東日本大震災

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路線バス使いモニタリング 福島で京大が実証実験

路線バスに設置される放射線測定装置

 路線バスに放射線測定装置を搭載して東京電力福島第一原発事故で拡散した放射性物質の環境モニタリングをする実証試験が27日、福島市で始まった。
 京都大原子炉実験所が福島交通と協力して行う。装置はバス内の最後部に設置され、3秒に1回放射線量を測定しながら営業運行する。測定値は衛星利用測位システム(GPS)による位置情報と合わせ地図上に表示され、インターネットを通じて情報を共有できる。市内の路線バス1台で数週間、実証試験を行う。
 県内ではこれまで県が同様の装置を乗用車に積載し、放射線量が局地的に高い「ホットスポット」を探す実験や通学路の線量調査などを行ってきた。今回、路線バスに設置した放射線測定装置は従来の装置に比べて小型化し、補正作業が自動化された。設置も簡単になり、専門知識のある測定者の同乗が不要になった。
 同大は実用化すれば複数の路線バスやコンビ二の配送車などに取りつけ、生活圏内の放射線量を継続してリアルタイムで測定できるとしている。結果はインターネットを通じてパソコンや携帯電話などから、最新情報を見ることができるようになる。今回は実証試験のためデータは公表しない。

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