東日本大震災

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双葉郡から避難1万9950人 いわき市、受け入れ限界

首長らが課題を述べ合った意見交換会

 福島県いわき市と双葉郡8町村の首長による意見交換会は25日、市文化センターで開かれ、双葉郡からの避難者数が1万9950人に上ることが報告された。
 11月7日現在の市町村別のいわき市への避難者数は【表】の通り。双葉郡以外の自治体を含めると2万892人に上る。会議の中で各首長は「いわきへ行きたい」という避難者が増えている実態を明らかにした。市側は「民間借り上げ住宅などの余裕はほとんどない」と受け入れに限界がある現状を示した。
 渡辺敬夫市長は、浪江町から市内への福祉施設の設置要望があったことに触れ、各自治体から要望があった場合、対応は困難と指摘。県が調整して市町村の枠を超えた施設にする必要があるとの認識を示した。
 原発避難者特例法に基づく事務の代行については「法令で定められた特例事務以外にも、不便のないよう対応したい」と述べた。
 国に対しては、各首長から除染スケジュールの不透明さなどについて批判が相次いだ。
 意見交換会は、情報交換や課題解決の場として定期的な開催を予定しており、2回目。

【表】いわき市への避難人数
【双葉郡内】 【双葉郡外】
楢葉町5,192 南相馬市904
富岡町5,097 田村市24
広野町3,821 田村市24
大熊町2,639 飯舘村12
浪江町1,757 川俣町2
双葉町1,090
川内村322
葛尾村32

 ◇  ◇
 山田基星広野町長は意見交換会の席上、役場機能を来年3月1日に復旧することを明らかにした。

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