東日本大震災

2011年12月アーカイブ

6カ所選定、低価格分譲 県の復興工業団地

 県内では、震災と原発事故に伴う住民避難や企業の操業停止により、雇用対策が緊急課題だ。県は企業誘致による雇用確保を目指すが、県内で大型区画の分譲地が不足していることに加え、中小規模の用地は仮設工場や仮設住宅などに使っているケースがある。このため、新た...[記事全文

県警、災害対策課新設検討 警備部に理事官級ポストも

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故への対応の長期化が予想されるため、県警本部は新年度に向けた組織改編作業で、警備部に「災害対策課」(仮称)を2月に新設する方向で最終調整に入った。地域部に所属する特別機動パトロール隊の警備部移行も検討する。災害警...[記事全文

香港から北塩原にツアー 震災後初、県が売り込み

ツアー客に記念品を贈る森井会長(左)と佐賀課長(左から2人目)
北塩原村の裏磐梯ロイヤルホテルに30日、香港からの宿泊客21人が訪れた。香港からの団体利用客は東日本大震災以降初めて。  一行は香港最大手の旅行会社「エバーグロスツアーズ」の企画で訪れた。同日、新潟県から本県入りし、1月3日まで会津若松市や宮城県内な...[記事全文

復興願い「福幸辰達」 郡山の高柴デコ屋敷おいち茶屋

「福幸辰達」を手に復興を目指す高柴さん夫妻
 郡山市西田町の高柴デコ屋敷で「おいち茶屋」を営む高柴利広さん(48)は正月の縁起飾り「福幸辰達(ふっこうたつんだ)」を制作した。新年のえとの辰(たつ)とダルマを組み合わせ、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興への願いを込めた。  デコ屋...[記事全文

餅つきで浪江町民激励 二本松で猪苗代のボランティア

安達運動場仮設住宅を訪れ浪江町民と一緒に餅をつく猪苗代の人々
 原発事故のため猪苗代町の民宿やホテルなどに二次避難していた浪江町の住民との交流を続けようと、猪苗代町のボランティアが30日、二本松市の安達運動場仮設住宅を訪れ、餅つきや太鼓演奏などで励ました。  訪問したのは猪苗代町の医師今田かおるさん(49)の呼...[記事全文

土地奪われた気持ち想像して 映像とトークで福島を考える

映画への思いを語る松林監督(左から2人目)
 映画とトークで福島の現在・過去・未来を考える「Image.Fukushima(イメージ・フクシマ)」の第4弾は29日、福島市のフォーラム福島で開かれた。  東日本大震災後に南相馬市江井集落の人々を撮ったドキュメンタリー映画「相馬看花-第一部・奪われ...[記事全文

旧堰本村のコメ基準超 年明け出荷停止へ

 今年産米の収穫前後の調査で微量の放射性セシウムが検出された地域の緊急調査で、県は30日、伊達市梁川町の一部(旧堰本村)のコメから国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える550ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。この地域の調査...[記事全文

【激震通信指令室】110番通報やまず 地震、津波

県警ヘリが撮影した富岡漁港付近。津波で浸水した漁港周辺にさらに大きな津波が押し寄せる=3月11日午後(県警提供)
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故発生時、県民の安全と安心の確保を使命とする県警は未曽有の災害にどう対応したのか。現場の出来事を証言で追った。 ■3月11日 【午後2時46分】  東日本大震災発生。県警ヘリコプター「あづま」は南相馬市上空で二月...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・検証

【極限状態 命救う】県警、必死の誘導 原発事故 

福島第一原発から半径10キロ圏内の浪江町請戸地区で行方不明者を捜索する県警察官=4月14日
■3月11日 【午後9時30分ごろ】  双葉署員が派遣された双葉町には「原発が危ない」との情報が入ってきていた  「圧力容器の圧力が高くなり通常の倍以上になっている」。署員は双葉町役場から情報を随時、署に伝えていた。 ■3月12日 【午前5時44分】...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・検証

【ビッグパレット休館】復興の要 使えない 宿泊、飲食業に打撃 来秋全館再開 利用回復は不透明

ビッグパレットふくしまの多目的展示ホールは震災から9カ月以上経過した現在も多くの天井が抜け落ちたままだ
 東日本大震災で被災した郡山市のコンベンション施設「ビッグパレットふくしま」の長期休館によって、経済県都は深刻な影響を受けている。交流人口の受け皿を担っており、宿泊や飲食施設はキャンセルが相次いだ。平成24年6月の一部再開、来秋の全館再開を目指すが、...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 故郷への愛 詩で共有 後輩の高校生とコラボ朗読劇 市民に披露

古里への思いを込め詩を朗読する菊地さん(右から2人目)ら
震災や原発事故...でも、古里の本質は変わらない ■東京芸大4年菊地裕貴さん(郡山出身)  「震災や原発事故で大きく変わったように見えるけれど、美しい風景や耳に慣れた方言など古里の本質は変わらない」。東京芸大美術学部4年菊地裕貴(ゆき)さん(22)=...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

濁流に突入、女性救う

いわき市平消防署 四倉分署 ■3月11日 【午後2時49分】  沿岸部に大津波警報発令  いわき市平消防署四倉分署長の黒沢正明(57)は大津波警報発令を受け、沿岸部の住民に避難を呼び掛け始めた。6号国道を北上中、津波の被害から逃れようと沖に向かう漁船...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・検証

【恐怖に耐え原発へ】「一体何が起きた」

3・11 富岡消防署に緊急連絡、いわき・久之浜地区で火災発生  3.15、16 第一原発4号機で火災  東日本大震災が発生した直後、沿岸部の消防署員はいくつもの現場を往復して人命救助に当たった。双葉郡内の消防署員は、爆発や放射線の恐怖と戦いながら東京...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・検証

【迫る津波 決死の救出】地震で道路寸断

3・11 午後2時46分 地震発生。南相馬市で震度6弱 午後3時35分 原町火発で火災 午後3時48分 「ヨッシーランド」で負傷者多数 南相馬消防署 ■3月11日 【午後2時46分】  巨大地震発生。南相馬市で震度6弱を観測 【午後2時49分】  大...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・検証

【攻防 電力マネー11】地元配分に募る不満 県とせめぎ合い続く

核燃料税の地元配分増を県に要望する双葉地方の町村長ら=平成10年
 「原発の補助金をもう少し回してくれないか」。昭和62年、市町村行政の担当窓口を務めていた県幹部は、東京電力福島第二原発が立地する富岡町の町長、関本英勇から相談を持ち掛けられた。  県は東電から入る核燃料税の一部を、双葉郡を含む周辺10市町村や、双葉...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【来年度政府予算案】被災地の声 届かず 計上見送りに怒り 18歳以下医療費無料、通学費補助...

 閣議決定された平成24年度の政府予算案で、本県が強く要望していた18歳以下の子どもの医療費無料化や、県立のサテライト校に通う高校生の通学費補助制度など生活に密着した事業費の計上が見送られた。「原発事故の被災地の思いはなぜ霞が関に届かないのか」。子育...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 愛される酒 これからも 新たな蔵で再出発

被災した蔵から拠点を移し海外でも称賛される酒造りを誓う遊佐さん
■二本松・人気酒造 遊佐勇人社長  タンクから漂う新酒の香り。くみあげた一杯を口に含み「よし、いい出来だ」とうなずいた。二本松市の人気酒造社長の遊佐勇人さん(46)は移転した新たな酒蔵から、再び多くの人々に愛される酒を送り出せる手応えを感じていた。 ...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

全1次避難所閉鎖

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で県内に設けられた1次避難所は28日、全て閉鎖された。南相馬市で唯一残っていた「雲雀ケ原陸上競技場管理棟」では9世帯13人が同市鹿島、原町両区の仮設住宅に移った。会津若松市の「ふれあいハウス」の1人も退去した。...[記事全文

和解仲介4件申し立て ふくしま原発賠償弁護団 紛争センターに

 県弁護士会所属の有志による「ふくしま原発損害賠償弁護団」は28日、原子力損害賠償紛争解決センター福島事務所に計4件の和解仲介を申し立てた。同弁護団としては初。  弁護団によると、申し立てたのは田村郡の観光業者1件、双葉郡から郡山市内に避難している3...[記事全文

県内16カ所に決定 19~22歳のリフト代無料 4スキー場は19歳のみ

 県と旅行会社が県内スキー場への若者誘客を目的に19歳から22歳までのリフト代を無料にするスキー場が28日までに決まった。県が同日発表した。  旅行会社の「リクルートじゃらん」は全国各地のスキー場の活性化を目的に、19歳のリフト代を無料にする。県はこ...[記事全文

大熊、双葉町など候補地 中間貯蔵施設 環境相が正式要請

 細野豪志環境相兼原発事故担当相は28日、東京電力福島第一原発事故による汚染廃棄物を受け入れる中間貯蔵施設について、双葉郡内に整備する意向を佐藤雄平知事と地元首長に正式に伝えた。年間被ばく線量が100ミリシーベルトを超える地域内の土地を買い取るか、借...[記事全文

知事、地元の意向尊重 双葉郡の首長 慎重に検討へ

 佐藤知事は「県として非常に重く受け止める。町村長の意向を十分、伺う」と述べ、地元の意向を尊重する考えを示した。  双葉郡内8町村の首長は、住民の意向を聞きながら慎重に検討する。1月5日に設ける県との協議の場では、環境省の示した施設概要や安全対策など...[記事全文

【双葉郡に中間貯蔵施設要請】住民、怒りと落胆 「帰れなくなる」 除染のため必要の声も

中間貯蔵施設関連のニュースに見入る荒木さん=28日午後6時5分ごろ
 細野豪志環境相兼原発事故担当相が28日、中間貯蔵施設の双葉郡内への設置を佐藤雄平知事に要請したことに対して、双葉郡の住民からは長期間にわたり廃棄物が貯蔵されることに怒りと落胆の声が上がった。一方で、仮置き場の確保のためには決断が必要との声も。双葉郡...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【攻防 電力マネー10】 東電との協議平行線 トラブル隠しで一転

片山総務大臣から税率引き上げ同意の通知を受ける佐藤栄佐久知事(右)=平成14年9月27日
 県税務課の関係者しか見ることのできない門外不出の報告書がある。題名は「核燃料税バトルの軌跡」。平成14年、税の大幅な引き上げを目指す県は、東京電力、電力業界、経済界などを相手に激しい攻防を繰り広げた。報告書には、その軌跡がA4判の100ページ近くに...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 清き自然取り戻す 除染や線量調査 地道な努力継続

園内の樹木の放射性物質を測定する茂木所長
■郡山の逢瀬公園・緑化センター茂木浩所長  「元に戻すには時間がかかるだろうが、来年もできることを1つ1つ進めていきたい」。郡山市の県都市公園・緑化協会逢瀬公園・緑化センター所長茂木浩さん(51)はすっぽりと雪に埋まった園内を見渡した。除染技術の実証...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【悪夢の電源喪失】東電福島第一原発

事故が続く原発の状況についての記者会見は物々しい雰囲気に包まれた。左側が東電担当者=3月15日、東電本店
(肩書は当時、敬称略)  東京電力福島第一原発事故は平穏な県民生活を一変させた。その時、幹部や所員は原発内でどう動き、何を思ったのか。東電、政府の検証が続く中、複数の関係者が福島民報社に事故発生直後の模様を語った。事故が連鎖した数日間を証言で追った。...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・検証

【攻防 電力マネー9】 税率大幅引き上げへ 東電との対立激しく

県の地方税制等検討会。核燃料税率の大幅引き上げなどを協議した=平成14年
 「核燃料税の税率を7%から10%に上げたい」。平成13年1月、県税務課の担当者が県上層部に報告した。1年10カ月後に予定された核燃料税の更新に向け、税率引き上げが大きな焦点となっていた。同じ原発立地県の福井県が7%から10%に上げる動きを見せ、本県...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【コメ作付け制限】「土、生きがい返せ」 来春だめなのか 稲作やめるしか...農家苦悩

雪が降り積もった水田を不安げに見詰める男性。平成24年産米の作付けは制限される見通しだ=福島市・大波地区
 農水省が1キロ当たり500ベクレルの暫定基準値を超える放射性セシウムを含むコメが生産された地域で平成24年産米の作付け制限を実施する方針を示したことに対し、農家に諦めと憤りが広がった。今後、作付けが検討される100ベクレル超の地域にも不安が渦巻き、...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 「忘れない」思い地図に 津波前の古里再現

手作りの地図で津波が集落を襲った状況を話す松坂さん
■小高・村上の松坂さん手作り  東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けた南相馬市小高区にある村上地区に住んでいた会社員松坂義秀さん(58)は、津波で流されてしまった自宅をはじめ、震災前の村上地区の地図を作った。「風化させたくないんだ」。そんな思いで懐...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

例年より遅い冬休み入り 福島など公立小中校

担任から配られた通知票を見せ合う児童=福島二小
 福島市で例年より遅い公立小中学校の終業式が27日、行われた。夏休みを一週間延ばしたためで、冬休みは7日間に短縮される。3学期の始業式は平成24年1月4日に行われる。  福島二小の式には全校児童346人が出席した。藁谷和典校長のあいさつに続き、1年生...[記事全文

県、受け入れ前提に検討 中間貯蔵施設30年以内搬出、確約要求へ

 東京電力福島第一原発事故による汚染廃棄物を受け入れる中間貯蔵施設について、県は27日までに県内への整備受け入れを前提に国、市町村と協議する方針を固めた。候補地となる双葉郡内の町村と話し合いの場を設け、受け入れに向けた条件を提示する方針。除染は急務で...[記事全文

収束宣言撤回を 県議会、意見書全会一致で可決

 12月定例県議会は27日、最終本会議で政府による東京電力福島第一原発事故の収束宣言について「県の実態を理解しているとは言い難い。宣言を撤回し、避難住民が帰還できる環境の実現を強く要望する」との意見書を全会一致で可決した。意見書は、野田佳彦首相や衆参...[記事全文

知事、原発全10基廃炉を 東電社長「重く受け止め検討」

佐藤知事に原発事故についてあらためて謝罪する西沢社長(手前右)
 東京電力の西沢俊夫社長は27日、佐藤雄平知事を県庁に訪ね、福島第一原発事故についてあらためて謝罪するとともに、原発の安全性の確保、賠償対応に全力を尽くす考えを伝えた。  これに対し、佐藤知事は避難生活している県民の窮状を訴えた上で、「福島県はこれか...[記事全文

今月支払い246億8000万円 JAグループへの東電賠償

 JA福島五連と農業関係団体などで構成する「JAグループ東京電力原発事故農畜産物損害賠償対策県協議会」は27日、損害賠償請求に対する東京電力からの12月中の支払額が246億8000万円となったと発表した。県協議会の受取総額は404億5700万円で、農...[記事全文

産業復興機構28日設立 県内被災企業の債権買い取り

 東日本大震災や東京電力福島第一原発事故で被災した中小企業者の「二重ローン」対策として、事業者の債権を買い取る「福島産業復興機構」が28日設立される。県が27日発表した。  中小企業基盤整備機構が80億円、県が5億円、県内の金融機関が14億9000万...[記事全文

路線バス使いモニタリング 福島で京大が実証実験

路線バスに設置される放射線測定装置
 路線バスに放射線測定装置を搭載して東京電力福島第一原発事故で拡散した放射性物質の環境モニタリングをする実証試験が27日、福島市で始まった。  京都大原子炉実験所が福島交通と協力して行う。装置はバス内の最後部に設置され、3秒に1回放射線量を測定しなが...[記事全文

来月から開始 詳細調査の健康診査

 県は県民健康管理調査で、避難区域などのゼロ歳から15歳までを対象とした詳細調査の健康診査を1月から実施する。26日、発表した。  対象とする区域は広野、楢葉、富岡、川内、大熊、双葉、浪江、葛尾、飯舘、南相馬、田村、川俣、伊達(特定避難勧奨地点関係地...[記事全文

問診票回収率20% 県民健康管理の基本調査

 県は26日、県民健康管理調査の実施状況を発表した。基本調査の問診票の回収率は21日現在、20.0%だった。  問診票による調査対象者は205万7053人で、41万1499人分を回収した。このうち、先行して問診票を配布した川俣町山木屋地区と浪江、飯舘...[記事全文

8割分調査終了 被災建物の解体補助制度 郡山市

 被災建物の解体補助で1000件を超える申請が寄せられている郡山市は26日までに、申請があった建物の約8割の調査を終了した。取り壊し業者も約3割の事前調査を終えた。一方、解体工事は2割程度しか終了しておらず、市は進捗(しんちょく)状況を見ながら解体補...[記事全文

震災関連4割1767件 発生から9月末まで 県内で便乗相次ぐ 悪質商法

 3月11日の東日本大震災発生から9月末までに県消費生活センターに寄せられた悪質商法などの相談は4349件あり、このうち震災関連は全体の約4割に当たる1767件に上った。震災に便乗した悪質商法が県内で潜在化している実態が浮き彫りになった。  センター...[記事全文

【政府事故調中間報告】 避難者「人災」「怠慢だ」 国と東電に憤り 「想定外で済まされない」

長期避難を余儀なくされ、会津若松市の仮設住宅で雪かきに追われる大熊町民=26日午前11時ごろ
 「自然災害ではなく、人災だ」「もっと早くに避難できたのに」。政府の東京電力福島第一原発事故調査・検証委員会が26日に発表した中間報告に、長期避難を余儀なくされている住民から憤りの声が上がった。津波対策の欠如、避難指示の遅れ、安全を監視していた経済産...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【攻防 電力マネー8】税収に合う事業捻出 核燃税 使途に不満も

 県庁の一室で県職員が向き合い、机の上には東京電力の原発が立地する双葉郡の地図が広げてあった。  「まだ足りない。ここに道路をもう1本造れませんか」。当時、税務課員だった中井重幸(61)=県文化振興事業団事務局長、福島市=の提案で、土木部の担当者が新...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 復興だるま制作 何度転んでも立ち上がる 白河の老舗協力希望者に発送へ

復興だるまの絵付けをする清水さん(右)ら
■双葉の清水敏英さんら有志  東日本大震災と東京電力福島第一原発事故で双葉町から白河市に避難する住民が「復興だるま」を制作している。町の伝統行事「だるま市」を守り、復興後の再開につなげよう-。町商工会理事の清水敏英さん(64)と有志が市内の老舗だるま...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

年明け早い時期に結論 中間貯蔵施設で知事「市町村の考え尊重」

 佐藤雄平知事は26日の定例記者会見で、東京電力福島第一原発事故による汚染廃棄物を搬入する中間貯蔵施設について「市町村の考えを尊重し対応する」と述べた。28日、細野豪志環境相兼原発事故担当相から双葉郡内に設置する意向を正式に聞いた上で、関係町村ととも...[記事全文

知事激動の1年は「心」、交流に希望の光

「心」の1文字を手に今年1年を振り返る佐藤知事
 26日は今年最後の定例記者会見となり、佐藤知事は東日本大震災と東京電力福島第一原発事故に見舞われた激動の1年を「心」の1文字で表現した。  避難所で暮らす被災者の心と心の交流に、復興に向けた希望の光を見つけ胸を熱くしたという。  佐藤知事は「避難所...[記事全文

土壌の低カリウムが一因か コメの基準値超え 

 県北地方の一部のコメから国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、基準値を超えた要因を調査してきた農林水産省と県は、中間報告をまとめた。大きな原因の一つに、稲の放射性セシウムの吸収を抑制するカリウムの土壌中の濃度が低いことを挙げた。 ...[記事全文

双葉町、救済弁護団と協定 住民の損害賠償を支援 

 東京電力に対し独自の損害賠償請求を決めた双葉町の原発事故救済町弁護団結成式は25日、埼玉県加須市の騎西コミュニティーセンターで行われ、町と弁護団が協定を締結した。  弁護団は本県をはじめ埼玉、群馬、東京、神奈川など各都道府県の弁護士で構成している。...[記事全文

南相馬にAKB48 クリスマスに支援の歌声届ける

コンサートを終え、子どもと触れ合うAKB48のメンバー
 "会いに行けるアイドル"として人気を誇るAKB48は25日、南相馬市鹿島区で東日本大震災支援のコンサートを三回開いた。幼稚園児や小、中高校生らにサプライズのクリスマスプレゼントを届けた。5月から被災地7カ所を回っているが、本県は初めて。  市生活復...[記事全文

【攻防 電力マネー7】新税導入、国は抵抗 県歳入の大きな柱に

核燃料を原子炉に入れる作業。核燃料税はこの段階で課される(東京電力提供)
 「核燃料税は福井県だけの特例です」。福島市の元県職員平原正道(76)は、税務課長補佐だった昭和51年春ごろ、東京・霞が関の自治省(現総務省)で、担当者からこう告げられた。全国で初めて核燃料税を導入した福井県に続こうと、相談に訪れていた。  核燃料税...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【「重点調査」指定市町村】除染計画に苦慮 16自治体策定進まず 難しい範囲選定

 除染作業を急ピッチで進めることを目的とした「放射性物質汚染対処特措法」の全面施行が1月1日に迫った。しかし、同法に基づく「汚染状況重点調査地域」に指定が決まった複数の市町村は、除染計画作りに苦慮している。指定を受ける40市町村のうち、策定済みと今月...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 仮設住宅にサンタが来た 南相馬 建設携わった業者ら 1軒1軒に贈り物

サンタのプレゼントに笑顔を見せる仮設住宅避難者
 南相馬市鹿島区の小池第一仮設住宅にクリスマスイブの24日とクリスマスの25日、建設に携わった有志が"サンタクロース"として訪問、入居者にプレゼントを手渡した。  仮設住宅は66戸で三井ホームが4月に住宅、8月に集会所を造った。北関東営業本部リフォー...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【攻防 電力マネー6】 新たな税収を模索 県の台所事情厳しく

核燃料税導入時に作成した資料の写しを手にする早川氏
 福島市の元県職員早川範雄(79)は、ある書類を30年以上にわたって大切に保管している。県が核燃料税を創設するに当たって、自治省(現総務省)などに説明した資料の写しだ。作成は昭和52年。東京電力福島第一原発は1号機から3号機までが営業運転を始めていた...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【警戒区域の生活再建支援金】 立ち入り制限が壁 住宅調査難航支給滞る 見直し要望、国は動かず

警戒区域になっている浪江町の中心市街地。住宅の損壊状況はまだ把握できていない=8日
 東日本大震災の被災世帯に支援金を支給する国の「被災者生活再建支援制度」で、立ち入りが制限されている警戒区域の住民への対応が滞ったままになっている。住宅の損壊状況を現地で確認する必要があるためで、区域内約2万7000戸のうち、支給されたのは津波被害の...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

放射線 放射性物質 Q&A 生まれてくる子供に放射線の影響は 現在の線量では問題なし遺伝的影響も報告されず

【回答者】県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大大学院教授(放射線医療科学専攻)高村昇さん  空間放射線量が平常時よりも高い県内で、これまで通りに妊娠、出産をしても大丈夫なのか、とても不安です。生まれてくる子供に放射線の影響は出ないのでしょうか...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

除染モデル事業開始 JAEA 飯舘で来月下旬まで

 独立行政法人・日本原子力研究開発機構(JAEA)による飯舘村の除染モデル実証事業は21日、本格的に始まった。  大成建設共同企業体が1月下旬まで行い、来年度の除染事業に生かす。区域は草野地区の主要地方道原町川俣線に沿った村商工会交差点から菊池製作...[記事全文

「完全賠償させる会」結成 いわき市民、双葉郡避難者

 いわき市民や双葉郡からの避難者らでつくる「原発事故の完全賠償をさせる会」が23日、結成された。同日、いわき市の内郷公民館で発足総会が開かれた。  住民ら約160人が出席。今後、国や東京電力に対して精神的苦痛を含めた全ての被害に完全賠償を求めるほか...[記事全文

県が一般住民向け放射線・除染講習会 来月から

 県は1月から一般住民向けの放射線・除染講習会を開く。  これまで事業者を対象に除染講習会を開催しており、住民向けは初めて。町内会やPTA、消防団など地域で放射線測定や除染活動を行う団体のリーダーを対象とする。  線量計の取り扱いや除染手法などを...[記事全文

借り上げ住宅家賃返還再度受け付け 県、4日から

 県は、10月末で終了した県内の民間借り上げ住宅家賃の返還受け付けを1月4日から再度行う。  家賃返還は災害救助法に基づく特例措置で、入居後に県の借り上げに切り替わった場合、入居日までさかのぼって家賃を請求できる。県は8月12日から10月31日まで...[記事全文

大熊で車持ち出し きょう双葉

 東京電力福島第一原発から半径20キロ圏内の警戒区域からの車の持ち出しは23日、大熊町で行われた。  24世帯25人が参加し、予定していた24台のうち23台を持ち出した。1台はエンジンの不調で持ち出せなかった。  最大の空間放射線量は毎時22.4...[記事全文

【避難区域再編案】線引き割れる対応 双葉町長「仮の町」提案 大熊、浪江、帰還へ道探る

 「自治体崩壊の危機だ」-。東京電力福島第一原発事故で、政府が避難区域再編案を打ち出したことから市町村に混乱が広がっている。町内の大半が「帰還困難区域」に設定される可能性のある双葉町は、町長が地域コミュニティーを守るための苦肉の策として「仮の町」への...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【攻防 電力マネー5】国と地方思惑合致 「脱原発」受け岐路に

東北電力浪江・小高原発の建設予定地周辺。浪江町、南相馬市は立地を前提にした交付金の申請を見送った
 「定められた目的に沿っていなければ、交付金は認められない」  「発電所が立地する地域の振興のためだ。分かってほしい」  東京・霞が関にある経済産業省資源エネルギー庁の一室。平成14年、県電源地域振興グループリーダー渡辺日出夫(62)=福島市=は...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 苦難越え競輪学校合格 応援の両親に感謝「頂点目指したい」

競輪学校に合格した小山さん
■喜多方出身 小山淳さん(21) プロ選手へ第一歩  震災で抱えた不安を振り切って、3度目の挑戦で手にした合格切符だった。今月、競輪選手の登竜門である日本競輪学校の入学試験に合格した喜多方市出身の小山淳さん(21)=いわき市平=は応援してくれた両親に...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

富岡の小中生1100人再会 天栄で「つどい」

久しぶりに友達と再会して笑顔を見せる子どもたち
 全国各地に避難している富岡町の小中学生たちが集う「再会のつどい」が23日、天栄村の羽鳥湖高原レジーナの森で開かれ、9カ月を経て友達と再会した子どもたちに笑顔が広がった。  町教委が県の補助事業で企画した。町教委によると全国の36都道府県に住む富岡一...[記事全文

楢葉町、復興へ「きぼう計画」 ビジョン案まとめる

復興ビジョン案をまとめた検討委員会
 楢葉町の第4回復興計画検討委員会(近藤邦彦委員長)は23日、いわき市のいわき明星大で開かれ、町復興計画の骨格となる復興ビジョン案をまとめた。パブリックコメントを経て、来年1月下旬にも草野孝町長に答申する。  「地震・津波災害と原子力災害を克服し、よ...[記事全文

「完全賠償させる会」結成 いわき市民、双葉郡避難者

完全賠償をさせる会の発足総会
 いわき市民や双葉郡からの避難者らでつくる「原発事故の完全賠償をさせる会」が23日、結成された。同日、いわき市の内郷公民館で発足総会が開かれた。  住民ら約160人が出席。今後、国や東京電力に対して精神的苦痛を含めた全ての被害に完全賠償を求めるほか、...[記事全文

災害公営住宅を整備 いわき市 復興事業計画案に 新年度から

 いわき市は東日本大震災で被災した市民のため、平成24年度から災害公営住宅の整備に着手する方針を固めた。戸数は千~1500戸程度を想定している。22日、市復旧・復興計画検討市民委員会に示した復興事業計画案に盛り込んだ。計画は年内にも策定する。  建...[記事全文

南相馬市、復興計画を策定 基本方針3点掲げる

 南相馬市は22日、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の復興計画を策定した。基本方針として(1)市民の帰還と生活基盤の再建(2)被災した地元産業の再生と経済復興(3)原子力災害の克服と原子力に依存しない市民が主役の復興-の3点を掲げた。平成32...[記事全文

空間線量最大78%低減 植栽や屋上は効果低く 陸自 4町村役場除染

 環境省は22日、陸上自衛隊が楢葉町、富岡町、浪江町、飯舘村に各役場で実施した除染活動の結果を発表した。地上1メートルの空間放射線量は最大で78%低減したが、富岡町役場の植栽上が毎時4.18マイクロシーベルトになるなど、環境省のガイドラインに沿った...[記事全文

路線バスで線量測定へ 27日から福島などで

 京都大原子炉実験所(大阪府熊取町)は22日、福島交通と協力し、福島市内などを営業走行する路線バスに放射線量を自動測定する装置を搭載し、モニタリング調査する実証試験を行うと発表した。27日に始める。住民の生活圏で継続して調査するのが狙い。  原子炉実...[記事全文

28日から通行可能 あぶくま高原道路矢吹ー矢吹中央IC

 東日本大震災の復旧工事のため10月17日から全面通行止めになっていたあぶくま高原道路矢吹-矢吹中央インターチェンジ(IC)間3.9キロが28日午前10時から通行可能となる。22日、県などが発表した。  また、あぶくま高原道路矢吹中央-玉川IC間の6...[記事全文

過去最大1540ベクレル検出 福島・渡利のコメ1検体

 県の今年産米の緊急調査で、福島市の渡利地区の一検体から、これまでで最大値となる1キロ当たり1540ベクレルの放射性セシウムが検出された。県が22日、発表した。  渡利地区を含む旧福島市には政府の出荷停止指示が出ており、最大値が検出された農家のコメは...[記事全文

石神一、二小、石神中、原町三中 2月27日に自校復帰へ

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の影響で、自校再開の見通しが立っていなかった南相馬市原町区の石神一小、石神二小、石神中、原町三中の4校は早ければ来年2月27日、自校に復帰する。市内の旧緊急時避難準備区域内の全ての小中学校が自校で授業を再開する...[記事全文

【攻防 電力マネー4】「箱もの」建設推進 代替財源見つからず

3月12日朝、富岡町の「学びの森」から避難する町民。施設整備には原発立地の交付金などが使われていた
 昭和50年代、富岡、楢葉両町に立地する東京電力福島第二原発の建設工事が本格化した。「公共施設の建設が続き、工事の音がやむことはなかった」。富岡町の元職員、白土正一(62)は振り返る。  総合体育館、合宿センター、道路、学校、水道...。主な財源は電...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【風評、喜多方の観光に影】象徴の蔵 公開断念 客激減、対応を模索

蔵のまちガイドの目玉だった甲斐本家蔵座敷。一般公開を終了した
 東京電力福島第一原発事故の風評被害による観光客の減少が、「蔵のまち」を売りにしている喜多方市の観光に影を落としている。蔵のまちのシンボルで、国登録有形文化財の「甲斐本家蔵座敷」が維持・管理の負担増などを理由に一般公開を断念した。蔵巡りの名所だっただ...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 母校の絆より強く 「心に残る集会を」アーティストへ協力直訴

 絆を確かめ合った双葉翔陽高の全校生徒
■双葉翔陽高 生徒会長 渡辺知美さん  東京電力福島第一原発事故で、県内4カ所のサテライト校に分散している双葉翔陽高の全生徒約170人が22日、いわき市のいわき芸術文化交流館アリオスで催された「双葉翔陽の日」で顔を合わせた。全校集会やコンサートなどが...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【攻防 電力マネー3】地方は「交付金依存」 国、立地へ使途拡大

備品整備などに交付金が使われたビッグパレットふくしま。交付金の使い道は当初、産業振興などに限られた
 経済産業省資源エネルギー庁に、全国の自治体から問い合わせが相次ぐ。東京電力福島第一原発事故によって、電源三法交付金の見通しを懸念する声だ。  同庁が試算したモデルケースによると、原発一基を新設した場合、自治体に交付される金額は、計画段階から運転期間...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【製材くず1カ月で4000トン】置き場限界 焦る業者 「仕事続かない」 処分法、経費...先見えず

新たに造った樹皮置き場と千葉さん
 県内の製材所で製材時にくずとして出る樹皮の処分が滞り、各業者の仮置き場での保管が限界に近づいている。堆肥や、バイオマス発電の燃料としての需要が、放射性物質の付着でほぼ断たれているためだ。復興復旧関連の製材需要の伸びで廃棄物の樹皮はたまる一方で、業者...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 仲良く剣道 始める 竹刀手に心身 鍛錬

避難先の会津美里町で剣道に打ち込む(右から)楓さん、桜さん、柊君
■楢葉から美里に避難 3きょうだい 佐土原楓さん 桜さん柊君  楢葉町から会津美里町に避難している佐土原由美さん(38)の長女楓さん(高田中1年)、次女桜さん(新鶴小2年)、長男柊君(新鶴小1年)は同町で、そろって剣道を始めた。3人とも初めての体験だ...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

浪江・小高原発の建設困難 浪江町議会、誘致を撤回

 浪江町議会は22日、東北電力が計画している浪江・小高原子力発電所の誘致決議を白紙撤回する決議を全会一致で可決した。今月5日に小高地区を含む南相馬市の議会が建設中止を決議しており、立地市町の議会がそろって脱原発を打ち出したことで、建設は事実上、困難に...[記事全文

地域分断せず再編検討 避難区域で松下経産副大

 松下忠洋経済産業副大臣は21日、南相馬、川俣、楢葉、葛尾の各市町村を訪れ、東京電力福島第一原発事故の避難区域の見直しで地域が分断されないよう放射線量にかかわらず再編することも検討する考えを示した。  松下副大臣は、川俣町中央公民館で古川道郎町長らと...[記事全文

福島大と立教大がサテライト 復興発信へ協定締結

協定書を交わす入戸野学長(右から3人目)と吉岡総長(左隣)
 福島大と立教大の相互協力・連携協定の締結式は21日、東京都の立教大池袋キャンパスで行われ、来年4月の福島大大学院地域政策科学研究科東京サテライト開設に向けて協定を交わした。  立教大の吉岡知哉総長が「大学の枠組みを超えて諸問題を解決したい。福島大の...[記事全文

警戒区域 刑法犯4割増 管轄3署3~11月末

 東京電力福島第一原発から半径20キロの警戒区域を管轄する双葉、南相馬、田村の3署管内の刑法犯認知件数は今年3~11月末で1465件と前年同期の1046件から約4割増加した。このうち空き巣は603件発生し、前年の53件の約11倍に急増した。県警が21...[記事全文

「疎開ブドウ」で赤ワイン いわきの遠野らぱん

完成したワインを手にする平子社長
 いわき市遠野町の農業生産法人「いわき遠野らぱん」は「東日本大震災や東京電力福島第一原発事故の影響にめげず農業で地域復興を図ろう」と、同町に自生する山ブドウとフランス産ブドウを交配させた品種でオリジナルの赤ワインを完成させ、21日から販売を開始した。...[記事全文

最大値 毎時5.07マイクロシーベルト 伊達市 738地点の線量測定

 伊達市は20日、市が今月に行った市内詳細環境放射線量測定結果を公表した。地表1メートルの測定最大値は市内霊山町下小国の林道の毎時5.07マイクロシーベルト、最小値は市内梁川町白根の消防コミュニティセンター前の毎時0.26マイクロシーベルトだった。 ...[記事全文

尿で被ばく測定 不採用 県 ホールボディーカウンター活用

 県は放射線医学総合研究所が進めていた尿検査による内部被ばく量測定について、精度が低いとして検査に取り入れない方針を固めた。ホールボディーカウンターを使った検査を進める。20日の12月定例県議会の一般質問で佐藤節夫保健福祉部長が石原信市郎議員(民主・...[記事全文

仮設の除雪経費を補助

 県は東日本大震災、東京電力福島第一原発事故の避難者の支援のため、応急仮設住宅団地を除雪する市町村に対し、作業経費を補助する。佐藤議員の質問荒竹宏之生活環境部長が答えた。  浜通り地方の避難者が多く、会津地方など慣れない環境で冬を迎えることから、生活...[記事全文

放射性物質の食品検査機器使用 専門職員400人養成

 県は年明けから放射性物質の食品検査機器の使用法の研修会を方部別に開き、専門的に扱うことができる職員約400人を養成する。西山議員の質問に荒竹宏之生活環境部長が答えた。  新たに公共施設に配備する検査機器400台を有効に活用できるよう、研修会を開く。...[記事全文

子どもの甲状腺検査 来年度早期に全国で 都道府県に医療機関確保

 県の県民健康管理調査で、18歳以下の子どもを対象とした甲状腺検査について、県は全国の医療機関で検査する態勢を来年度早期に整える。石原議員の質問に佐藤節夫保健福祉部長が示した。  日本甲状腺学会など6つの専門学会の協力を受け、全国の都道府県ごとに1カ...[記事全文

28日にも環境相が説明へ 中間貯蔵施設 

 細野豪志環境相兼原発事故担当相は28日にも、佐藤雄平知事と双葉郡内の町村に、同郡内に整備する方針の汚染廃棄物を受け入れる中間貯蔵施設の概要を伝える見通しとなった。佐藤知事は「除染を進めるため施設は大変重要」との認識を示しており、関係自治体の意向を十...[記事全文

市町村に説明を始める 原発事故の避難区域の見直し 

井戸川町長と意見交換する松下副大臣(左)
 政府は20日、東京電力福島第一原発事故の避難区域見直しについて、市町村への個別説明を始めた。初日は松下忠洋経済産業副大臣が、双葉町が役場機能を移している埼玉県加須市の旧県立騎西高を訪れ、井戸川克隆町長と意見を交わした。  井戸川町長は避難区域の見直...[記事全文

公民館の線量調査が始まる 県災害対策本部 

公民館入り口の放射線量を測る調査員=伊達市保原中央公民館
 県災害対策本部は20日から県内の公民館、学習センターで環境放射線モニタリング調査を始めた。28日まで県内約420カ所で実施し、速報として順次公表する。  6月に実施したモニタリングの継続調査で、線量だけでなく増減なども比較する。  この日は、伊達市...[記事全文

車と牛の衝突事故が相次ぐ 警戒区域内 

 東京電力福島第一原発から半径20キロ以内の警戒区域で車と牛が衝突する事故が相次いでいる。7月以降に双葉署管内の警戒区域で起きた同様の事故は12件に上り、同署は原発作業員らに注意を呼び掛けている。  同署によると衝突事故は楢葉町で7件、富岡町で3件、...[記事全文

除染作業を初公開 川俣・山木屋のモデル事業 

乙八区集会所で除染作業を確認する山木屋自治会の役員ら
 日本原子力研究開発機構(JAEA)は20日、国の除染モデル事業を実施している計画的避難区域の川俣町山木屋字坂下地区で、初めて地域住民に除染作業を公開した。  山木屋自治会の大内秀一会長ら役員約20人が現地を訪れた。乙八区集会所の屋根や雨どいの高圧洗...[記事全文

【攻防 電力マネー2】首相に交付金 熱望 立地当時、恩恵求め

 昭和47年秋、東京・目白にある邸宅の前で1台の車が止まった。降り立ったのは知事、木村守江。邸宅の主は、この夏、首相に就いたばかりの田中角栄だった。木村は原発立地の県や市町村を支援する交付金の創設を要望した。  「俺の所にも原発ができる。地元にお金を...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【若松の汚泥処理】基準以下でも拒否 宮城の業者「安全担保されず」

会津若松市下水浄化工場敷地内に仮置きされている汚泥
 県内の下水処理施設で汚泥の処理が進まない問題で、会津若松市は21日から宮城県の肥料業者に汚泥を搬出する予定だったが、20日になって受け取りを拒否された。汚泥の放射性セシウム濃度は肥料としての流通基準値200ベクレルを下回っているが、業者側は「周辺住...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 畜産農家の絆に感謝 北海道から牧草支援続々

北海道の畜産農家から送られた牧草ロールに感謝する遠藤さん
■二本松の遠藤さん 廃業の危機乗り越え  約500キロ離れた北の国から届けられた牧草ロールに、二本松市田沢の畜産業遠藤恵子さん(56)は胸を熱くした。「これでまた牛たちを飢えさせず、乳を搾ってやれる」  東京電力福島第一原発事故の放射性物質による影響...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【攻防 電力マネー1】全廃炉で財政危機 自治体、収入源探る

原発廃炉の財政的な影響が示された県幹部による会議。大幅な減収が見込まれ、危機感が募る=11月22日、県庁
 「大変な額だ。県や市町村の財政は大丈夫なのか」。配られた内部資料を前に県幹部は危機感を抱いた。11月22日、県の三役と部長らによる会議。原発の廃炉に向けた課題の洗い出しがテーマの1つだった。  資料には、発電所の立地に伴い、1年間に県や市町村にもた...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

今を生きる 手のひらにいとしいわが家 50分の1模型で「再建」 避難暮らし、思い出よみがえる

わが家の模型を手に思い出話をする勝彦さん(左)と志津子さん
■大熊の田端勝彦さん・志津子さん夫妻  いたずらをしたわが子を叱った居間、孫がよちよち歩きをした廊下、愛犬が無邪気に走り回った庭...。全部が手のひらの上にある。新潟県柏崎市で避難生活を送る大熊町の会社役員田端勝彦さん(66)は、妻志津子さん(62)...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

国に対策強化求める声 除染重点地域指定の40市町村

 国の負担で除染を進める「汚染状況重点調査地域」に県内40市町村の指定が決まった19日、除染で出た廃棄物の仮置き場の確保、業者不足などに対する懸念が関係者に広がり、国の対策強化を求める声も上がった。  須賀川市は8月に除染方針を決定したものの、仮置き...[記事全文

県が小児医療拠点整備 県内各地に設置へ

 東京電力福島第一原発事故で子どもの健康管理に関心が高まる中、県は小児専門の医療拠点の整備に向けた検討に入った。福島医大を中核施設とし、県内各地に拠点病院を設ける方針。小児がんなど子どもの疾病に関する専門性を高め、安心して子育てができる環境を整える。...[記事全文