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今を生きる 苦難克服 夢へ一歩 ダブル合格

検定合格と進路決定を喜ぶ西田さん(中央)と小野寺校長(左)、藤田教諭

■双葉翔陽高3年 西田千尋さん
 双葉翔陽高3年、西田千尋さん(17)は全国商業高等学校協会(全商)情報処理検定1級を取得し、郡山女子大短期大学部幼児教育学科に合格した。富岡町から郡山市への避難生活を乗り越えての目標達成に、「周囲の支えのおかげで頑張れた」と感謝している。

■富岡から郡山へ避難 サテライト校通学 周囲の支えに感謝
 郡山市の借り上げ住宅に家族4人で暮らす。震災後は富岡町の自宅が東京電力福島第一原発事故の警戒区域となった。県内外を転々とし、小野町の小野高に開設されたサテライト校で5月から勉強を再開した。
 同検定1級は合格率約20%の難関。西田さんは遅れを取り戻そうと夏休みも連日登校した。進路を就職から進学に変え、担当の藤田紀子教諭の指導で「ダブル合格」を目指し猛勉強した。
 双葉翔陽高の生徒約170人と教職員は4つのサテライト校に分散する。3年生11人を含む25人が通うサテライト校は進学コースを設けていない。落ち着いた教育環境でない中での西田さんの吉報は周囲の励みにもなっている。小野寺典子校長は「本人の強い意志が通じた結果」と頑張りをたたえている。

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