放射線の心配を解消 県ハイテクプラザなど

県ハイテクプラザなどで行っている県内企業の工業製品の放射線測定件数は、4月から9月までの半年間で3137件となった。同プラザの研究成果発表会が17日、郡山市の同プラザで開かれ示された。
工業製品の放射線測定と相談は、県外や海外の企業などからの要望が多いという県内の企業や事業所の声に応え、同プラザといわき市にあるいわき技術支援センターで4月から実施してきた。
相談件数は半年間の2カ所合計で3771件。4月は1700件を超えたが落ち着き、8、9の両月はいずれも200件程度。測定件数も4月が約1200件だったが、6月からは300件から400件前後となっている。
測定件数の内訳は、木材が18%で最多。続いて機械16%、原料14%、化学10%と続く。
発表会では、17日から同プラザなど県内2カ所で開始された加工食品の放射能測定無料検査について県職員が説明した他、平成22年度の研究成果のポスターセッションも行われた。市内外の企業や事業所から大勢の開発担当者らが訪れ、説明を熱心に聞いていた。
(カテゴリー:福島第一原発事故)