県男女共生センターで開かれた。  町の復旧・復興に向けた目標・理念・方針や復興の目標像、実現のための主要施策を盛り込んだビジョンを示す。第一...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

浪江町などの首長と意見交換 民主党・新緑風会

浪江小の1年生の授業を視察する輿石幹事長(後方右から4人目)ら民主党・新緑風会の参院議員=二本松市
 民主党議員らでつくる参院会派「民主党・新緑風会」は19日、二本松市にある浪江町役場や郡山市の富岡町役場、川内村役場で各首長と意見交換した。  浪江町には民主党の輿石東幹事長ら21人が訪問した。馬場有町長は帰還の前提となる放射能除染に国が全力を傾ける...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

国に除染計画支援など要望 福島市議会

平野復興相に要望書を手渡す粕谷議長(左から6人目)ら
 福島市議会は19日、国に対して、市町村の除染計画への支援など放射線対策の強化を求めた。  粕谷悦功議長をはじめ各会派の代表者らが関係省庁を訪れ、中間貯蔵施設の早期整備、同市への政府系研究機関の設置などを盛り込んだ要望書を提出した。  内閣府では平野...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

ホールボディーカウンター購入 本宮市臨時議会

 本宮市の臨時議会は19日開かれ、ホールボディーカウンターを購入するための議案と1億5101万円の追加一般会計補正予算など4議案を可決し、閉会した。  ホールボディーカウンターは富士電機(東京都)から3465万円で1台購入する。市内の市民元気いきいき...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

大熊、双葉188人が一時帰宅

 東京電力福島第一原発から半径20キロ圏内の警戒区域への一時帰宅は19日、大熊、双葉両町で行われ、計125世帯188人が帰宅した。  大熊町は84世帯127人、双葉町は41世帯61人が参加した。両町は広野町中央体育館を中継基地に全員がバスで移動した。...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

今を生きる 福島ブランド守る 風評被害に直面― それでも攻めの経営

製品の手入れをする仲田さん
■仲田種苗園(石川)仲田茂司さん  石川町の植物生産業仲田種苗園の代表取締役仲田茂司さん(54)は震災後、風評被害と闘い続けている。製品の放射線検査を独自に行うなど福島の草花を守りたい一心で、攻めの経営を続ける。  震災直後に休業した際、インターネッ...[記事全文

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