東日本大震災

「連載・今を生きる」アーカイブ

  • Check

今を生きる 県高校PTA広報紙コンクール 小高工が1位 困難越え編集 評価

1位に輝いた小高工PTA広報紙を手にする片山さん

 県高校PTA広報紙コンクールの審査会は24日、福島市で開かれ、小高工(伊藤裕隆校長)が1位に選ばれた。対象となった「小高工高 吉名の丘」の昨年12月15日号は、東京電力福島第一原発事故でサテライト5校に分散して学ぶ生徒の学習、活動の記録をまとめた。

■委員長の片山さん「頑張る気持ちを」
 PTA活動が停止し会費もなかったが、平成22年度の広報委員長を務めた片山高明さん(60)が「分散学習、支援を受けた研修旅行、津波被害などの情報を残さなければならない」と広報紙発行を学校に要請した。10月8日、片山さんを委員長に、教師を中心にした7人が企画会議を開いて制作を始めた。
 A3判、カラー4ページ。1面は「人づくり」をテーマに、サテライトの相馬、郡山北、二本松工、平工、会津工に通う生徒代表が寄稿した。2面は1、2年生を勇気づける「夢」。希望者の97.6%が就職した(昨年12月現在)進路を特集し、県内外の学校からの支援を受けて行った実習を紹介した。
 3面「絆」では、愛媛県の招待を受けた修学旅行、山梨県での入学式、石原慎太郎都知事の激励を受けた東京での合同進路学習合宿研修会を掲載した。4面「勇気」は合同練習ができなかったにもかかわらず夏の甲子園福島大会ベスト4に進んだ野球部の活躍を振り返った。「哀悼」では津波の犠牲になった生徒7人を写真で紹介している。
 片山さんは「記録としてもっと掲載したかった。生徒も親も頑張る気持ちになってくれればうれしい」と話す。現在、卒業式で配布する3月1日号を編集している。
 同校は新年度からサテライト校を解消し、南相馬市原町区のサッカー場に仮設校舎を設ける。

■川俣が2位 福島南3位
 コンクールは川俣が2位、福島南が3位に選ばれた。県高校PTA連合会の主催。地区代表の15校が県審査を受けた。上位3校の広報紙は2月4、5の両日、秋田市で開かれる東北コンクールに出品される。

カテゴリー:連載・今を生きる

「連載・今を生きる」の最新記事

>> 一覧

東日本大震災の最新記事

>> 一覧