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あんぽ柿、原料柿も賠償対象

生産者に対し謝罪する東電社員

 生産自粛となった伊達地方のあんぽ柿生産者が東京電力に対し損害賠償を求める集会が24日、伊達市で開かれた。東京電力はあんぽ柿や原料柿の売り上げについて損害賠償請求に応じていく方針を伝えた。東電の説明に対し、生産者らからは「請求手法が多岐にわたり分かりづらい」との声が上がった。
 福島県北農民連の主催。同市周辺の農家や加工業者ら約110人が参加した。大橋芳啓会長が「生産自粛となり、原料柿を作る農家、加工業者、販売業者をはじめ、手伝いのパート、あんぽ柿を入れる段ボール業者など多くの人が厳しい状況となっている。補償の全額を勝ち取りたい」とあいさつした。
 東京電力福島原子力補償相談室福島補償相談センター農林漁業総括グループマネージャーの葛城真治部長ら5人が謝罪した後、賠償方法などを説明。9、10、11月の損害分を12月末までに請求すれば、1月末までに支払うことなど伝えた。11月15日までに請求すれば特例で12月末までに支払う考えがあることも加えた。一方、加工業者やパートの勤務者についての賠償は個別相談に応じたいとした。
 質疑では「あんぽ柿は時期によっても価格が異なる。どの値段を設定するのか」「今年の柿を廃棄する作業が必要。費用はどうする」などの声が出された。東電はそれぞれ「過去3年の最も売り上げが良い値段を支払う」「廃棄で発生した実費は対象となる」などと答えた。「説明や請求書の資料だけでは分からない」との声も上がり、個別の損害について東電に確認する生産者も多かった。この他「年が越せない」「今年だけでなく、今後の補償も検討してほしい」「東電社員も柿の収穫や除染に参加すべき」など声が相次いだ。

カテゴリー:福島第一原発事故

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