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今を生きる 浪江の「絆」確かめよう 1月15日に若松で集い

会津若松なみえ会への参加を呼び掛ける準備会のメンバー

■4家族が準備会「励まし合おう」
 原発事故で浪江町を離れ、会津若松市の民間借り上げ住宅に暮らす町民らが、来年1月15日に同市生涯学習総合センター(會津稽古堂)で「会津若松なみえ会」を開く。見知らぬ街での民間住宅暮らしは、仮設住宅と違って知り合いと会うことは少ない。情報も滞りがちだ。「もう1度、会津で町民のつながりを確かめよう」と、4家族が24日、準備会を設立した。
 「仙台屋さんじゃないの」。浪江町新町で雑貨屋を営んでいた亀田安子さん(66)は市内のスーパーで声を掛けられた。振り向くと、同じ新町でやよい食堂を経営していた鈴木宏孝さん(72)、キミ子さん(67)夫妻がいた。
 亀田さんは6カ所目、鈴木さんは5カ所目の避難先として市内の民間借り上げ住宅に落ち着いた。商売をしていただけに、部屋にこもりがちな生活はつらかった。街に出ても知人や友人はいない。スーパーで偶然に同じ浪江の町民に出会えたことがうれしかった。
 亀田さんは「買い物に行っても、いわきナンバーの車を思わず探してしまう」と言う。市内で浪江の知り合いによく似た人を見掛けると、声を掛けようか、どうしようかと迷ってしまうほど、浪江の人たちが恋しい。
 「みんなもきっと同じ気持ちのはず」「何とか集まれないだろうか」。亀田さんや鈴木さん夫妻に加え、同じく市内に避難している新町のモンマ理容店の門馬光男さん(70)トヨ子さん(61)夫妻、広町の石井建具店の石井澄保さん(69)美代子さん(55)夫妻が連絡を取り合った。
 町役場に問い合わせると、市内に414人の町民が暮らしていることが分かり、24日に鈴木さん宅で準備会を開いて、なみえ会の日程を決めた。鈴木さんは「同じ会津若松で暮らす浪江町民が集まり、古里に戻れる日まで、互いに励まし合っていければ」と話している。
 問い合わせは鈴木さん 電話090(2909)6133か、亀田さん090(6789)2621へ。

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