東日本大震災

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相双11学科定員割れ 県立高全日制1期選抜志願状況 

 今春の県立高校入試の1期選抜(自己推薦)と地元の連携中学の生徒を受け入れる連携型選抜の出願が24日に締め切られた。東京電力福島第一原発事故で平成24年度も引き続きサテライト校を設置する相双地区の8校12学科のうち、小高工・機械を除く、8校11学科で定員を下回り、浪江・普通は0・13倍に落ち込んだ。全日制1期選抜の募集定員5055人に対する出願者は7978人で前年より463人少なく、平均倍率は1・58倍で、1~3期選抜となった平成15年実施の入試以降、過去最低となった。

 浪江・普通のほかサテライト校を継続する高校では、浪江津島・普通が0・31倍、小高工・工業化学が0・33倍、双葉・普通が0・34倍、富岡・国際スポーツが0・35倍などと軒並み低倍率となった。小高工・機械は1・79倍で唯一、定員を上回った。

 生徒を確保する目的で今春、双葉・普通、浪江・普通、浪江津島・普通、富岡・国際スポーツ、双葉翔陽・総合、小高工・機械、電気、電子、工業化学の6校9学科が1期選抜枠を増やした。しかし、小高工・機械以外はいずれも、1期選抜の定員に満たない志願状況となった。県教委は「各地に避難している受験生がサテライト校に通う場合、親元を離れなければならないケースも出てくる。こうした事態を避ける傾向もあるのでは」と分析する。

 高倍率は郡山市の高校が上位を占めた。安積・普通が3・22倍で唯1、3倍を超えたほか、郡山・普通が2・97倍、郡山商・情報処理が2・93倍、安積黎明・普通が2・75倍と続いた。

 前年より倍率が下がった学科は103学科、上昇したのは67学科で、5学科は変わらなかった。定員割れした学科は前年より22学科多い37学科となった。

 全日制1期選抜の平均倍率は、これまで最も低かった前年の1・67倍を0・09ポイント下回った。

 1期選抜は2月2、3の両日、面接や実技、小論文の試験を行い、7日に合格内定を通知する。3月8日に学力検査を実施する2期選抜と合わせ、3月14日に合格者を発表する。

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