東日本大震災

2011年12月アーカイブ

「世界のみんなが思っている」 オノ・ヨーコさん佐原小児童を激励

直筆で「世界祈念」と記し、児童に思いを語るオノ・ヨーコさん(左)=福島市・佐原小
 ビートルズのメンバーの故ジョン・レノンさんの妻で、芸術家のオノ・ヨーコさん(78)は6日、福島市の佐原小を訪れ、東京電力福島第一原発事故で避難生活を送る児童らに「あなたたちは孤立していない。世界のみんなが思っている」と励ました。  オノさんは8日に...[記事全文

来年9月末 解除視野 警戒区域

 東京電力福島第一原発事故の避難区域見直しで、政府は6日までに、「居住制限」「解除準備」の両区域設定後も福島第一原発から半径20キロ圏内の警戒区域は残し、立ち入り制限を続ける方向で調整に入った。区域内を一気に開放することでの混乱を避ける「激変緩和」措...[記事全文

県が支援検討 賠償対象外の26市町村

 県は文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会の指針で対象外となった県南、会津、南会津地方26市町村の住民の精神的損害などに対し、県原子力被害応急対策基金の活用を含めて支援を検討する。ただ、基金の財源について国は現段階で確保の見通しを示しておらず、具体的...[記事全文

12日、がれき撤去再開 いわき漁協2カ月ぶり

 国の第三次補正予算に漁業者の雇用対策費が盛り込まれたことを受け、いわき市漁協(矢吹正一組合長)は12日、約2カ月ぶりにがれき撤去を再開する。6日、市内の県水産会館で理事会を開き決めた。  矢吹組合長ら約20人が出席した。市漁協によると事業費は県を通...[記事全文

西山氏の解任求める 県議会の自民、公明両会派が県に要望書

 女性スキャンダルで懲戒処分を受けた西山英彦・経済産業省元官房審議官が環境省福島除染推進チーム次長に就任した人事について、県議会の自民党、公明党両会派は6日、西山氏の解任を求める要望書を県に提出した。内堀雅雄副知事は「国にしっかり伝えていく。真剣に対...[記事全文

町役場議場で開催 広野町の12月議会

 広野町と広野町議会は6日までに、15日開会予定の12月定例議会を町役場議場で開くことを決めた。町役場での開催は3月定例議会以来、約9カ月ぶりとなる。役場機能を移転している県内自治体では初めて。  同町は全域が旧緊急時避難準備区域で、震災後はいわき市...[記事全文

県産米の賠償請求検討 JA福島中央会

 出荷停止や風評被害の影響を受けている県産米について、JA福島中央会は東京電力への損害賠償請求を視野に請求額の算定方法を検討している。6日、福島市で開かれたJAグループ東京電力原発事故農畜産物損害賠償対策県協議会の総会で明らかにした。県にコメの買い上...[記事全文

賠償額11億6200万円 JA伊達みらい「あんぽ柿」

 JA伊達みらいの「あんぽ柿」の加工自粛に伴う損害賠償額は11億6200万円となった。JAグループ東京電力原発事故農畜産物損害賠償対策県協議会の総会で決定した。今月中に請求する。あんぽ柿の分も含めた第八次請求額は29億3700万円とした。  また、東...[記事全文

マニュアル初提示 県農林地除染方針を説明

県から農林地等除染基本方針や除染方法が示された説明会
 県は6日、福島市で県農林地等除染基本方針について市町村担当者、農業団体関係者らを対象とした説明会を開き、基本方針に基づく農用地の具体的な除染方法を記したマニュアルを初めて示した。  マニュアルは水田・畑地、牧草地の反転耕や深耕、果樹の樹皮の削り取り...[記事全文

特殊濾材で除染機開発へ 東経連助成事業に採択

採択報告で来社した野崎教授(右)と竹内調査役
 東経連ビジネスセンターは6日、同センターの「新事業開発・アライアンス助成事業」に、東北文化学園大大学院の野崎淳夫教授(郡山市在住)と県内の3社が共同で研究する「特殊濾材(ろざい)を利用した放射能除染機および濾材カートリッジの開発」を採択したと発表し...[記事全文

牛と衝突、車全焼 警戒区域の富岡の国道

 6日午後5時ごろ、富岡町本岡の6号国道で南相馬市の会社員男性(33)の乗用車が牛と衝突した。乗用車はエンジン部分から出火し全焼した。男性にけがはなかった。  双葉署の調べでは、男性は東京電力福島第二原発の作業を終え帰宅途中だった。7頭で道路を渡って...[記事全文

農畜産物セシウム不検出目標 県農林地除染方針を決定

 県は5日に福島市で開いた除染・廃棄物対策推進会議で県農林地等除染基本方針を決めた。農用地については県内全ての農畜産物からの放射性セシウムの不検出を目指す。  住居などの近くにある森林については平成25年8月末までに空間線量率を今年8月末と比べて半減...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

果樹除染作業を開始 伊達、桑折、国見JAと協力

高圧洗浄機で樹木を洗浄する作業員=桑折町伊達崎地区
 伊達、桑折、国見の3市町がJA伊達みらいなど各生産組織と協力して行う果樹除染作業は5日、管内各地で始まった。  このうち、「献上桃の郷」で知られる桑折町では三人一組で約30班を編成。雨がっぱやヘルメット姿の作業員が高圧洗浄機を使い、モモの木を洗浄し...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

除染で出た枯れ草、土 保管ボックス設置 中島村

保管ボックスに除染作業で出たごみを入れる作業員
 除染作業で出た放射線汚染物を一時的に保管するコンクリート製ボックスの設置作業が4日、中島村川原田字原山の村有地で行われた。水が染み込みにくい上、放射線を閉じ込める能力が高いことが分かり、関係者の関心を集めていた。  作業は原山行政区の主催、村の共催...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

【県内ゴルフ場7社仲介申し立て】 原発賠償一刻も早く 風評で2億円超請求

風評被害でプレー者数が減少しているスパ&ゴルフリゾート白河矢吹
 東京電力福島第一原発事故の風評被害を受けたとして、県ゴルフ連盟加盟のゴルフ場経営会社7社は5日までに原子力損害賠償紛争解決センターに計2億4700万円の損害賠償請求の仲介手続きを申し立てた。連盟は加盟する全ゴルフ場に手続きを求めており、今回は被害額...[記事全文

今を生きる フラガール逆境で輝け 福祉施設で初舞台

華やかな踊りを披露する勿工フラガール
■勿来工高の建築科有志 新たな伝統築く  東日本大震災で被災し仮設校舎での学校生活を余儀なくされている、いわき市の勿来工高の建築科1、2年女子生徒7人が「勿工フラガール・チーム建築」を結成した。5日、市内の高齢者ケアハウス「ハートフルなこそ」で初ステ...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

いら立つ生産者 JA新ふくしま3支店緊急集会 コメ基準超

 福島市渡利地区の農家3戸から食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、JA新ふくしまは5日、同市の北信、東部、南の3支店で緊急生産者集会を開いた。出席した農家からは「渡利地区でも全袋検査すべき」「...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

下水汚泥2万300トン 処理停滞、一時保管続く 県内

 5日に福島市で開かれた県環境審議会では、県が除染と汚染廃棄物処理についての現状と課題を報告した。汚染廃棄物は処理が停滞しているために保管量が増える一方で、下水汚泥は11月25日現在で約2万300トンに上ることが分かった。  県によると、下水汚泥は約...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

仮置き場設置わずか3市村

 除染計画を策定した7市町村のうち、仮置き場を設置したのは福島、伊達、川内の3市村にとどまっている。5日に福島市で開かれた県環境審議会で県が示した。実際に除染作業に着手したのもこの3市村で、仮置き場が設置できなければ除染計画が進まない現状が浮き彫りと...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

富岡町に「廃炉方針」説明 県、復興計画案で意見交換

 復興計画案に県内の全原発の廃炉を盛り込むことにした県は5日、東京電力福島第二原発3、4号機が立地する富岡町と復興計画案に関する意見交換を行い、廃炉への理解を求めた。  野崎洋一県企画調整部長が同町の役場機能がある郡山市のビッグパレットふくしまを訪れ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

旧福島市出荷停止 自分のコメ大丈夫なのに 農家落胆、県対応に批判も

 政府によるコメの出荷停止指示が旧福島市地区に拡大した5日、地区内の稲作農家に「自分のコメは大丈夫なのに」など落胆が広がる一方、県の対応への批判の声も上がった。  国の暫定基準値超の放射性セシウムが検出されたコメが収穫された渡利地区で農業を営む男性(...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

福島・大波の土を調査 放射性物質アドバイザー 2回目

 放射性物質と農産物に関する県のアドバイザーを務める村松康行学習院大理学部化学科教授の研究チームは5日、福島市大波地区を現地調査した。  放射性物質が検出されたコメ農家の水田で土などを採取した11月21日の調査に続き2回目。放射性物質が移行する状況を...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県内除染計画策定 13市町村にとどまる

 警戒区域などを除く52市町村のうち、放射性物質汚染対処特措法に基づく除染計画を策定したのは七市町村、ほぼ完成したのは6市町村で計13市町村にとどまっている。県が11月下旬に調査し、5日に福島市で開いた除染・廃棄物対策推進会議で明らかにした。  10...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

長期居住困難区域 土地買い上げ公共利用 政府調整中間貯蔵施設も視野 年間線量50ミリシーベルト以上想定

 東京電力福島第一原発事故の避難区域の見直しで、政府は新たに設ける「長期居住困難区域」内について土地を買い上げた上で公共目的に使用するエリアを確保する方向で調整に入った。設定時期は未定だが、関係市町村と協議した上で地域を決める。放射線の年間外部被ばく...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

市民向け放射能検査開始 白河市、測定器2台増 栽培野菜や採取山菜

 白河市は5日、これまで実施してきた放射能簡易検査の態勢を充実、一般市民向けの検査体制をスタートさせた。これまでは生産者向けなどに実施してきた。  検査対象となるのは家庭菜園で栽培した野菜や採取した山菜など。店舗で販売している商品や出荷自粛や出荷制限...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

ゼオライト散布 冬に田の土壌改良 伊達市議会一般質問

 伊達市の12月定例議会は5日、一般質問に入り、5議員がコメ問題や農地除染、小学校建設問題などについてただした。  伊達市の旧小国村と旧月舘町で生産されたコメから国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたことなどを...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

旧福島のコメ隔離へ 緊急生産者集会JA側方針 基準値以下も回収

 5日に福島市のJA新ふくしまの北信、東部、南の三支店で開かれた緊急生産者集会では、JA側が旧福島市で生産されたコメについて全戸検査の結果で放射性物質が暫定基準値を超えなかった農家のものでも消費せずに保管し、既に親戚などに販売したものは自主回収するよ...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

旧福島市出荷停止 3例目 中心部含む406戸 渡利コメ基準超

 福島市渡利地区の農家のコメから国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、政府は5日、原子力災害対策特別措置法に基づき、同地区を含む旧福島市の今年産米を出荷停止とするよう県に指示した。出荷停止指示は同市大波地区(旧小国村)、伊達市の霊山...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

浪江・小高原発中止決議案を可決 南相馬市議会全会一致

決議案の提出理由を述べる渡部委員長
 5日開会した南相馬市の12月定例議会で、市議会の東日本大震災及び原発事故対策調査特別委員会は東北電力が計画している浪江・小高原子力発電所の建設中止と県内全ての原発の廃炉を求める決議案を提出。決議案は全会一致で原案通り可決した。  市の合併協定書に「...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

サービス業9月以降は全額賠償 東電、原発風評被害と判断

 東京電力は5日、福島第一原発事故で風評被害を受けている観光業以外のサービス業について、9月以降分から昨年同時期比の減収分を全額賠償すると発表した。東日本大震災発生直後から8月末までは、震災の影響として3%を減収分から差し引くが、半年以降は原発事故に...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

会員が抗議声明 経済学史学会大会 福大から会場変更

 全国の経済学史研究者らでつくる経済学史学会(代表幹事・栗田啓子東京女子大教授)が来年度の全国大会の会場を福島大から北海道・小樽商科大に変更した問題で、水田健東日本国際大副学長ら会員有志は5日、代表幹事と常任幹事に抗議声明を出した。  水田副学長は同...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

県、霊山の農家対象に説明会 コメの基準値超

 伊達市の旧小国村と旧月舘町で生産されたコメから国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたことを受け県は4日、霊山地域の農家を対象にした説明会を開いた。  県は現在行っている今年産米の全戸調査について、基準値以下で...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

被災した県内4福祉団体助成 日本財団

 日本財団は4日までに、東日本大震災で被災し、リフォームなどを必要とする福祉団体を対象にした助成先を発表し、本県から4件が選ばれた。  相馬市の「相双に新しい精神科医療保険福祉システムをつくる会」に1000万円、郡山市の「心愛会」に378万円、いわき...[記事全文

野球少年に笑顔 いわきにプロ野球選手訪れ指導 

地元の子どもたちと交流を深めた選手会長の新井選手
 日本プロ野球選手会主催の被災地支援事業「ベースボール・クリスマス2011INいわき」は4日、いわき市のいわきグリーンスタジアムで開かれた。県内の小中学校の野球部など約150チームから保護者を含め約5000人が集まり、憧れの選手と交流を深めた。  選...[記事全文

三条市長を感謝で出迎え 避難していた南相馬市民 

三条市に避難していた小高区民と再会を喜ぶ国定市長(右)
 南相馬市民約700人が一時避難していた新潟県三条市の国定勇人市長は4日、南相馬市鹿島区の仮設店舗福幸商店街を訪れ、仮設住宅などで生活する元避難者の歓迎を受けた。  南相馬市民が三条市に避難したのは3月18日の未明。温かい弁当で歓迎を受け、1週間ぶり...[記事全文

南相馬の病院に医師派遣 要請受け栃木県医師会

 東京電力福島第一原発事故などの影響で医師不足に陥っている南相馬市立総合病院(金沢幸夫院長)を支援するため、栃木県医師会(太田照男会長)は土、日曜日に救急診療ボランティア医師を派遣する。3日から勤務がスタートした。都道府県医師会からの派遣は初めて。東...[記事全文

【県、市町村の財政】国補助外の支出増 ニーズ合わず悪化

震災で被害を受けた郡山市役所。耐震化を含めた改修は市の自主財源で対応せざるを得ない状況
 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故への対応で県や市町村は、国の補助対象外の事業に多額の支出を強いられている。国は補正予算で除染関連費などを相次ぎ計上しているが、自治体負担があるなどして持ち出しは増える一方だ。内部被ばく調査関連費など全額自主財源...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 復興 貢献したい 医聖の生き方 力に

復興への願いを込めたTシャツを着てプロジェクトを説明する尾股さん
■日大工学部 尾股定夫教授 16日 郡山で慈善イベント  「研究者の一人として日本の原子力政策に警鐘を鳴らせなかった」―。日大工学部教授の尾股定夫さん(64)が中心となって始めた復興支援活動「まげでらんにプロジェクト」には、東日本大震災、東京電力福島...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

放射線 放射性物質 Q&A 小学生らのバッジ式積算線量計測定 個人の外部被ばく示す 県、市町村の助言が必要

■回答者 県放射線健康リスク管理アドバイザー・長崎大大学院教授(放射線医療科学専攻) 高村 昇さん  県内では市町村が小中学生や幼児、妊婦らにバッジ式積算線量計を配布し、線量計を着けた子どもの姿を目にします。各家庭に測定結果の通知が届いているようです...[記事全文

カテゴリー:放射線・放射性物質Q&A

月舘の農家に説明会 線量基準超で県、東電など

月舘の農家に説明会 線量基準超で県、東電など  伊達市の旧小国村と旧月舘町で生産されたコメから国の暫定基準値(一キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたことを受け、県と市、JA伊達みらい、東京電力は3日、月舘地域の農家を対象にした...[記事全文

カテゴリー:福島第一原発事故

NYに復興願う灯 絵ろうそく手に祈りの輪

「Blue Sky Project in NY」のキャンドルナイトイベントは2日(現地時間)、米国ニューヨーク市中心部のユニオンスクエアで開かれた。東京電力福島第一原発事故で避難している大熊町の子どもたちの願いを書き込んだ会津絵ろうそくをともした。現地在住の本県出身者も参加し、涙で古里の復興を祈った
【米国ニューヨーク市で神野誠記者】東日本大震災と東京電力福島第一原発事故からの復興に取り組む本県の姿を発信する「Blue Sky Project in NY」で米国ニューヨーク市を訪れている実行委員会一行は2日(現地時間)、中心部のユニオンスクエアで...[記事全文

家庭用コメの簡易検査始める 福島市、週ごとHPで結果公表へ

福島市民が依頼したコメの放射性物質を検査する職員
 福島市は3日、市民が家庭で食べる市産のコメを対象とした放射性物質の簡易検査を始めた。11月28日から受け付けた予約は2日までに773件となり、初日はこのうち75検体を調べた。検査結果は1週間ごとに検体数や検出された放射性物質の最大値、最小値などをホ...[記事全文

文科省が除染専門家派遣 原町の太田小で作業

割り箸と雑巾で教室の窓枠を磨く参加者
 文部科学省が県内の学校などの線量低減に向けて除染の専門家を派遣する事業が3日、旧緊急時避難準備区域の南相馬市原町区の太田小で始まった。  事業は「除染に関する緊急実施基本方針」に基づく対応で、旧避難準備区域の5市町村を優先し、専門家が有効な除染方法...[記事全文

学習発表会で笑顔の共演 富岡町の小中学校が三春町で

仮校舎での学習発表会でダンスを披露する富岡町の児童
 三春町の工場内にある富岡町立小中学校三春校で3日、合同学習発表会が開かれ、併設幼稚園を含む約90人が3カ月間の学習成果を披露した。  三春校は富岡町内の4小中学校(一小、二小、一中、二中)の仮校舎として9月に開設された。東京電力福島第一原発事故に伴...[記事全文

【粘土層、一気に崩落】複合的な力 作用 白河 大規模地滑り

3月11日の東日本大震災で大規模な地滑りが発生し、民家が押しつぶされた白河市葉ノ木平地区(手前)=4月21日撮影
 白河市の葉ノ木平地区で13人が犠牲となった東日本大震災による大規模な地滑りの発生から9カ月を迎える。これまでに、粘土化した大量の土砂が民家をのみ込み、迅速な救出活動の妨げとなったことが判明。地層内の水圧が上昇し、山の斜面の大崩壊につながったメカニズ...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・検証

今を生きる 古里 応援ホノルル駆ける 11日「マラソン」初挑戦 

 ホノルルマラソンで着用する応援Tシャツ
■福島出身 平野温子さん  福島市出身の会社員平野温子さん(25)=東京都=は東日本大震災の発生から9カ月目の11日にハワイ・ホノルルマラソンに初挑戦し、古里の復興支援を世界にアピールする。チァリティーTシャツを作製し、他の出場者と共に着て走る。販売...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

果樹生産者に除染技術伝授 県農業総合センター

 県農業総合センターの技術移転セミナーは2日、福島市飯坂町の同センター果樹研究所で開かれ、生産者らが果樹園での放射性物質の除染技術を学んだ。  午前と午後の2回行われ、合わせて約150人が参加した。松本登所長があいさつした後、額田光彦主任研究員がナシ...[記事全文

和解仲介手続き5日にスタート 原発紛争センター

 東京電力福島第一原発事故の損害賠償をめぐる和解を仲介する「原子力損害賠償紛争解決センター」は5日、いわき市文化センターで県内初の仲介手続きをスタートさせる。  同センターには1日現在、281件の申し立てが寄せられている。今回の手続きをトップに、県内...[記事全文

11世帯避難希望 伊達の勧奨地点

 伊達市で新たに特定避難勧奨地点に指定された15世帯のうち、12世帯から避難するかどうかの意向調査が届き、11世帯は避難を希望していることが2日、分かった。  1世帯はとどまることを希望している。市は今後、残る3世帯の意向を確認し、面談を通して避難支...[記事全文

【沿岸部の消防団】避難で団員不足深刻 地域の安全危機 被災設備復旧滞る

南相馬市の沿岸部には津波で壊れた消防車両が残る=南相馬市原町区萱浜
 東日本大震災の津波や東京電力福島第一原発事故は沿岸部の消防団にも大きな影響を及ぼし、地域の安全確保に支障を来しかねない懸念が出ている。多くの避難者がいる自治体は団員不足に悩む。被災した設備の復旧は滞ったままだ。関係者は「早く被災地復興の青写真ができ...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

【立地の遺伝子11】「電源地域」の未来は 厳しい再生の道のり

原発に関する記述の削除を協議した県総合計画審議会の会合。本格的な見直し作業が年明けから始まる=11月16日、福島市
 「原発は地域振興に貢献してきた。原発に依存しない代わりに、何をしていくかを考えなくてはならない」。県商工会連合会長の田子正太郎(73)は11月の県総合計画審議会で注文を付けた。  県は震災と原発事故を受け、審議会に県総合計画「いきいき ふくしま創...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

福島市渡利の3戸基準値超 県のコメ検査 大波で新たに2戸

 県は2日、福島市渡利地区の農家3戸のコメから国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える最大590ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。県は同地区を含む旧福島市のコメの出荷自粛を要請した。同市大波地区(旧小国村)の検査でも新たに2...[記事全文

離職者の就労支援 県、5年計画で素案

 県は東日本大震災や東京電力福島第一原発事故で職を失った被災者らの就労支援策として震災や原発事故からの復旧・復興関連業務に従事する人材育成を推し進める。原発廃炉後の相双地方の雇用確保も見据えた取り組みで、今年度から5年間の県職業能力開発計画素案に盛り...[記事全文

避難先から古里を確認 飯舘にウェブカメラ

ウェブカメラで村内の映像を確認する佐藤自治会長(右)=福島市、松川工業団地第2仮設住宅集会所
 東京大の佐藤知正教授(情報理工学系研究科知能機械情報学)は1日、飯舘村に工場を持つ菊池製作所(本社・東京都)などとの協力で、村内の様子を電柱に設置したウェブカメラで確認できる「ふるさとモニタリングシステム」を構築した、と発表した。  システムでは避...[記事全文

楢葉町が避難者へ情報配信を開始 電話、ファクス、メールを活用

 楢葉町は1日、全国各地に避難している町民に電話、ファクス、メールで情報提供する「一斉情報配信サービス」を開始した。情報を受けた町民は既読のサインやアンケートに答える仕組みで、町は一人暮らしの高齢者の安否も確認できる。  これまでメールマガジン「楢葉...[記事全文

家庭の食事の線量調査「健康に問題ないレベル」 コープふくしま

 コープふくしま(本部・福島市)は組合員を対象に食事に含まれる放射性物質の検査を今年度実施するのを前に、先行調査した11世帯の結果を1日、公表した。11世帯のうち3世帯から放射性セシウムが検出されたが、健康には問題ないレベルとしている。その他の8世帯...[記事全文

町役場機能の帰還開始 いわきに移転の広野町

町役場で業務を再開した除染対策グループ
■3グループ週内に戻す  東京電力福島第一原発事故の影響で役場の本庁機能をいわき市の湯本支所に移している広野町は1日、除染対策、建設、産業の3グループを町役場に戻す作業を始めた。  役場機能を移転している県内自治体で初の動きで、週明けから除染や復旧・...[記事全文

国の全面支援確認 コメ緊急調査

筒井副大臣に支援を求める松本副知事(右)
 コメの放射性物質緊急調査の実施に向け、松本友作副知事は1日、農林水産省で筒井信隆農水副大臣と面会し、県と国で実行計画を作成し、調査では国が全面的に支援していくことを確認した。  松本副知事はコメに含まれる放射性物質の分析に必要な機器と費用の支援、暫...[記事全文

今を生きる 会津が守った「白冨士」 警戒区域から必死で持ち帰った酵母、結実 花春酒造の支援受け販売へ

搾りたての原酒を見詰める(左から)真理さん、守さん、周平さん。宮森社長(右)も温かく作業を見守った
■双葉・冨沢酒造店の伝統銘柄  「懐かしい味と香りがした。まるで双葉に戻ったようだ」。双葉町の蔵元「冨沢酒造店」社長の冨沢周平さん(57)は、会津若松市の花春酒造で搾りたての原酒を口にし、ふるさとへの思いを重ねた。「守、真理、宮森さんありがとう」  ...[記事全文

カテゴリー:連載・今を生きる

【立地の遺伝子10】大風呂敷の青写真 県、発展へ頼り続ける

衣替えしながら策定されてきた総合計画。原発立地による地域振興は柱であり続けた
 知事佐藤雄平(63)は30日昼前、県庁で来客を待った。県内の原発全ての廃炉を表明する記者会見が約2時間後に迫っていた。  相手は県総合計画審議会の正副会長。佐藤が受け取った答申は、県政運営の道筋を示す県総合計画「いきいき ふくしま創造プラン」(平成...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【県内公共工事】入札中止相次ぐ 建設業 人手不足 復興需要に追いつかず

入札が中止となり、工事業者が決まっていない会津若松市の東部公園トイレ
 県内の各業種で復興需要が増加する中、建設業界では人員や機材繰りが追いつかず、公共工事の入札が中止になるケースが相次いでいる。会津若松市では2回続けて「入札者ゼロ」という異例の事態も。各自治体は業者が入札に参加しやすいよう入札条件を緩和するなどの対策...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

4日に一時帰宅2巡目が終了 3巡目は年明け検討

 東京電力福島第一原発から半径20キロ圏内の警戒区域への一時帰宅は4日で2巡目を終了する。2巡目には約2万世帯、約5万人が参加した。3巡目は年明けから行う方向で検討している。  2巡目のマイカー持ち出しを7日から開始する。1巡目では4152台を持ち出...[記事全文

富岡で一時帰宅

 東京電力福島第一原発から半径20キロ圏内への一時帰宅は30日、富岡町で行われた。  91世帯183人が参加し、全員が自家用車を使って警戒区域へ入った。最大の空間放射線量は毎時11・30マイクロシーベルト、個人の積算放射線量は1~14マイクロシーベル...[記事全文

県弁護士会有志33人 原発賠償の弁護団発足 電話相談 きょうから 面談 10日

 県弁護士会に所属する有志による「ふくしま原発損害賠償弁護団」は30日、郡山市の県弁護士会郡山支部で設立総会を開き、正式に発足した。1日から電話相談受け付けを開始するほか、10日には個別面談相談会も開く。相談は無料。  原発被害の完全な賠償と環境の回...[記事全文

新潟でも弁護団結成

 東京電力福島第一原発事故などを受け、本県から約6500人が避難している新潟県で、同県弁護士会の有志39人が30日、東電への損害賠償請求を支援する弁護団を結成した。  弁護団によると、国の「原子力損害賠償紛争解決センター」への仲介や、請求書類の作成、...[記事全文

「県内全原発 廃炉」 知事、要請方針 

 佐藤雄平知事は30日、県庁で記者会見し、国と東京電力に県内原発10基全ての廃炉を求めていく方針を明らかにした。これに対し、東電は「言及できる状況でない」とするコメントを発表。国も交えた今後の協議の行方が注目される。40年間にわたり原発と「共生」して...[記事全文

県、127旧市町村追加 コメの緊急調査 

 福島、伊達両市の一部のコメから国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、県は今年産米の全戸調査を行う緊急調査地域に新たに28市町村の127旧市町村を加える。佐藤雄平知事が30日、県庁で行った記者会見で明らかにした。県は新たな対象地域の...[記事全文

東電「買い上げ困難」 福島・大波地区産のコメ全量 

 福島市大波地区で生産されたコメが出荷停止となった問題で、東京電力は30日、市が求めた同地区産のコメの全量買い上げは「困難」と市に回答した。  東電被災者支援対策本部の新妻常正副本部長が同日、市役所を訪れ「原子力損害賠償紛争審査会が示した中間指針を踏...[記事全文

【立地の遺伝子9】増設の必要性訴え 脱原発に複雑な思い

 元参院議員佐藤静雄(80)=福島市=は突然の申し出に驚きを隠せなかった。昭和60年、原発立地の窓口である県企画調整部長を務めていた。  「東京電力に連れて行ってほしい」。依頼主は東電福島第一原発5、6号機が立地している双葉町の町長、岩本忠夫。昭和4...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・福島と原発

【県内全原発廃炉】知事「もはや民意」 安定供給、減収...反発必至

会見で県内の原発の全基廃炉を求める佐藤知事
 東京電力福島第一原発事故を受け、佐藤雄平知事が県内の原発全基の廃炉を求める方針を打ち出した。「廃炉こそ県民の民意」とする判断が働いたが、電力の安定供給を求める経済界からの反発も予想されるなど本県の主張が国、東電に抵抗なく受け入れられるかどうかは不透...[記事全文

カテゴリー:3.11大震災・断面

今を生きる 浪江のGゴルフ仲間、再会 交流に「胸躍る思い」

交流会で絆を確かめた浪江・桑折の会員
■県内外避難の30人、桑折の協会と親善大会  県内外に離散した浪江町のグラウンドゴルフ仲間が30日、桑折町の保健福祉センターやすらぎ園グラウンドで8カ月半ぶりに再会した。浪江、桑折両町の協会が親善大会を合同で開いた。寒風が吹くあいにくの天候だったが、...[記事全文