文部科学省による積算線量の推計調査で、最も年間積算線量が高かったのは東京電力福島第一原発から西南西に約3キロの大熊町小入野の503・1ミリシーベルトだった。国際放射線防護委員会が緊急時でも超えないよう勧告した上限値の年間100ミリシーベルトを超えたのは25地点で、前回調査と同数だった。同省が17日発表した。
年間推計値が100ミリシーベルトを超えたのは、警戒区域内では大熊町小入野をはじめ同町夫沢の395・6ミリシーベルトなど16地点、計画的避難区域では浪江町昼曽根尺石の222・1ミリシーベルトなど9地点だった。
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