東日本大震災

  • Check

「通学させない」3分の1 川内村が保護者に意向調査

 川内村が帰還後の来年4月の保育園・小中学校の再開に向け、園児・児童・生徒ら全227人の保護者に行った意向調査で、回答した147人のうち54%に当たる80人が、学校が再開しても「通学させない」と答えた。全対象者の3分の1に上る。18日、郡山市のビッグパレットふくしまで開かれた2回目の保護者懇談会で示された。村教委は年内にも再度意向調査を行い、来年4月の保育園・小中学校再開に向けた準備を進める。
 川内村の平成24年度の児童・生徒予定数は保育園55人、小学校113人、中学校59人。今回の意向調査の回答率は64・75%だった。
 「通学させない」と答えたのは保育園19人、小学校42人、中学校19人で回答者の5割を超えていた。「検討中」が保育園3人、小学校7人、中学校4人おり、「人数・方針による」も保育園1人、小学校5人、中学校1人いた。
 「再開後、通学させる」と答えたのは保育園5人、小学校7人、中学校6人。「除染の条件付き」は保育園2人、小学校5人、中学校1人だった。小学校2人が「学期の区切りから」と答えた。「長期的にみて、または25年度から」は保育園3人、小学校11人、中学校2人だった。
 村は学校がコミュニティーの拠点との考えから少人数でも再開させる方針で、遠藤雄幸村長は懇談会で「(希望者が)ゼロでなかったことにホッとしている」と話した。
 18日に開かれた川内村の保育園・小・中学校保護者懇談会には約60人が出席した。
 学校再開に向け、放射線量や除染の進ちょく状況、学習環境、スクールバス、雇用、医療など出席者からさまざまな意見や要望が出され、遠藤雄幸村長や石井芳信村教育長らが答えた。

東日本大震災の最新記事

>> 一覧