東日本大震災

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南相馬の再興考える シンポジウムで意見、提言

南相馬市の復興に向けて提言を出し合ったシンポジウム

 南相馬市復興シンポジウムは27日、市民文化会館で開かれ、参加者が東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの市の復興について考えた。

 桜井勝延市長が「市民に安心を届けるため全力で除染に取り組む」とあいさつした後、市復興市民会議委員長を務める山川充夫福島大学長特別補佐、日本政策投資銀行の藻谷浩介参事役が基調講演した。山川委員長は「心ひとつに世界に誇る南相馬の再興を」と題し、市復興計画の考え方や概要を説明。藻谷参事役は「安全安心な南相馬を全国に知らせ、人口減少を逆手に取ろう」と前向きな復興を訴えた。

 「市民が一体となった南相馬市の復興について」をテーマにしたパネルディスカッションも行われ、市復興有識者会議メンバーの赤坂憲雄県立博物館長、上昌広東京大医科学研究所特任教授、玄侑宗久福聚寺住職、中村勉工学院大特別専任教授、簗瀬範彦足利工大教授、田中章広原町青年会議所理事長らと意見を交わした。

 パネリストからは「子どものために安全安心の環境を」「相馬藩が行った移民があってもいい」「足りないのは連帯意識」「ホールボディーカウンターは市立病院が一番ノウハウを持っている」などの提言が出された。

 同市には約7万1000人の市民がいたが、震災と原発事故で2万7000人が県内外に避難し、3500人以上が転出している。

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