東日本大震災

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複数農家で基準超 福島市大波地区の生産米

 コメの出荷停止指示を受けている福島市大波地区で全154戸の全袋検査を実施している福島県は25日、新たに5戸の計103袋から国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。検出値は1キロ当たり540ベクレルから最大1270ベクレル。大波地区での基準値超えは最初に検出された1戸を含めて6戸となった。同地区内で複数農家から基準値超のコメが見つかったのは初めて。
 県は22日から24日までの間、大波地区で最初に暫定基準値を超えた1戸を含む34戸の計864袋を調べた。6戸のうち、分析対象全てが基準値を超えたのは3戸で計97袋、一部超えは3戸で計34袋。基準値を超えたコメは隔離・保管し、廃棄処分する。
 県によると、新たに確認された5戸は、最初の農家から約1~2キロの距離にあり、山あいだったり、道路沿いだったりとさまざま。調べたコメはJAの保管米や自家米、縁故米で、市場には流通していない。同地区の出荷停止解除については、全袋で基準値を超えなかった農家のみを出荷可能とする方策などを国と協議している。
 また、放射線量が比較的高いなどの理由で全戸検査する福島、伊達、いわき、相馬4市の対象地域は出荷を控えるよう要請している。

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